なぜ子どもの矯正は早いほうがよいの?

「歯並びが悪くなりそう」「受け口に見える」など、お子さんの歯並びや噛み合わせについて心配になるけれど、なかなか矯正治療に踏み出せない親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。お子さんの歯並びや噛み合わせを改善するためには、早めに治療を開始したほうが、色々な面においてメリットが多いのです。ではなぜ、お子さんの矯正治療は早期に治療を開始したほうが良いのでしょうか。

お子さんの歯並びが悪くなる原因について

お子さんの歯並びや噛み合わせのお悩みには「叢生(ガタガタの歯並び)「出っ歯」「受け口」「開咬(奥歯で噛んだ時に上下の前歯にすき間ができる)」などが良く聞かれます。お子さんの歯並びの悪さの原因には、遺伝など骨格が原因のものと、指しゃぶりなど、歯性が原因のものが挙げられます。

よく見られるケースとしては、やはり永久歯の歯並びが悪い、前歯が出ている出っ歯でしょう。いずれにしても、歯並びの悪さは見た目だけでなく、将来のお子さんの歯の健康にも大きく影響が出てしまう可能性が高くなります。

お子さんの歯並びは、なぜ早期に治療を始めたほうがよい?

子どもの顎の骨はまだ柔らかく、18歳くらいまで成長し続けます。そのため早期に治療を開始することで、永久歯を正しい歯列へと導くことが可能となります。また大人の歯列矯正では抜歯を伴うことが多いですが、子どもの場合、早期に治療を始めることで抜歯を回避できる可能性が高くなり、お子さんへの負担も少なくなります。

ただ骨格性が原因の場合、症状によっては矯正治療と併せて外科治療が必要なケースもあります。

お子さんの矯正治療の種類

子どもの矯正治療は、「第一期治療」と「第二期治療」に分かれています。「第一期治療」では、主に顎の骨を広げ、永久歯を正しい歯列へと導くための土台作りのような治療を行います。専門的には「床矯正(しょうきょうせい)」と呼ばれ、取り外し式または固定式の装置を使って、顎の骨を少しずつ広げていきます。

第一期治療により永久歯列が正しい位置へ並び、噛み合わせも改善が見られたら、次は第二期治療へ移行します。第二期治療ではよりキレイに、そして精密に歯並びや噛み合わせを整えることことを目的とした治療を行います。第二期治療ではワイヤー矯正やマウスピース矯正などの装置を使った治療が行われます。なお症状によって、第二期治療が不要な場合もあります。

お子さんのためにも、できるだけ早めに治療を開めることが望ましいでしょう

早期に矯正治療を開始することは、お子さんに負担が少なく、効果を発揮しやすい事からメリットが多いと考えられます。お子さんの歯並びで気になることがあれば、できるだけ早めにかかりつけ医や矯正歯科に相談することをお勧めします。

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