神経の治療をした歯の色が気になる・・・改善法は?

歯を真っ白に仕上げるホワイトニングですが、中にはホワイトニングでは白くできない歯があります。レジンが使われている被せ物や抗生物質により変色が起きた歯などは、ホワイトニングでは白くできません。そして、神経を取り除いた歯の変色も、ホワイトニングで白くすることは難しいため、別の方法で白くする必要があります。今回は、神経を取り除いたことによって変色した歯の改善法をお話します。

神経による歯の変色とは?

一般的に、神経が炎症を起こした場合には根管治療と呼ばれる神経の治療が行われます。虫歯菌が神経まで到達した場合や、神経が死んでしまっている場合には根の治療を行い、根管内部をキレイに消毒します。神経の治療を行った歯が黒ずむのは、血液などが変色して、象牙細管という組織に入り込んでしまうことから起こります。象牙質を覆っているエナメル質は半透明のため、象牙質の変色が透けて見えてしまう為です。

奥歯の場合はさほど目立ちませんが、前歯にこの変色が起こると、かなり目立ってしまうためコンプレックスを感じてしまう方が多いと思います。

気になる神経による歯の変色・・・改善法は?

神経による変色を改善し、元の色に戻すにはいくつかの方法があります。まずホワイトニングですが、全く効果がないわけではありません。しかし象牙質の黄ばみではなく、象牙細胞に侵食した黒っぽい変色は、100%ホワイトニングで戻すのは厳しいかもしれません。何度かホワイトニングを重ねると薄くなる可能性はありますが、確実とも言えません。

・ウォーキングブリーチ

まずは根管内部そのものを漂白する「ウォーキングブリーチ」と言う方法が考えられます。根管内部に薬剤を流し込んで漂白し、黒ずみを目立たなくします。一般的にこの処置は2回行われます。ただし必ずしも黒ずみが元の色に改善されるとは限りません。

・セラミック治療

周りの歯の色に合ったセラミッククラウンを被せる方法です。歯そのものの上から被せるため、黒ずみは全く気にならなくなります。金属も使われないため、審美性はぐっと上がります。欠点は、歯を多めに削らなければいけないことです。

・ラミネートべニア

薄いセラミックのシェルを歯の上に貼り付ける治療です。セラミックを貼り付けるため、審美性も良く黒ずみが気になりません。歯を少しだけ削る必要があります。

神経による変色の改善法はいくつかあります。どの方法で元のような色を取り戻すかは状態によって異なります。まずはかかりつけ医に相談してみましょう。

 

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歯並びと舌の位置の関係

歯並びと舌の位置関係は非常に重要です。歯並びや噛み合わせの乱れは骨格が遺伝するものと、日常の癖によるものが考えられます。その日常の癖のひとつに「舌の位置」が挙げられます。ではなぜ舌の位置が歯並びに関係があるのでしょうか。

正しい舌の位置を知っていますか?

舌と聞くと、まず思い浮かぶのは味覚を感じる組織でしょう。しかし舌の正しい位置は?と聞かれたら、答えられる方はそれほど多くないのではないでしょうか。普段意識することはあまりない舌の位置。では舌の正しい位置をご紹介しましょう。

・舌の先端が上顎に触れている

・舌の先が前歯ではなく、前歯の少し後方に触れている

この位置が、「正常位」と呼ばれている舌の正しい位置です。そしてこの舌が触れる位置は「スポット」と呼ばれており、普段からスポットに舌先が触れているのが正しい舌の位置なのです。正しい場所に舌の位置があることで上顎の成長が促され、出っ歯や叢生(ガタガタの歯並び)のリスクが低減します。

歯並びに影響を与える舌の位置や癖とは?

では歯並びに影響を与える舌の位置とはどのような場所なのでしょうか。

・舌の位置が低く、下方に下がっている・・・舌が下方へ下がってる状態。舌が下方に下がると上顎の成長が促されにくく、歯が正しい位置に並ぶスペースが不足してしまいます。そのため歯列が乱れたり、出っ歯になる可能性が高くなります。また下の前歯を押す癖がある場合、下顎が前へ突き出す受け口になるリスクが高まります。なお口呼吸の方は舌の位置が下がっています。

・突出癖・・・舌を前方へ突き出す癖がある方は、出っ歯や開咬合などの不正咬合になる可能性が高まります。

歯列矯正だけでなく、舌の位置や癖に気をつけること

歯並びの悪さの原因は遺伝による顎の狭さだけとは限りません。舌の位置や癖などによっては歯並びや噛み合わせに悪影響を与えてしまう恐れがあります。歯並びの悪さは歯列矯正で改善することができますが、日常の過ごし方によっては歯列矯正の効果が遅くなったりすることもあります。歯は唇、頬そして舌の筋肉に囲まれており、3つの筋肉の圧力のバランスによって安定した位置に歯が並びます。

ところが舌が正しい場所に位置しないと筋肉の圧力のバランスが崩れ、歯並びや噛み合わせにも影響が出てしまいます。普段からあまり意識することが少ない舌ですが、正しい位置にあるかないかで歯並びに違いが出ることがあります。良い歯並びのためにも、正しい舌の位置を意識して過ごしてみましょう。

 

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ホワイトニング後に歯が痛い!原因は?

オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで歯を白くして気分も上々・・・!と思っていたら、なんだか歯が痛い!こんな経験をしたことはありませんか?今回は、ホワイトニング後に起きる歯の痛みについてお話いたします。

ホワイトニング後に歯がしみる原因とは?

歯科医院で使用する、または処方するホワイトニングの薬剤は、歯の色素を分解して白くする作用を持っており、市販の歯磨き剤のパッケージに書いてあるホワイトニング効果とは、根本的に違います。

歯科医院が取り扱っているホワイトニング薬剤により、ホワイトニング後に歯がしみることはそれほど珍しいわけではありません。しかし冷たいものを飲んだりした際に感じる「キーン」とした痛みは、できれば避けたいことでしょう。この痛みはほとんどの場合一過性のもので、一両日中に治まることがほとんどです。そしてこの痛みは俗に言う知覚過敏がほとんどです。

ホワイトニングの薬剤により知覚過敏が起きる原因として考えられるのは

・歯ぎしりなどによりエナメル質がすり減り、内部の象牙質が露出している・・・象牙質は神経を保護している組織で、歯ぎしりによって歯が摩耗した部分は象牙質が見えてしまっています。ここにホワイトニング薬剤が付くと、しみることがあります

・加齢や乱暴な歯磨きで歯ぐきが下がり、根元が露出している・・・歯の根元が露出していると、知覚過敏になることがよくあります

・歯の細かいヒビ・・・目には見えない細かいクラック(ヒビ)が入っていることで、ホワイトニング薬剤がしみてしまうことがあります

・虫歯および虫歯治療後・・・虫歯および虫歯治療後の歯の詰め物にわずかながら段差が生じることがあります。ここにホワイトニング薬剤が付着した場合、痛みとなって現れることがあります

・ホームホワイトニングの装着時間・・・ホームホワイトニングにおけるマウスピース着用時間は、最大でも2時間です。これ以上装着することで歯の神経が刺激され、痛みとなって現れることがあります

できるだけしみるのを防ぐために

せっかく歯を白くしても、術後に痛みが出ると次のホワイトニングが怖くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。もししみた場合、オフィスホワイトニングでは術前にしみ止めを塗布することができるため、スタッフに伝えましょう。

ホームホワイトニングの場合、装着時間は必ず守らなければいけません。ホームホワイトニング後、フッ素入りの歯磨き剤や知覚過敏用の歯磨き剤を使うようにすると、痛みが和らぐことがあります。いずれにしても一過性の痛みのため、それほど心配することはありませんが、不安な場合はスタッフに相談してみて下さい。

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年齢ととともに歯並びが変わる?

永久歯が生え揃うと一生歯並びや噛み合わせはそのままと思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。年齢を重ねるにつれ、歯並びや噛み合わせが変化することはめずらしくなく、気が付けばほうれい線が目立ってきた、なんとなく噛み合わせがおかしい、と感じる方もいらっしゃるでしょう。今回は、年齢とともに歯並びや噛み合わせが変わる原因についてお話いたします。

若いころと歯並びが違う・・・?!

日常の生活に追われると、なかなかご自身の顔をじっくり鏡で見ることはないという方も多いと思います。特に歯並びに関しては、意識せずに過ごしている方がほとんどではないでしょうか。

ある時ふと鏡を見た時、昔と歯並びが何となく違う、噛んだ時に違和感があるような気がする、というお声は案外少なくないものです。実際年を重ねるごとにお口の中は変化し、それに伴って歯並びや噛み合わせにも影響が出てしまうことがあります。その原因として、以下のことが考えられます。

・歯周病・・・年齢を重ねるにつれて歯周病のリスクは高くなります。歯周病になると歯槽骨が溶け、歯が少しずつ動いてしまうことがあります。そのため歯並びや噛み合わせに変化が生じることがあります

・親知らず・・・成人後に親知らずが生えることで隣の歯が押され、本来の歯列からズレてしまうことがあります。また埋伏している親知らずが隣の歯の根を押してしまうことから、歯が傾斜して噛み合わせがおかしくなるケースもあります

・歯ぎしり・・・歯ぎしりは歯や顎の関節に多大な負担をかけてしまいます。歯ぎしりをすることで歯がすり減り、噛み合わせが変わってしまうことがあります

・治療途中の歯・・・虫歯治療などで治療が必要な歯があるにもかかわらず、治療が途中で中断していることはありませんか?虫歯治療、特に根の治療は被せ物が入るまできちんと治療をすることが必要です。仮のフタのまま、土台のままといった状態が長く続くと、噛み合わせの歯が伸びてしまい、噛み合わせが悪くなります

歯並びや噛み合わせの悪さをそのまま放置しないこと

ご紹介したようなことが原因で、年々歯並びや噛み合わせが変わってしまうことがあります。そのままにしておくと、咀嚼に影響が出たり、歯磨きがし辛くなってプラークや歯石が溜まり、歯周病の悪化を招いてしまいます。

最近では成人の矯正を行う方も増えています。審美目的と思うかもしれませんが、歯並びを整えることはお口の健康維持に深く関わります。矯正治療に年齢は関係ありません。目立たない矯正治療など、色々な治療法があるため、歯並びや噛み合わせが気になる方は、いちどかかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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ホワイトニングで白くできない歯はどうすればいいのでしょうか

ホワイトニングで歯を真っ白に仕上げても、白くならない歯があります。ホワイトニングは天然歯のみ効果を発揮しますが、天然歯でもホワイトニングで白くならないこともあります。また人工歯も白くなりません。ではホワイトニングで白くできない歯は、どうすればいのでしょうか。

ホワイトニングで白くならない歯とは?

オフィスホワイトニングもホームホワイトニングも、歯にホワイトニングジェルを塗布して熱を加えることで、歯の内部の色素を分解し、歯を白くします。

しかし歯の状態によってはホワイトニングで白くできないことがあります。オフィスホワイトニングなどで歯を真っ白に仕上げても、一部の歯の色がほとんど変わらなかったらショックですよね。あらかじめホワイトニングできない歯について、しっかり理解しておきましょう。ではホワイトニングで白くならない歯とは、どのような歯でしょうか。

・セラミッククラウンなどの人工歯

ホワイトニングで白くできない歯の代表とも言える被せ物は、ホワイトニングジェルを塗っても反応しません。もし被せ物の変色が気になった場合、色素沈着が起こりにくく細菌も付きにくい、セラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウンなどセラミック系の被せ物にやりかえることが最もおすすめです。

・テトラサイクリン系の抗生物質による変色した歯

幼少の頃にテトラサイクリン系の薬を使用すると、副作用として歯の変色が起こることがあります。抗生物質の副作用による歯の変色は、歯全体がグレーっぽく変色しています。

・神経が死んでしまった歯

虫歯などの細菌感染で歯の神経が死んでしまった場合、根管内部の血管などから出血が起きてしまいます。そのため歯の根元がグレーっぽく変色してしまうことがあります。特に前歯の場合、非常に目立つ部位のため気になる方はとても多いでしょう。

ホワイトニングできない歯はどうすればいい?

ホワイトニングで白くできない歯は、他の方法で白く見せるしかありません。前歯の差し歯が変色してしまった場合は、着色しにくく審美性が高いオールセラミッククラウンなどで新しく作り直します。

テトラサイクリン系抗生物質で色素沈着を起こした歯で、神経が残っている生活歯の場合、歯の表面をごく薄く削り、ラミネートべニアという薄いセラミックの付け爪のようなものを張り付けて白く仕上げることができます。歯を削る量はほんのわずかで、それほど心配しなくても大丈夫です。

神経が死んで歯の根元が黒ずんでしまった場合、被せ物を装着するか、根管内部を白く漂白するウォーキングブリーチという方法で歯のトーンアップを行います。

ホワイトニングで歯を白くできない歯でも諦めず、当院に相談してみて下さい。

 

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成人と子どもの矯正治療の違いとは?

歯列矯正は子どものためのもの、と認識されている方も多いと思いますが、歯の矯正は子どもだけが対象ではありません。長年のコンプレックスである歯並びの悪さを改善し、口元の美しさを求める成人の方が増えています。では成人と子どもの矯正治療は、どこが違うのでしょうか。

子どもの矯正の主な目的とは

まず、子どもの歯列矯正の目的についてお話しましょう。子どもの歯列矯正の目的は、永久歯を正しい位置に導くこと、あるいは乱れてしまった歯列や、遺伝などによる不正咬合を改善し、歯列を整えて正しい噛み合わせにするこを目的としています。永久歯への生え変わりの時期から歯列矯正を始める場合、顎の骨の成長を広げて永久歯が並ぶスペースを作る「第一期治療」という治療を行います。子どもの顎の骨はまだ柔らかく、歯も動きやすいため比較的スムーズに治療が進みます。

第一期治療で顎の骨を広げ、永久歯が正しいスペースに並んだあとは、より歯並びをきれいに整え、噛み合わせを整える「第二期治療」を行います。第二期治療ではワイヤー矯正やマウスピース矯正によって治療が行われます。

矯正を始めた時期により、はじめから第二期治療を行うこともあれば、第二期治療を行わず第一期治療後に様子を見ることもあります。

ただ子どもの場合、まだ顎をはじめとした骨が成長段階のため、最初の予測と違う歯の動きをする場合があり、治療期間が延びてしまうことがあります。

大人の歯列矯正の特徴

では成人の歯列矯正はどうでしょうか。成人の歯の動きは子どもに比べるとやや遅いことが特徴です。また抜歯が必要になるケースも多く、治療期間も子どもの矯正に比べると長くなる傾向があります。

しかし大人の矯正は歯の動きが予測しやすく、治療計画どおりに進みやすいことがメリットと言えます。

成人の歯列矯正は、一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正、裏側矯正などで行われます。お仕事をしている方などは、目立たずに矯正治療ができるマウスピース矯正やセラミックブラケットとホワイトワイヤーを使ったワイヤー矯正を要望する方が多いでしょう。費用や治療期間は矯正方法により違いがあるため、矯正を始める前に主治医に相談してみましょう。

なお歯列矯正を始めるのに年齢制限は特にありません。顎の骨さえしっかりしていれば、何歳でも始められます。ただし歯周病で顎の骨が薄くなっている方、歯の動揺が見られる方は歯列矯正は難しいかもしれません。

口元の美しさはお口の健康に繋がります。それは子どもでも大人でも変わりません。正しい歯列で健康な口元を目指しましょう。

 

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なぜ子どもの矯正は早いほうがよいの?

「歯並びが悪くなりそう」「受け口に見える」など、お子さんの歯並びや噛み合わせについて心配になるけれど、なかなか矯正治療に踏み出せない親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。お子さんの歯並びや噛み合わせを改善するためには、早めに治療を開始したほうが、色々な面においてメリットが多いのです。ではなぜ、お子さんの矯正治療は早期に治療を開始したほうが良いのでしょうか。

お子さんの歯並びが悪くなる原因について

お子さんの歯並びや噛み合わせのお悩みには「叢生(ガタガタの歯並び)「出っ歯」「受け口」「開咬(奥歯で噛んだ時に上下の前歯にすき間ができる)」などが良く聞かれます。お子さんの歯並びの悪さの原因には、遺伝など骨格が原因のものと、指しゃぶりなど、歯性が原因のものが挙げられます。

よく見られるケースとしては、やはり永久歯の歯並びが悪い、前歯が出ている出っ歯でしょう。いずれにしても、歯並びの悪さは見た目だけでなく、将来のお子さんの歯の健康にも大きく影響が出てしまう可能性が高くなります。

お子さんの歯並びは、なぜ早期に治療を始めたほうがよい?

子どもの顎の骨はまだ柔らかく、18歳くらいまで成長し続けます。そのため早期に治療を開始することで、永久歯を正しい歯列へと導くことが可能となります。また大人の歯列矯正では抜歯を伴うことが多いですが、子どもの場合、早期に治療を始めることで抜歯を回避できる可能性が高くなり、お子さんへの負担も少なくなります。

ただ骨格性が原因の場合、症状によっては矯正治療と併せて外科治療が必要なケースもあります。

お子さんの矯正治療の種類

子どもの矯正治療は、「第一期治療」と「第二期治療」に分かれています。「第一期治療」では、主に顎の骨を広げ、永久歯を正しい歯列へと導くための土台作りのような治療を行います。専門的には「床矯正(しょうきょうせい)」と呼ばれ、取り外し式または固定式の装置を使って、顎の骨を少しずつ広げていきます。

第一期治療により永久歯列が正しい位置へ並び、噛み合わせも改善が見られたら、次は第二期治療へ移行します。第二期治療ではよりキレイに、そして精密に歯並びや噛み合わせを整えることことを目的とした治療を行います。第二期治療ではワイヤー矯正やマウスピース矯正などの装置を使った治療が行われます。なお症状によって、第二期治療が不要な場合もあります。

お子さんのためにも、できるだけ早めに治療を開めることが望ましいでしょう

早期に矯正治療を開始することは、お子さんに負担が少なく、効果を発揮しやすい事からメリットが多いと考えられます。お子さんの歯並びで気になることがあれば、できるだけ早めにかかりつけ医や矯正歯科に相談することをお勧めします。

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「ホワイトニング」と書いてある歯磨き剤の効果とは?

ドラッグストアや通販、スーパーなどには実に色々な歯磨き剤が販売されています。虫歯や歯周病に効果的なもの、知覚過敏向けなど、歯の状態に応じた成分が配分されていますが、その中に「ホワイトニング」と記載されている歯磨き剤もいくつか目にします。ではホワイトニングと書かれている歯磨き剤は、本当に歯が白くなるのでしょうか。

歯を白くする「歯科医院で受けるホワイトニング」とは?

ホワイトニングとは、文字通り「白くする」ということで、歯を白く美しく仕上げるホワイトニングを受ける方が増えています。ところで歯科医院で歯を白くするオフィスホワイトニングは、歯を白くする成分が入った専用の薬剤を歯に塗布し、光を照射して歯を白くします。またホームホワイトニングはオフィスホワイトニングの濃度よりも低いですが、同じ成分が入っているホームホワイトニングジェルをマウスピースに流し、歯に装着して歯を白くします。

このように、「歯科医院で受けるホワイトニング」、つまりオフィスホワイトニングとホームホワイトニングで使う薬剤は、薬事法で定められた成分が含まれた薬剤を使うことで、歯を本来の色よりも白く美しく仕上げることができるのです。

歯磨き剤にある「ホワイトニング」とは・・・?

では歯磨き剤のパッケージに書いてある「ホワイトニング」は、どのような効果があるのでしょうか。一般的に販売されているホワイトニング効果のある歯磨き剤は、「日常的な飲食の汚れ(ステイン)を浮かして落としやすくする」という意味合いであり、歯科医院で受けるような、歯を本来の色よりも白く仕上げるという効果は残念ながら期待できません。つまり、日常の飲食による歯の汚れを落として歯本来の色を取り戻すという効果があるということです。歯磨き剤に含まれる、汚れを落としやすい成分が含まれていることで、日常の汚れを落としやすくしますが、歯科医院で使われるホワイトニング材の成分は、含まれません。

これではホワイトニング効果なんてないんじゃないの?と思うかもしれませんが、日常の飲食によりどうしてもステインは付着してしまいます。特にコーヒーや赤ワイン、カレーなどを好む方は色素が歯に沈着しやすく、歯の色がくすむスピードも速くなりがちです。歯科医院でホワイトニングやクリーニングを受けると歯の色は白くなりますが、少しでも歯の白さをキープするために、日常の歯磨き剤をホワイトニング効果のあるものを使うと、汚れも落ちやすく、次の施術まである程度白さをキープできるのではないかと考えられます。

 

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口呼吸がもたらす歯並びへの影響について

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小さなお子さんのみならず、成人でもお口が常に開いている人は少なくありません。呼吸は本来、鼻で行うものですが、口で行う口呼吸は様々なデメリットがあります。そしてそのデメリットのひとつに、歯並びの悪さが関係していると言われているのです。では口呼吸と歯並びの悪さには、どのような関係があるのでしょうか。

口呼吸がもたらす悪影響とは?

常にお口が開いており、口で呼吸をしていると、お口の中に様々なトラブルを引き起こしてしまいます。では口呼吸をすることでどのようなお口のトラブルが起きてしまうのでしょうか。

①口の中が乾燥し、細菌が増殖して虫歯や歯周病のリスクが高まる

②ウイルスなどの細菌が気管支を通って体の中に入り込み、風邪やインフルエンザになりやすい

③舌の位置が下がることで出っ歯になりやすい

このように、口で呼吸することは体の健康だけでなく、お口の健康にも影響することがわかっています。特に歯並びに関しては、③の出っ歯に関わりがあると考えられています。では次に、口呼吸がなぜ出っ歯になりやすいのかについてお話を進めてまいります。

口呼吸と出っ歯の関連性

舌は本来、スポットと呼ばれる上顎のちいさなくぼみに舌の先端が触れた状態で治まっています。ところが口呼吸になると下顎が下がって舌の位置も下がり、常に低位置に収まってしまっています。そのため上顎を押し上げられないため上顎が成長しません。つまり上顎がアーチ状にならず、前歯が前方へ突出してしまいます。これが歯並びが乱れ、出っ歯の状態を作り出してしまうのです。

歯並びを治せば口呼吸も改善できる?

出っ歯になる原因は様々です。遺伝による骨格性のものもあれば、口呼吸や長期間の指しゃぶり、舌癖など日常生活により歯並びが乱れてしまうものもあります。口呼吸が原因で出っ歯になってしまった場合、矯正治療を行うことで歯並びが改善し、それと同時に口呼吸も改善され、自然な鼻呼吸に期待ができます。

出っ歯を治す方法としては、一般的なワイヤー矯正のほか、裏側矯正、マウスピース矯正など症状に応じた治療法で改善が可能です。出っ歯を歯列矯正で治すことにより、見た目とお口の健康のどちらも改善され、より快適な生活を送ることができるでしょう。また歯列矯正だけでなく、普段からお口周りの筋肉を鍛えたり、意識して口呼吸を治すなどの努力も必要です。口呼吸をする方は、つい無意識でポカンと口が開いてしまっています。ご自身やお子さんは大丈夫ですか?お口がポカンと開いていませんか?

悪癖を意識しながら治し、歯列矯正で正しい噛み合わせを得ることは、お口の健康だけでなく、全身の健康にも深く関わるのです。

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白くなった歯にとって気を付けるべき飲食物とは?

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ホワイトニングで真っ白になった歯を見ると、ずっとこの白さを維持したい!とお思いになることと思います。しかし、ホワイトニングで白く美しくなった歯も、日常の飲食により少しずつステインが付き、いつの間にかくすんだ歯の色になってしまっています。では白い歯を維持するために、毎日の飲食で気を付けるべきことは何でしょうか。

ステインの付着は避けられない

毎日当たり前のように行っている食事や間食は、体の健康を維持する上で絶対に欠かすことができません。ホワイトニングで白くなった歯をずっと維持したいために、水だけを飲んで過ごすわけにはいかないでしょう。お米やうどんなど、比較的白い素材の食べ物ばかりを選んで食べることができるとしても、どうしても限界があると思います。コーヒーなどの嗜好物はストレス解消に欠かせないという方も大勢いらっしゃいます。このように、日常の飲食においてステイン(着色汚れ)の付着を避けることは不可能と言っていいでしょう。

ホワイトニング後に気を付けるべき飲食物とは?

ではホワイトニングで白くなった歯をできるだけ維持するためには、どんな食べ物や飲み物に気を付ければよいのでしょうか。見た目の色素が濃いものは、歯に色素沈着が起きやすいと考えられます。ではステインが付着しやすい飲食物をご紹介しましょう。

<食べ物>・・・カレー、ハヤシライス、ミートソース系、チョコレート、ブルーベリーなど

<飲み物>・・・ブラックコーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラ、ココアなど

<その他嗜好品>・・・タバコ

ホワイトニング後の注意点

ホワイトニング直後は歯の表面を覆っている「ぺクリル膜」という薄い膜がはがれている状態です。このぺクリル膜は数時間後に再生されますが、再生される際、色素の濃いものを取り込みながら再び膜が歯の表面を覆うため、着色の原因となってしまいます。ホワイトニング直後30分は、飲食を控えるようにして下さい。

また色素の濃い飲食物を口にする際は、お水を飲む、または食後に口をゆすぐなど、できるだけ色素がお口の中に残らないように気を付けましょう。

特にタバコはヤニが付きやすく、歯の汚れに直結してしまいます。タバコとコーヒーの組み合わせは、ホワイトニング効果を半減させてしまいます。白くきれいな歯をできるだけ維持するためにも、口にするものに少し気を付けて過ごしてみて下さい。

 

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