母乳はむし歯になるの?

粉ミルクと違い母乳はむし歯にならないと思っていませんか?
ところが母乳と粉ミルクの糖の含量成分に大きな差はなく、むし歯になるリスクも差はありません。
むし歯を予防するには母乳か粉ミルクどちらにするかではなく哺乳時間や哺乳姿勢が大事であります。
母乳に多いことかもしれませんが、夜中の頻繁な授乳。これはむし歯になりやすいため気をつけましょう。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院

痛かったむし歯が痛くなくなった?

むし歯がすごーく痛かったのに、我慢していたらそのうちに痛みがなくなって、治ったような気になって安心している人はいませんか?
でもそれは間違いです。残念ながらむし歯は自然には治りません。
痛くなくなったのはむし歯がかなり進行してしまい、歯のエナメル質と象牙質に穴が開き、歯の中の神経のある部分(歯髄)にまで達し、神経が死んだり腐ったりしてしまったからです。
痛くなくなったからといってこれを治療をせずに放置しておくと、細菌により歯の根の先に炎症が起こり膿がたまったり、それが周りにまで広がったりとさらに大変な歯の病気になる可能性があります。それゆえ神経が死んで痛くなくなったむし歯はより治療が必要となってくるわけです。
ですから歯医者に行くのを億劫がったり、間違った自己診断をされずに、できるだけ早い時期にきちんとした歯の診断と治療を受けられることをおすすめします。
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赤ちゃんのお口はきれい

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌(ミュータンス菌)はいません。
生後6か月~3歳くらいをピークに、主に親などからキスや食器を介してうつるといわれています。
ですからまずはその親たちのお口の中のミュータンス菌を減らすことが大切です。フッ素やキシリトールを取り入れたり、きちんとしたケアでお口の中を清潔にし、できるだけ感染のリスクを低くしたいものですね。baby
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キシリトールについて[その2-キシリトールの摂り方]

キシリトールの効果的な摂り方についてお話します。
①効果的な量:1日当たり5~10g
(例:歯医者さんが作ったチョコレート 1回1~3粒程、1日1~3回程(幼児は1日1回、1粒程度)
キシリトールガム 1回1粒、1日5粒程度 1日3~5回、
キシリトールタブレット 1回3粒程 1日3~5回程(5歳以上)
②回数:毎食時&間食時&就寝前(1日3~5回) *1度にたくさん食べるより、分けて摂る方が効果的
③タイミング:歯みがき前でも後でも寝る前でもOK。(歯みがき前に摂れば歯垢を落としやすくなりますし、歯みがき後で摂れば歯質強化になります。ただし、フッ素入りの歯みがき剤を使用するときは、フッ素がガムについてしまうので歯みがき前に摂る方がよいです)
④食べている時間:ガムー1粒を5~10分、チョコレートーゆっくりなめて溶かします。
⑤期間:予防の為には毎日続けて摂ることが大切。2週間程で歯垢が減り始め、3カ月程でむし歯になりにくくなります。
注意しなければいけないことは、キシリトール比率が100%かどうか。一般の市販品のキシリトールガムは30~70%となっているので他の砂糖類が含まれると予防効果がありません。歯科医院専売のみ100%キシリトールガム、チョコレートとなっています。タブレットについては市販品との成分に違いはないようです。
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キシリトールについて[その1、キシリトールとは…]

最近ガムやチョコレートなどでよく「キシリトール」という言葉を見かけますが、歯科分野で用いる「キシリトール」について少しお話させていただきます。
まず、キシリトールとはシラカバやカシを原料に作られる天然素材の甘味料で、普段私たちが食べているイチゴ、ラズベリー等の果物、レタス、ホウレンソウ、カリフラワー等の野菜などにも含まれています。体内の中でも生産されています。
甘さは砂糖と同じなのに、カロリーは25%も低め、インシュリンに依存しないので糖尿病の方でも大丈夫な甘味料です。

キシリトールには次のようなむし歯の予防効果があります。
①むし歯菌にむし歯の原因となる“酸”を作らせない
②むし歯の原因となる歯垢(プラーク)の形成を抑制する
③歯垢(プラーク)の歯面への付着を抑制する
④むし歯菌を減少させる
⑤唾液分泌増加作用により再石灰化(むし歯になりかけた部分をもとに戻す)を促進させる
子供のむし歯数が少ないフィンランドでは、むし歯予防として小さい頃からキシリトールガムを噛む習慣があるようです。
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哺乳ビンでジュース??

寝る前などに哺乳ビンbaby_bottleでジュースをあげていませんか?
確実にむし歯だらけになってしまいますよ
ジュースにはたくさんの砂糖が入っています。哺乳ビンで飲む時のように長時間(食べることも含めて)、口の中にむし歯の原因となるようなもの(砂糖など)がある状態はよくありません。特に就寝時は唾液の分泌量も減るので、むし歯菌の恰好の餌食となります。
飲んだり、食べたりするときはだらだらと時間をかけないで、決まった時間、おやつの時や食事の時などにするよう習慣付けましょう。そしてその後は、口をゆすいだり、歯を磨いたりしてむし歯にならないよう気をつけましょう。
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