金属アレルギー、どんな症状が出るの?対応策は?

その不調、金属アレルギーかも・・・。お口の中にある銀歯などの金属素材が、思わぬ不調に繋がることがあります。金属アレルギーは肌だけに出るものと思われるかもしれませんが、銀歯による金属アレルギーが、体の不調に繋がることがあります。補綴物による金属アレルギーは、どのような症状がでるのでしょうか。また対応策についてもお話いたします。

金属アレルギーとは?

一般的に金属アレルギーとは、貴金属を身に着けた際に皮膚に起きる炎症を言います。肌が赤くなる、かゆみが出る、ポツポツと湿疹のようなものが出る、と言った症状が代表的です。これは、原因となる金属が肌に触れたときにアレルギー反応が起きてしまい、上記のような症状が出てしまいます。主に指輪やネックレス、ピアスなどが挙げられますが、それ以外にも衣服に付いているジッパーなどにアレルギー物質が使われているとアレルギー反応が出ることもあるようです。これらは「接触性皮膚炎」と呼ばれています。

歯科の金属アレルギーとは?どんな症状が出るの?

お口の中に銀歯があることで、金属アレルギーを引き起こすことがあります。銀歯が金属アレルギー?と不思議に思われるかもしれませんが、お体の不調が、この銀歯による金属アレルギーによるものかもしれないのです。

銀歯に使われている素材は、主に金銀パラジウム合金です。それ以外でも、矯正治療のワイヤーに使われているニッケルなども、金属アレルギーをお持ちの方で該当する場合、金属アレルギーを引き起こす可能性が高くなります。この中でも銀歯に使われる金属の場合、経年劣化により唾液に触れることで金属イオンが溶けだして体内に蓄積され、金属アレルギーを引き起こすと考えられています。

銀歯が原因で起こる金属アレルギーの症状として、歯ぐきが赤くただれる、口内炎、舌炎、口角炎、味覚異常などが挙げられます。

また銀歯による姻族アレルギーはお口の中だけでなく、体の健康にも影響が出ることがあります。よくある症状として、蕁麻疹、疲労感、掌蹠膿疱症(手や足の裏に白い水泡が繰り返しできる)などがあります。

貴方のお口の中に銀歯はありませんか?もし銀歯があり、お口の中や体に不調を感じる場合、金属アレルギーの可能性があるかもしれません。

銀歯による金属アレルギーを避けるためには?

銀歯がお口の中にある以上、金属アレルギーのリスクは避けられません。お口の中や体の不調が銀歯による金属アレルギーが原因の場合、銀歯を外して金属を使わない素材で再治療をすることが対応策になります。金属を使わない素材としては、保険適応のCAD/CAM冠、自費治療のオールセラミックやジルコニアセラミック、e-maxなどがあります。これらの素材は金属を全く使っていないため、金属アレルギーの方でも安心できます。

健康な毎日を過ごすためにも、銀歯や金属アレルギーでお悩みの方は、歯科医師に相談してみましょう。

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つめものが取れてしまった!再度付けることはできるの?

食事をしている最中や、何気ないときに銀歯がポロっと取れてしまった経験をお持ちの方も多いと思います。失くしてしまったら仕方ありませんが、手元に取れた銀歯がある場合、再接着できればと思われるかもしれません。では取れてしまったつめものやかぶせものは、再度付けることは可能なのでしょうか。

取れてしまった補綴物は再接着できるのか?

インレーやクラウンといったつめものやかぶせもの、つまり補綴物が取れてしまったら、できれば再接着したい・・・みなさんこのように思われると思います。再接着できるかどうかは、取れてしまった歯の状況によりけりと言えるでしょう。歯科医師が確認し、再接着できると判断した場合、再接着することもあります。

ただ、補綴物が取れた原因のほとんどは、二次カリエスと呼ばれるむし歯の再発です。保険適用の補綴物の場合、金属が使われていることがほとんどです。金属の補綴物の場合、歯との密着性が劣るため、歯と金属の間のごくわずかなすき間が生じてしまいます。そこから年数が経つにつれてセメントが少しずつ流れ出し、虫歯菌が内部に入り込んで補綴物の下でむし歯が広がってしまいます。

むし歯ができてしまうと補綴物が合わなくなってしまうため、食事などをきっかけとして取れてしまうことがほとんどです。合わなくなった補綴物を再度付けることは難しく、再治療になることがほとんどです。

再治療後のお勧めの補綴物とは?

二次カリエスが原因で再治療が必要になった場合、もういちど状況に応じた治療をしっかりとやり直します。二次カリエスの治療が終わり、再治療後に補綴物を装着しますが、保険の補綴物は、何年後かに同じような二次カリエスが再発する可能性が高いため、あまりお勧めはできません。では再治療後はどのような補綴物がお勧めなのでしょうか。

・セラミッククラウン

前歯や小臼歯など目立つ部分の場合、審美性に最も優れているセラミッククラウンがお勧めです。耐久性も銀歯に比べてかなり優れていますので、二次カリエスになりにくい素材と言えます。

・ジルコニアセラミッククラウン

セラミックにジルコニアを混ぜた素材で、セラミックだけに比べて強度に優れています。奥歯など噛む力を必要とする部位に最適です。最近では前歯にも良く使われるようになっており、お勧めの素材と言えるでしょう。

その他にもメタルボンドやハイブリッドセラミックなどがありますが、オールセラミッククラウンやジルコニアセラミックと比べると、少し劣る部分はあります。とは言うものの、保険適用素材と比べるとメリットが多いので、歯科医師とよく相談し、自分に合った補綴物を選ぶこと、そして二次カリエス再発させないよう、定期的にクリーニングや検診を受けることを心がけましょう。

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ホワイトニングとクリーニング、どっちがおすすめ?

歯のすき間が気になる場合、どのような治療法がありますか?

白くきれいな歯は口元に清潔感を与えてくれますが、皆さんは歯を白くするための方法として、ホワイトニングとクリーニングの違いを認識していますか?「どっちも同じでは?」と思うかもしれませんが、歯を白くするホワイトニングとクリーニングは少し違いがあります。ではホワイトニングとクリーニング、どちらがオススメなのでしょうか。

審美性重視か歯の健康維持か

ホワイトニングとクリーニング、どちらも歯をキレイするという意味では同じですが、明確な違いがあります。それは審美性を重視するか、歯の健康維持を目的とするか、です。

ホワイトニングは、ホワイトニング用の薬剤を使って歯を真っ白に仕上げます。自分の歯の色よりも白くすることが可能なため、とても審美性に優れた結果を得ることができます。ホワイトニング後の口元を見たときに、真っ白になったご自分の口元を見て、自然と笑顔がこぼれることでしょう。

いっぽう歯のクリーニングは、歯の汚れを落とし、歯本来の色を取り戻すことができます。ホワイトニングのように、自分の歯以上の白さは求められませんが、クリーニングによってプラークや歯石を取り除き、むし歯や歯周病になりにくい口腔内にし、お口の健康維持を目的としています。歯の表面に付着していたステインやヤニも落とすことができますので、クリーニング後の歯も十分きれいに仕上がります。

このように、同じ歯を白くする施術でも、ホワイトニングとクリーニングは根本的な目的が違います。

より必要性が高いのはクリーニング

ではホワイトニングとクリーニング、どちらがオススメかと言うと、これは個人で求める結果が異なるのでどちらがオススメ!とは断言できません。

ただ、必要性の高さから考えると、クリーニングは受けておいたほうが良いと言えます。先に述べたように、クリーニングには歯の健康に悪影響を及ぼすプラークを落とすからです。プラークを落とし、むし歯や私傷病を引き起こしにくい環境にすることは、審美性よりも重視されるべきなのではないでしょうか。

またホワイトニングは永久歯が生え揃うまでは施術しないほうが良いことや、歯の状態によっては施術できないこともあります。これに対しクリーニングは、年齢やお口の中の状態を問わずに行うことができます。極端に言うと、まだ永久歯が生えていない、乳歯だけのお子さんから、残存歯が少ない方まで施術できます。むし歯は乳歯時代から発症しますし、高齢になるとむし歯だけでなく歯周病リスクも高まります。こういったトラブルからお口の健康を守ることから、おすすめはクリーニングでしょう。

より白く健康的な歯とお口の中を求める方は、クリーニングでプラークやステインを取り、ホワイトニングを行うことで最大の効果を得ることができます。クリーニングとホワイトニングを上手く組み合わせながら施術を受けると、より満足のいく口元を手に入れられるでしょう。

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セラミック治療で口元をきれいに仕上げるポイントとは?

古い被せものや治療歴のある歯を美しく仕上げることができるセラミッククラウンなどのセラミック治療は、かえってセラミック部分を悪目立ちさせてしまう可能性があります。セラミックを悪目立ちさせず、より口元を美しく仕上げるポイントをお話いたします。

保険診療と自費診療の違い

歯科治療には、健康保険適用の保険診療と、保険を使わない、自費治療があります。この2つの大きな違いは、安価で済ますことができるかどうかということと、見た目の問題があります。

健康保険は一般的に3割負担で、安価に治療を進めることができます。ただし、保険診療は「最低限の機能を回復させること」を目的としているため、見た目はほとんど重視されません。使える素材には限りがあるため、ある程度の審美性を回復させるにとどまります。例えば前歯の被せものについては、決まった色調のみ選んで治療をするため、満足がいく方おいれば、「もっときれいに仕上げたかった」と思う方もいらっしゃいます。保険診療は、ご自身が望むような仕上がりにならない可能性があることをまず知っておきましょう。

セラミック治療、より口元を美しく仕上げるコツとは?

いっぽう審美治療は、機能面だけでなく見た目も重視して仕上げる治療法です。保険診療では選択できない素材や、それに伴う色調も豊富なバリエーションがあるため、よりご自身の希望に近い仕上がりが望めます。

特に前歯の被せものをセラミッククラウンなどで再治療をする際、見た目の美しさ、耐久性の良さで満足のいく治療が期待できます。

ただ、「真っ白な被せものにしたい!」と白さだけをこだわってしまうと、セラミック部分だけが浮いて見える印象を持たれかねません。大切なことは「お口全体のバランスが取れているかどうか」です。

お口全体を美しく仕上げるためには、セラミックの色調を決める前にオフィスホワイトニングを行うことがお勧めです。オフィスホワイトニングはいちどの施術で効果が見込めるため、ホワイトニングで全体のトーンを上げ、そこでセラミックの色調を決めるのが良いでしょう。セラミッククラウンだけが浮いて見えることなく、お口全体が美しく仕上がります。

ホワイトニングはちょっと・・・という方は、クリーニングで全体の汚れを取りぞのくことがお勧めです。クリーニングだけでも、本来の色を取り戻すことができますので、本来の歯の色に合わせた自然な色調を手に入れることができます。

このように、セラミック治療をする前にお口全体のホワイトニングやクリーニングを行っておくことが、よりセラミックの良さを引き立てるポイントとなりますので、あらかじめ知っておくことをお勧めします。

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ホームホワイトニング、装着時間を守らなければいけないのはなぜ?

歯のホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、その2つを併せたデュアルホワイトニングがあり、いずれも歯を真っ白に美しく仕上げることができます。その中でもホームホワイトニングはマウスピースを使って自宅で好きな時間にできるため人気がありますが、思わぬトラブルが起きてしまうことがあります。それはなぜでしょうか。

人気が高いホームホワイトニング、その理由は?

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いは、歯科医院で行うか自宅で行うか、という他に持続性の違いがあります。

オフィスホワイトニングは歯科医院で施術をし、すぐに効果を実感できます。施術前と施術後の歯の色の違いを実感し、多くの方がその効果に感動されます。ただオフィスホワイトニングは後戻りが早く、持続性はそれほど良くありません。オフィスホワイトニングで歯の白さを保ちたい方は、短い期間で通う必要があるため、コストもかかります。

いっぽうホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングのように即効性はありません。歯科医院で処方されたホワイトニング薬剤とマウスピースを使い、自宅で好きな時間に装着してホワイトニングをします。ごーむホワイトニングはオフィスホワイトニングのような即効性はありません。しかし、気が付けば歯が真っ白になっており、後戻りも起きにくいという特徴があります。ホワイトニングジェルもすぐになくなるということはあまりないので、コストが良いと言えるでしょう。

このような違いから、どちらかといえばホームホワイトニングのほうが人気が高いと考えられます。ホワイトニングを考える方は、違いをしっかりと理解しておきましょう。

自己管理が必要なホームホワイトニング

持続性が高く、コストもオフィスホワイトニングほどかからないホームホワイトニングは自宅で手軽に行えるため人気がありますが、自己管理が必要です。

オフィスホワイトニングは全て歯科医院のスタッフが行ってくれますが、ホームホワイトニングは自分で行わなければいけません。そこで気を付けなければいけないのが、マウスピースの装着時間です。

ホームホワイトニングで処方されるホワイトニング薬剤は、低濃度のものがほとんどです。この薬剤を歯に付けてマウスピースを装着しますが、装着時間は医師の指示を守らなければいけません。装着時間は1日1~2時間で、2時間が限度です。

早く白くなりたいからといって、長時間ホームホワイトニングを続けていると、薬剤の刺激が歯の神経に伝わり、痛みが出ることがあります。例えば夜に薬剤を付け、マウスピースを付けたまま朝まで寝てしまうと、歯全体が非常に強い痛みに襲われる可能性が高くなります。

この歯の痛みは、むし歯のように1本の歯だけに起こるのではなく、薬剤を塗った歯全部に伝わってしまうため、非常につらい思いをしてしまうでしょう。

安全にホワイトニングを行うためにも、自己管理が必要なホームホワイトニングは、医師の指示や注意事項を必ず守るようにしましょう。

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レジンで治療した部分が変色した場合、どのような治療法がおすすめ?

小さく浅いむし歯や、何かの拍子で歯が欠けてしまった場合、保険適用のレジンによる治療が最も一般的です。ところがレジンで治療した部分は変色しやすく、審美面を下げてしまいます。レジンで治療した部分が変色した場合、どのような治療法がお勧めなのでしょうか。

レジンは変色しやすい?

保険適用のレジンは、むし歯治療などとして最も一般的な治療法です。欠けた部分を削り、ご自身の歯に最も近い色調のレジンで修復するため、見た目も自然で治療したとはあまり分かりません。保険適用で、安価に治療ができるところもメリットのひとつです。

しかし、レジンは樹脂のため、色素や汚れ、細菌を吸収しやすいといったデメリットがあります。そのため年数が経つと茶色っぽくなり、歯との境目が目立つようになってきます。一見するとむし歯と思うかもしれませんが、実際むし歯になっていたり、ただ単に経年劣化による変色ということもあります。

経年劣化によるレジンの変色は、薄いものからかなり濃く変色しているものもあります。特に前歯は目立つので、レジンの変色が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。レジンでの治療歴がある方は、いちど変色していないかどうかチェックしてみて下さい。

レジンの変色、どのような治療法がおすすめ?

レジンの変色をきれいに治す場合、どのような方法が良いのでしょうか。もし単なる変色だけでなく、二次カリエスでむし歯になってしまっていたらまずむし歯治療を先に行い、次に審美的修復へと進めていきます。保険適用のレジンで再度治療を行う方法が一般的ですが、数年後に再度同じように変色が起こる可能性が高いので、再治療を繰り返す分歯が少しずつ減ってしまう、というリスクが伴うことをまず理解しておきましょう。

ではレジン以外の審美修復として、どのような治療法がおすすめなのでしょうか。

・ダイレクトボンディング

白い素材を歯に詰めるという手法は保険適用のレジンと似ていますが、保険のレジンと違うのは、素材と、よりテクニカルな手法を用いるという点です。ダイレクトボンディング素材はレジンとセラミックが混ぜてあり、レジンよりも審美性が向上します。

・ラミネートべニア

前歯の審美修復の場合、ラミネートべニアが審美的に美しく仕上がります。歯は削りますが、セラミックを使った薄い素材ですので、削る量はそこまで多くありません。

・セラミッククラウン

前歯や小臼歯の審美修復の治療法です。歯に被せるので、見た目だけでなく丈夫な仕上がりになります。素材や色調も自由に選べるので、ご自身の希望に応じた仕上がりが期待できます。ただ歯をたくさん削らなければならないので、将来的に歯ぐきが下がり、審美面に影響が出る可能性があることを理解しておきましょう。

このように、変色したレジンの治療法は再度レジンで治療をするほかにも、審美性を重視した治療法があります。ご自身に合った治療法はどれなのか、歯科医師と相談してみて下さいね。

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プラークは歯のトラブルの元凶!

毎日しっかりと歯磨きをしていても、むし歯や歯肉炎になってしまうことは珍しくありません。その原因のひとつに「プラーク」が考えられます。毎日歯磨きをしていても、どうしてもついてしまうプラーク。今回は、歯のトラブルの元凶であるプラークに焦点を当ててお話をいたします。

プラークとは?

プラークとは、お口の中の細菌と食べかすから作られた、粘着性のある乳白色の物質です。プラーク以外に、歯垢と呼ばれることもあります。

プラークは簡潔に言うと「細菌の塊」です。この細菌の塊が歯や歯と歯ぐきの境目に付着することで、むし歯や歯肉炎、歯周病といったお口のトラブルを引き起こす原因となります。

よく間違われるのが、プラークは食べかすでああるということです。食べかすのことをプラークというのではありません。お口の中に残っている食べかすに口内細菌が寄り付いてプラークを作り出すのです。つまりプラークは食べかすではなく「細菌・ばい菌の塊」なのです。まずはこのことをしっかりと理解しておきましょう。

プラークはどうやって落とすの?

食べかすに口内細菌が寄り付いてプラークを作り出すのに、約8時間と言われています。また驚くことに、プラーク1㎎中には約10億個の細菌が棲みついていると言われています。こう聞くと、プラークが「細菌の塊」というのがよくわかるのではないでしょうか。

このプラークは、柔らかい汚れです。丁寧なブラッシングで落とすことが可能です。よく見られるのが、目で見える範囲における、歯と歯ぐきの境い目に付着したプラークです。歯は磨いていても、歯と歯ぐきの境い目が磨けていないことは非常に多く、歯頚部のむし歯や歯肉炎を引き起こしやすくなります。鏡で見やすい部位なので、意識してしっかりと磨くことでプラークを落とすことができます。

しかし、目視しにくい部位はきちんと磨けているかどうか、ご自身では分かり辛いことと思います。特に上の奥歯は磨きにくいため、磨き残しがよく見られます。そのためプラークが付きやすく、落としにくい部位と言えるでしょう。

また、どれだけきちんと歯磨きをしていても、セルフケアだけでプラークを完璧に落とすことはほぼ不可能です。そしてプラークは程度の差はあれど3か月ほど経つと、付着してくるのです。

歯科医院での定期的なクリーニングが不可欠

プラークは柔らかい汚れのため、毎日の丁寧なブラッシングで落とすことができます。またむし歯や歯肉炎、歯周病のリスクを抑えるためにも、毎日のセルフケアが最も大切です。

そして毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なクリーニングもプラークを落とすために欠かせません。歯科医院でのクリーニングは、自分では落としきれないプラークを落とし、口内環境を清潔な状態に整えます。プラークは必ず付いてきますので、定期的にクリーニングを受け、プラークを溜めないようにすることが、口内トラブルリスクを抑えることに繋がります。プラークはお口の健康の元凶です。健康な歯と歯ぐきを維持するためにも、毎日のセルフケアと定期的なクリーニングはきちんと受けるようにして下さいね。

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神経がない歯の変色はどうやって白くするの?

むし歯やアクシデントなどで神経を取った歯は、やがて変色してきます。そのため他の歯と比べると審美性が悪くなるので気になる方もいらっしゃるでしょう。この気になる神経がない歯の変色は、白くできるのでしょうか。またその治療法についてもお話いたします。

神経を取った歯が変色するのはなぜ?

ひどいむし歯や、アクシデントで歯を折ったなど、神経を取らなければいけないということは決して珍しくありません。症状を改善させるために必要な処置とはいえ、神経を取ることはデメリットがほとんどです。失活歯と呼ばれる神経を取った歯は、健康な歯と比べて脆くなるだけでなく、のちに歯が変色してきます。気が付くと、神経を取った歯が黒っぽくなり、周りの歯と比べると見た目が悪くなることで、コンプレックスを感じることと思います。特に前歯の場合、目立つ部位のためすごく気になってしまうことと思います。

ではなぜ神経を取った歯は変色してしまうのでしょうか。

歯の内部には神経のほか、血管も通っていますが神経を取る際に組織の取り残しや血液が歯の内部に残ったままになることで、変色を引き起こします。特に血液は鉄分を含んでいるため、やがて黒っぽくなっていきます。これが神経を取った歯の変色の原因です。エナメル質から内部の変色が透けて見えることで、見た目にも表れてしまうのです。

神経を取った歯の変色はホワイトニングで白くなる?

神経を取って変色した歯を白くする方法としては、一般的なホワイトニングではそれほど効果は期待できません。では失活歯の審美性を改善させる方法は、どのような方法があるのでしょうか。

1.ウォーキングブリーチ

ウォーキングブリーチとは、神経を取った内部に漂白剤を入れ、1~2週間ごとに薬剤を交換して歯を白くする方法です。2~3回繰り返すことで効果が出てくることが多いです。歯を削る量が少なく、自費治療ですが、比較的費用を抑えられます。ただ、完璧に白く戻せるかどうかというと、満足のいく結果に至らないこともあるかもしれません。ご自身がどこまで白くしたいか、によります。

上記で失活歯のホワイトニングはそれほど効果は見込めないと申しましたが、ウォーキングブリーチで歯を白くしたあとに通常のホワイトニングを行うことで、審美性を回復できる可能性は高まります。

2.セラミック治療

セラミック治療は、歯を削ってセラミックの被せものを被せる方法です。セラミッククラウンやラミネートべニアといったセラミック素材を使用するので、確実に失活歯を白くできます。ただ歯を削る必要があるため、将来的に歯ぐきが下がってきた際に、歯と歯の境い目がむし歯になってしまう可能性があります。

神経を取った失活歯の変色はとても気になるでしょう。歯の色を気にせずに思いっきり笑ったり会話ができるよう、最適な方法やご自身が希望する方法を相談してみて下さいね。

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ホワイトニングとクリーニング、どちらがおすすめ?

歯科医院で歯をキレイにしてもらいたいとき「歯のクリーニング」と言う方もいれば、「ホワイトニング」と言う方もいると思います。どちらも歯をきれいに美しくしますが、ホワイトニングとクリーニング、どちらがおすすめなのでしょうか。

そもそも目的が違う、ホワイトニングとクリーニング

歯のホワイトニングとクリーニング、どちらも似ていますが、そもそもこの2つの施術は目的が異なります。

歯のクリーニングは、薬剤を使って自分の歯よりも白く美しくする「審美を目的とした施術」です。

いっぽう歯のクリーニングは、歯の表面を専用のブラシやペーストなどを使って歯の表面の汚れとプラークを落とすという、「歯の健康維持を目的とした施術」です。

ホワイトニングは審美を目的としているので、一度の施術でかなり効果を実感することができます。元々の歯の色にもよりますが、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合、かなり真っ白になるのでびっくりする方もいらっしゃるでしょう。

クリーニングは、毎日の飲食によって付着した色素や、むし歯の原因となるプラークを落とし、自然な歯の色とお口の中の細菌を落としてむし歯や歯周病リスクを下げることを目的としており、審美性は二の次です。そのためビックリするような変化は感じ辛いかもしれません。

このように、ホワイトニングとクリーニングの目的、ゴールは全く異なるのです。

ホワイトニングとクリーニング、どちらがおすすめなのでしょうか

ではホワイトニングとクリーニングでは、どちらがおすすめなのでしょうか。これについては、正解はありません。ですが先ほどお話したように、2つの施術の目的とゴールは大きく異なるため,ご自身が何を優先にするのかによって選択肢が変わります。

ただ、重要度で考えると歯のクリーニングだと考えられます。というのも、歯のクリーニングにはプラークを落として口腔内の細菌を減らし、むし歯と歯周病のリスクを下げるからです。ホワイトニングには、この効果は期待できません。

将来的な歯の健康のことを考えると、定期的にクリーニングを受けることが望ましいでしょう。歯に付着した汚れを落とすだけでも、歯がきれいになった実感を得ることができます。

それでもやっぱり歯を真っ白にしたい場合は、クリーニングのあとにホワイトニングをすると、白さと歯の健康維持という相乗効果を得られるため、非常におすすめだと言えるでしょう。

大切なことは、歯の健康を守ることです。むし歯や歯周病などが原因でホワイトニングが出来ないと判断されることはあっても、クリーニングを断られることはまずありません。

お口の健康維持と白く美しい歯で毎日を健康に過ごしてみてはいかがでしょうか。

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ホワイトニングで痛くなるのはどうして?

歯を真っ白に美しくするホワイトニングのニーズが高まっていますが、「ホワイトニングは痛くなる」という不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。安心してホワイトニングを受けるためには、ホームホワイトニングに伴う痛みの原因を予め理解しておく必要があります。今回はホワイトニングで痛くなる理由についてお話いたします。

ホワイトニングで痛くなるのは?考えられる理由について

ホワイトニングは、ホワイトニング用の薬剤を使って熱や光を加え、歯を白くする施術です。ホワイトニングを行った方全員が痛みを感じるわけではありませんが、中には施術中や施術後に痛みが出る方もいらっしゃいます。その理由はどういったものなのでしょうか。

1.知覚過敏

ホワイトニングにおける痛みについて最も多いのは、知覚過敏です。知覚過敏は、冷たいものや風などが歯に当たると感じる痛みで、鋭い痛みを感じます。むし歯ではないので積極的な治療はあまり行われません。知覚過敏がある状態でホワイトニングを受けると、薬剤などの刺激が歯に伝わり、不快な痛みを感じることがあります。

2.むし歯

歯の表面は固いエナメル質に覆われているため、健康な歯の場合、痛みを感じることはまずありません。しかしむし歯があると、歯の表面のエナメル質が溶けて無防備な状態になります。そのためむし歯部分にホワイトニング薬剤が入り込むことで、痛みが出る可能性があります。

3.歯ぎしりなどによる歯のヒビ

無意識に行われている歯ぎしりや食いしばりは、歯に過度な負担がかかってしまいます。歯ぎしりや食いしばりが続いてしまうと、歯が欠けたり歯のヒビを引き起こしてしまいます。歯のヒビの部分から薬剤が入り込んで、痛みとなって表れてしまいます。

4.長時間のホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、医師の指示に従って行わなければいけません。早く白くしたいからといって、長時間ホームホワイトニングを行うと歯に強い刺激を与え、痛みを引き起こしてしまいます。特にホームホワイトニングをしながらそのまま寝てしまった、というケースなどは要注意です。

もしホワイトニングで痛くなったら?

ホワイトニングで痛くなってしまったら、日常生活にも影響が出てしまいます。もしホワイトニングで痛くなったら、まずは痛み止めを飲んで痛みを緩和させましょう。また、冷たいもの、熱いもの、刺激の強いものなどは控えるほうが無難です。

安心してホワイトニングを受けるためには必ず歯科医院で!

ホワイトニングで痛くなる理由についてお話をいたしました。できるだけ痛みを引き起こさないためにも、施術前にホワイトニングができる歯であるかどうかをきちんと確認する必要があります。それには、歯科医師の診断が欠かせません。歯科医師が不在のセルフサロンなどでは、ご自身の歯の状態を知らずに施術を行い、痛みを引き起こす恐れがあります。

安心してホワイトニングを受けるためにも、必ず歯科医院やクリニックで受けるようにしましょう。

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