年齢ととともに歯並びが変わる?

永久歯が生え揃うと一生歯並びや噛み合わせはそのままと思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。年齢を重ねるにつれ、歯並びや噛み合わせが変化することはめずらしくなく、気が付けばほうれい線が目立ってきた、なんとなく噛み合わせがおかしい、と感じる方もいらっしゃるでしょう。今回は、年齢とともに歯並びや噛み合わせが変わる原因についてお話いたします。

若いころと歯並びが違う・・・?!

日常の生活に追われると、なかなかご自身の顔をじっくり鏡で見ることはないという方も多いと思います。特に歯並びに関しては、意識せずに過ごしている方がほとんどではないでしょうか。

ある時ふと鏡を見た時、昔と歯並びが何となく違う、噛んだ時に違和感があるような気がする、というお声は案外少なくないものです。実際年を重ねるごとにお口の中は変化し、それに伴って歯並びや噛み合わせにも影響が出てしまうことがあります。その原因として、以下のことが考えられます。

・歯周病・・・年齢を重ねるにつれて歯周病のリスクは高くなります。歯周病になると歯槽骨が溶け、歯が少しずつ動いてしまうことがあります。そのため歯並びや噛み合わせに変化が生じることがあります

・親知らず・・・成人後に親知らずが生えることで隣の歯が押され、本来の歯列からズレてしまうことがあります。また埋伏している親知らずが隣の歯の根を押してしまうことから、歯が傾斜して噛み合わせがおかしくなるケースもあります

・歯ぎしり・・・歯ぎしりは歯や顎の関節に多大な負担をかけてしまいます。歯ぎしりをすることで歯がすり減り、噛み合わせが変わってしまうことがあります

・治療途中の歯・・・虫歯治療などで治療が必要な歯があるにもかかわらず、治療が途中で中断していることはありませんか?虫歯治療、特に根の治療は被せ物が入るまできちんと治療をすることが必要です。仮のフタのまま、土台のままといった状態が長く続くと、噛み合わせの歯が伸びてしまい、噛み合わせが悪くなります

歯並びや噛み合わせの悪さをそのまま放置しないこと

ご紹介したようなことが原因で、年々歯並びや噛み合わせが変わってしまうことがあります。そのままにしておくと、咀嚼に影響が出たり、歯磨きがし辛くなってプラークや歯石が溜まり、歯周病の悪化を招いてしまいます。

最近では成人の矯正を行う方も増えています。審美目的と思うかもしれませんが、歯並びを整えることはお口の健康維持に深く関わります。矯正治療に年齢は関係ありません。目立たない矯正治療など、色々な治療法があるため、歯並びや噛み合わせが気になる方は、いちどかかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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