矯正治療後のリテーナーはなぜ必要?

矯正治療が終了し、きれいになった歯並びを見て、矯正治療をして良かった!と気分も弾むことと思います。しかし矯正治療が終わった後に気を付けなければいけないのは「後戻り」です。後戻りを防ぐために欠かせないのがリテーナーです。今回は、矯正治療終了後のリテーナーがなぜ重要なのかについてお話いたします。

矯正治療後で最も気を付けたいのは「後戻り」

ワイヤーやマウスピースといった矯正装置を付け、歯を動かすための期間を「動的治療」と言います。動的治療を終えたばかりの歯は、元の位置へ戻ろうとする性質があるため、何もしなければ歯が動き、せっかくきれいに整えた歯並びを乱してしまう恐れがあります。

この動的治療終了後に歯並びが元に戻ってしまう症状を「後戻り」と言い、矯正治療後に起きる最も多いトラブルです。後戻りが起きないようにするためには、保定装置であるリテーナーを必ず装着しなければいけません。

矯正治療後のリテーナー、どのくらいの期間必要?

動的治療終了直後から装着する必要のあるリテーナーですが、いったいどのくらいの期間付けておくべきなのでしょうか。

1.1年~3年は着けておきたい

動的治療終了後はまだまだ歯の状態は不安定です。そのためリテーナーはできるだけ長期間付けておくことが望ましいでしょう。個人差はありますが、矯正治療に要した期間と同じくらいの期間が目安と言われており、およそ1年から3年くらいは着けておくことが望ましいでしょう。

2.できるだけ長時間装着する

リテーナーの装着時間はできるだけ長いほうが後戻りの防止効果を発揮します。ワイヤー固定タイプなら24時間付けたまま過ごせますが、マウスピースタイプや床矯正タイプといった取り外し式のリテーナーは、食事のたびに取り外すためワイヤーと比べると、どうしても装着時間が短めになります。食後や歯磨きが済んだあとは速やかにリテーナーを装着するよう心がけましょう。

3.安定してきたら装着時間は短くてもOK

動的治療終了後はできるだけ長い時間装着する必要がありますが、少しずつ装着時間は短くなり、最終的には寝るときだけ付けておくといった流れになります。

ただ自分で勝手に装着時間を短くしたり、リテーナーを付けること自体を止めることは禁物です。あくまでも矯正歯科医の判断によるものであり、自分で「もういいや」と判断してリテーナーを止めてしまうと、後戻りが起こる可能性が高くなります。必ず医師の指示を守るようにしてください。

歯並びや噛み合わせをキープするためにもリテーナーは絶対必要

矯正治療は長期戦です。長い年月をかけてようやくきれいになった歯並びと噛み合わせを維持するためには、リテーナーの使用が欠かせません。リテーナーを使用しなかったことによる後戻りが起きてしまうと、とても後悔してしまいます。矯正治療に費やした費用と時間が無駄になってしまうため、リテーナーは必ず付けるようにしましょう。

 

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被せもの、保険と自費どちらがいいの?

虫歯治療で歯を削った場合、噛む機能を回復させるための修復が必要になります。歯科治療の多くは保険診療となり、修復させる詰めものや被せものも保険を選ぶ方が多いのではないかと思いますが、この素材には保険だけでなく自費のものもあります。自費は高いからと保険適応の被せものを選ぶ方が多いと思いますが、保険と自費、いったいどちらがいいのでしょうか。

保険素材の特徴

虫歯は歯に起きる最も多く起きるトラブルであり、治療の際には保険が適用となります。虫歯、専門的には「齲蝕(うしょく)」という病名がつくため、保険で治療が行えます。虫歯治療で歯科医院に来られたほとんどが、保険を使って虫歯治療をされることと思います。

虫歯は、進行具合によって治療工程が異なり、軽度の症例では虫歯部分を削り、歯と同じ色のレジンを充填して修復します。しかし虫歯の範囲が神経に近づくにつれ、歯を削る面積や深さも多くなり、詰めものや被せものといった修復が必要になってきます。

この詰めものも被せものも、保険が適用になります。

この保険素材の特徴はなんといっても、保険適用による安価で治療ができることです。通常3割負担で治療ができますので、詰めものや被せものも費用を抑えて修復することが可能です。

ただ保険診療では使える素材が限られているため、審美性や耐久性といった点でどうしても限界があります。

例えば虫歯治療で最もよく使われるレジンは、治療直後は歯とほぼ同じ色調で修復したとは思えないほどきれいな仕上がりです。

しかしレジンは経年とともに劣化し、黄ばみや変色などといった審美性が低下しやすい素材です。そのため治療当初はきれいだった部分も、歯とレジンでの修復部分の境目がはっきりとわかるようになり、見た目がかなり悪くなってしまいます。

詰めもの、被せものもについては使用できる素材がレジンのほか、金銀パラジウム合金という金属になります。見た目が悪くなるだけでなく、金属と歯の境目から虫歯菌が入り込み、再び虫歯になってしまう「二次カリエス」になるリスクがかなり高くなってしまいます。

二次カリエスになると再治療になります。そして結局は二次カリエスが繰り返され、最終的に歯を失ってしまう可能性が高くなるのです。

自費素材の特徴

セラミッククラウンやジルコニアセラミックといった自費素材は、保険素材と比べるとまず審美性がとても優れています。経年劣化もほとんどなく、治療後の美しさをキープすることができます。

また歯との密着性に優れているため二次カリエスのリスクも低く、歯の健康を維持しやすい素材です。

自費素材のデメリットは、やはり費用の高さでしょう。保険診療とは比べ物にならないくらい高額な費用が必要となるうえ、医院によって費用が違います。良心的な費用のところもあれば、かなり高額なところもありその差は色々です。

そして保険治療と違い、絶対に再治療が必要にならないかというと、絶対にならないとは言えません。もちろん保険素材と比べると二次カリエスのリスクはかなり低いですが、それでも口腔内の条件次第では「絶対に二次カリエスにならないとは限らない」のです。

ご自身の希望に沿って治療方針を決めましょう

このように、保険素材と自費素材では大きな違いがあります。しかし、保険診療が悪いということはありません。ご自身のお考えやライフスタイルによって違ってきます。保険診療でも長持ちすることは十分にありますので、保険と自費どちらが良いとは言えないのです。

大切なことは、再び虫歯にならないよう、お口の中の状況を清潔に保つことです。定期検診やクリーニングなどを受けながら、虫歯にならない状態をキープしましょう。

 

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永久歯の先端がギザギザしているのはなぜ?

永久歯の前歯を見ると、先端がギザギザしているのが気になる、ということはありませんか?通常、永久歯の前歯の先端は滑らかです。しかし大人になってからも永久歯の先端がギザギザしていると、審美的にも気になるのではないでしょうか。今回は永久歯の先端のギザギザについてお話をいたします。

永久歯の前歯の先端がギザギザになるのはどうして?

永久歯の先端のギザギザを、専門用語では「切縁結節(せつえんけっせつ)」と言い、歯の形態異常のひとつです。大人になり、切縁結節の前歯を見るたび変、気になる、といった気持になるのではないかと思います。では切縁結節になるのはどうしてでしょうか。

1.永久歯への生え変わりによるもの

切縁結節は、生えたばかりの永久歯に見られます。特に前歯は非常によく分かります。これは、生えてきたばかりの永久歯には非常によく見られることなので、ごく自然な歯の形態です。上下の前歯がきちんと噛み合っていれば、毎日の咀嚼で少しずつ歯がすり減って次第にギザギザが滑らかになりますので心配はいりません。

2.上下の噛み合わせが悪いことによるもの

生えたばかりの永久歯の切縁結節は、正しい噛み合わせであればだんだん滑らかになっていきます。だいたい2~3年くらいで自然と滑らかになってきます。

ところが上下の前歯が正しく噛み合っていない場合、大人になっても切縁結節が残ったままになります。前歯が正しく噛み合っていない不正咬合としては、出っ歯、受け口、開咬などが挙げられます。

3.歯ぎしり、食いしばりによるもの

歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに行われる癖ですが、それが歯に悪影響を与えてしまいます。歯ぎしりや食いしばりは過度な力がかかるため、その影響で歯が割れてしまうことがあります。

4.加齢によるもの

年齢を重ねるにつれ、歯は少しずつもろくなっていきます。また細かなヒビも生じてきますので、少しの衝撃で歯が割れて先端がギザギザになってしまうことがあります。

切縁結節の治療法とは?

いつまでも切縁結節が残ったままの場合、原因に応じた治療を行うことでギザギザを解消することができる場合があります。噛み合わせに問題がある場合は歯列矯正を行うことで前歯が正しく噛み合うようになり、自然とギザギザが解消されることと思います。

噛み締めや食いしばりなどは、日常から気を付けるとともに、就寝時だけマウスピースを付けることで歯への負担を軽減させることが可能です。ギザギザの形状が気にならなければ、食いしばり対策として歯を保護することを考えましょう。

歯の形状そのものを修復させるには、ラミネートべニアを貼り付ける審美修復が適しています。

「前歯を削ってギザギザを治すことはできないの?」と思うかもしれませんが、歯の先端を削る治療はあまりお勧めできません。歯を削ることで神経が入っている象牙質がむき出しになり、知覚過敏の症状を引き起こすことがあるからです。知覚過敏になると飲食が苦痛になり、日常生活に影響が出てきます。最悪の場合、神経を取らなければいけないこともあるため、できるだけ歯は削らないほうが良いでしょう。

ギザギザの原因に応じた治療を行うことでコンプレックスが解消されることもあります。気になる場合、いちどかかりつけ医に相談してみましょう。

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オープンバイトはなぜそのままにしておくと良くないの?

上下の前歯の間にすき間ができるオープンバイトは、不正咬合の中でも極めて良くない噛み合わせのひとつです。見た目の歯列はある程度揃っていても、日常生活に不便を感じやすいだけでなく、そのままにしておくとお口の健康に重篤な影響を与えかねません。ではなぜオープンバイトはそのままにしておくといけないのでしょうか。

オープンバイトによって起こる日常生活への影響とは?

正しい噛み合わせは、奥歯で噛んだときに上の前歯が下の前歯を2~3ミリ覆っています。ところがオープンバイト(開咬)は、上下の前歯の間にすき間が生じている状態を言います。そしてオープンバイトは日常生活において、色々な悪影響を与えてしまいます。ではオープンバイトはどのような悪影響を与えてしまうのでしょうか。

・前歯で食べ物を噛み切れない

オープンバイトでいちばん不便を感じるのは、前歯で食べ物を噛み切れないことではないでしょうか。麺類や薄いレタスなどは、まず前歯で噛み切ってから奥歯で咀嚼をします。ところがオープンバイトではこういった一連の動作ができません。効率よく咀嚼できないため、胃腸に負担がかかりやすくなります。

・口呼吸になりやすい

オープンバイトは唇が自然と引っ張られ、常にお口が開いた状態になりがちです。そのため口呼吸になりやすいのもオープンバイトのデメリットです。口呼吸は虫歯や歯周病などの原因となり、お口の健康を害しやすい悪癖です。また口呼吸によって出っ歯など歯並びや噛み合わせが大きくかかわることもあります。

・奥歯に負担がかかりやすい

前歯で食べ物を噛み切れないオープンバイトですが、前歯で噛めない分奥歯に負担がかかりやすくなります。奥歯に負担がかかると歯がすり減りやすくなります。またいつも同じ側だけで噛むと口周りの筋肉のバランスが悪くなり、口元やお顔全体の印象が変わってしまいます。

・発音や滑舌が悪くなる

オープンバイトの特徴として、発音や滑舌が悪くなるということが挙げられます。上下のすき間から空気が漏れ、相手に発音が伝わりにくくなってしまいます。特に人前で話すことが多い方にとってはストレスに感じるかもしれません。

オープンバイトは矯正治療で改善できます

日常生活において様々な悪影響を及ぼすオープンバイトは、できるだけ早い時期に直しておくほうが、お口の健康を維持しやすくなります。オープンバイトの原因はいくつか考えられますが、両親や兄弟など血縁関係にオープンバイトの方がおられると、骨格の遺伝によるものが考えられます。しかし骨格以外による原因は、舌癖や指しゃぶりなど後天的な理由が大きく関わります。

オープンバイトは矯正治療で改善が可能です。歯並びの見た目はそろっているから、といった理由でそのままにしておくのはあまり好ましくありません。オープンバイトが与える様々な影響を考え、お口の健康を維持するためにも、まずは歯科医師に相談し、最適な治療法について相談してみましょう。

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気になる歯のすき間は矯正治療?ダイレクトボンディング?

歯と歯の間にすき間がある、いわゆる「すきっ歯」にお悩みの方はとても多いのではないかと思います。すきっ歯には前歯だけにすき間があるものと、全体的にすき間があるものに分けられますが、気になるすき間をきれいに改善する代表的な方法として、矯正治療およびダイレクトボンディングが挙げられますが、どちらの治療法が適しているのでしょうか。

ダイレクトボンディングと矯正治療について

ダイレクトボンディングとは、虫歯治療などで使う歯科用レジンを使い、すき間をレジンで直接埋める治療のことを言います。ダイレクトボンディングの良さは、通院回数が少なく最短で1回で治療を終えることができることです。また歯の色に合わせてレジンが選べるため、レジンと天然歯が自然と馴染むところもダイレクトボンディングの良さです。ただ噛み合わせに問題がある場合、ダイレクトボンディングでは噛み合わせの改善は不可能です。

いっぽう矯正治療はワイヤーやマウスピースといった矯正装置を使って歯を動かし、歯並びと噛み合わせを整えることができます。矯正治療の場合、ダイレクトボンディングと違い治療期間が長くかかります。部分矯正で改善できるケースなら3~6か月程度の治療期間で済みますが、症例によっては1~2年かかることもあります。

治療期間はダイレクトボンディングよりも長くなりますが、噛み合わせをきちんと整えることができるため、すき間だけでなく噛み合わせも改善する必要がある症例では、矯正治療のほうが適していると言えるでしょう。

すき間の広さや状態にもよる?

ではすきっ歯の場合、ダイレクトボンディングと矯正治療のどちらが適しているのでしょうか。前歯の間にすき間がある「正中離開」と呼ばれる症例は比較的よくみられます。前歯というとても目立つ部位にすき間があると、どうしてもコンプレックスを感じ、思いっきり笑うことも憚られるのではないでしょうか。

正中離開の場合、すき間が狭いものはダイレクトボンディングで十分対応可能ではないかと思います。しかし同じ正中離開でも、ハの字に広がっている、すき間がかなり広いとなると、ダイレクトボンディングでは治療が難しくなってきます。

特にハの字に開いてすき間ができている場合、矯正治療が最もきれいに改善ができます。

また全体的にすき間が見られる「空隙歯列」の場合、ダイレクトボンディングではなく矯正治療が第一選択肢となることが多いでしょう。

このように、同じ歯のすき間を埋める治療でも状態によって治療法が変わってきます。歯の色も同時に変えたい場合、思い切ってセラミッククラウンを被せるという方法も考えられます。

ダイレクトボンディングか矯正治療、どの方法が良いのかよく相談を

気になるすきっ歯の治療法についてお話いたしました。すき間の状態により、ダイレクトボンディングか矯正治療どちらになるのかが変わってきます。ダイレクトボンディングで改善できるのであれば、費用も治療期間も少なくすることはできますが、すき間のすべてをダイレクトボンディングで治療するのは困難なケースもあります。

まずはすき間の原因と状態により、どういった治療法になるのか、どうすればいちばんきれいに改善できるについてかかりつけの先生に相談してみましょう。

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部活をするならワイヤー矯正?マウスピース矯正?

お子さんの矯正治療を考えるうえで気になるのが、「矯正装置を付けても部活ができるかどうか」ということがあると思います。ワイヤー矯正もマウスピース矯正も一長一短ありますが、部活をする場合、どちらの装置が適しているのでしょうか。

部活の種類にもよりますが・・・

装置を考える際に気を付けることが「部活の種類」ではないかと思います。というのも、体と体がぶつかりあう激しめのスポーツの場合、口元をぶつけて装置が破損し、お口の中を怪我する可能性が考えられるからです。口元をぶつけやすい代表的なスポーツとして、ラグビー、アメフト、相撲部などが挙げられます。このような場合、ワイヤー矯正よりも比較的怪我をしにくいマウスピース矯正が推奨されることが多いでしょう。

テニスや卓球、陸上などは相手と直接体がぶつかり合うことはないため、上記のスポーツに比べると口元を怪我する可能性は低いでしょう。そのためワイヤー矯正、マウスピース矯正いずれも対応が可能です。

しかし運動部に限らず、吹奏楽部も楽器によっては矯正装置が限られてしまうことがあります。金管楽器や木管楽器など、リードを必要とする楽器はワイヤー矯正では難しいかもしれません。楽器によってはワイヤー矯正よりもマウスピース矯正のほうが演奏に差し障りがないと考えられます。

このように、部活の種類によっては対応できる装置が限られてしまう、ということをまず理解しておく必要があります。

症例によって制限があるケースも

激しいスポーツや木管楽器、金管楽器などの吹奏楽の場合、マウスピース矯正のほうが生活上のリスクは少ないと思います。

しかし症例によってはマウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正のほうが適している場合もあります。例えば抜歯を伴う症例や、マウスピースでは改善が難しいオープンバイトや骨格性の受け口などが該当します。

こういったケースになると、非常に難しいのではないでしょうか。矯正治療を優先するか、部活を優先するかによって矯正のスタート時期も変わってくるかもしれません。

お子さんの考えや保護者の方のご希望もあるかと思います。御家族の間でじっくりと相談してみて下さい。

矯正治療をスタートさせる前にしておくべきこと

もし学生時代は部活を優先し、矯正治療はもう少し先にするとなった場合、いつでも矯正治療をスタートできる準備を整えておきましょう。それは、虫歯にならないこと、お口の中を常にきれいにしておくことです。矯正をする段階になり、虫歯ができてしまっていたら虫歯治療が優先になり、矯正治療のスタートが遅れてしまいます。

またお口の中が不潔な状態だと、歯ぐきが腫れて出血が起きる歯肉炎や、将来的に歯周病になるリスクが高まってしまいます。

もしすぐに矯正治療をスタートさせない場合、お口の中の状態を維持することを第一に考えておきましょう。

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知っておきたいセラミック治療のデメリット

口元を美しく見せるオールセラミックやジルコニアセラミックといったセラミック治療には審美性の向上だけでなく、様々なメリットがあります。ですがどの治療にもデメリットは存在します。今回は、セラミック治療のデメリットについてお話いたします。デメリットを知ったうえで、セラミック治療の良さを確認できるのではないかと思いますので、参考にしてみてください。

オールセラミックの魅力とは?

オールセラミッククラウンやジルコニアセラミックなどは審美性にとても優れており、自然な美しさが大きな魅力です。天然歯に近い自然な白さを再現できるため、ご自身の歯と比べても違和感がありません。またセラミックは表面が滑らかで汚れや色素が付着しにくく、レジンや銀歯によく起きる二次カリエスのリスクも低いため歯の健康を維持しやすいのも魅力です。

このように、セラミックは審美性、耐久性および口腔内の健康維持にも優れたメリットを持ち合わせた治療法です。

セラミックのデメリットとは?

それでは逆に、セラミックにはどのようなデメリットを持っているのでしょうか。デメリットを知っておくことは治療を勧めていくうえでとても大切なことです。基本的に保険診療のメリットがセラミック治療のデメリットと考えられます。

1.費用が高い

オールセラミックやジルコニアセラミックなどセラミックを使った素材は自費治療となるため、保険適用素材と比べるとどうしても費用が高くなります。この費用の高さというのが、セラミック治療の最大のデメリットと言えるでしょう。

2.歯を削る量が多くなる

金属と比べ、オールセラミックの場合は強度に劣ります。そのため補綴物に厚みを持たせる必要があり、歯を削る量が少し多くなってしまいます。

3.金属と比べると強度に劣る

金属は非常に強度に優れています。そのため金属と比べるとセラミックは強度に劣り、前歯をぶつけてしまった場合など、セラミックが欠けてしまう可能性があります。ただしジルコニアを使った補綴物は非常に強度に優れているので、ジルコニアセラミックを選択することでデメリットを解消できます。

セラミックのデメリットは本当にデメリットなのでしょうか?

セラミックのデメリットをご紹介しましたが、これらは本当にデメリットなのでしょうか?確かに費用が高いよりは安い方がよい、金属のほうが丈夫、といった保険診療の良さがありますが、長い目で考えると、本当に保険診療のほうが優れているのでしょうか。

金属やレジンといった保険適用素材はプラークが付きやすく劣化もしやすいため、二次カリエスのリスクが非常に高くなります。二次カリエスになると再治療が必要となり、治療費や補綴物の費用がかさみます。再治療を終えてもまた何年後かには二次カリエスが再発し、さらに再治療・・・このサイクルを繰り返していると、最終的に歯がなくなってしまう恐れがあります。

また金属アレルギーがある方は、金属素材が使えません。レジンで補強するには限度があり、保険が使える素材が非常に限られてしまいます。

セラミックはこのような保険診療のデメリットをカバーし、お口の中を良い状態に改善することが可能です。セラミックはプラークが付きにくく、二次カリエスのリスクを抑え、お口の健康を維持しやすくなります。

最初はどうしても「高い」と思われるかもしれませんが、保険診療で再治療を繰り返していると結局は同じくらいの費用を払うことになるかもしれません。将来的なことを考えると、セラミック治療はお口の健康を考えたとても良い治療法ではないかと思います。

デメリットを知ったうえで、セラミック治療を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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気になるホワイトスポット、どうやってきれいにするの?

ご自身の歯に不自然な白く濁った斑点はありませんか?この斑点は「ホワイトスポット」と呼ばれるもので、歯に起こる病気のひとつです。ホワイトスポットは特に前歯によく見られ、かなり目立ってしまうことから審美性を気にされることと思います。審美性を下げるホワイトスポット、どのような方法できれいにすることができるのでしょうか。

ホワイトスポットの原因とは?

ホワイトスポットが生じる原因は、初期の虫歯とエナメル質形成不全の2つと考えられています。

初期虫歯はエナメル質が酸によって溶かされる脱灰が起こり、カルシウムやリンなどが溶けだしてエナメル質の構造が壊されます。脱灰が起きた部分は光沢性を失い、白く濁ってホワイトスポットが形成されてしまいます。

もう一つの原因であるエナメル質形成不全とは、歯の表面にあるエナメル質が正常に作られない症状を言います。乳歯のときに外傷や栄養障害、病気などによりエナメル質が正しく作られなかったため、ホワイトスポットが生じてしまうことがあります。エナメル質形成不全によるホワイトスポットは虫歯とは異なり、脱灰は起こりません。エナメル質が正しく形成されなかった部分は正常な部分と比べて光の屈折率や透過性が違うため、白く透けて見えてしまいます。

ホワイトスポットの治療法とは?

ホワイトスポットは主に前歯によく見られます。小さなころは気にならなかったのに、思春期や大人になると、とてもコンプレックスに感じて何とかしたい!と思われる方も多いのではないかと思います。この気になるホワイトスポット、どのような治療法があるのでしょうか。

・ダイレクトボンディング

最も一般的な治療法は、ダイレクトボンディングです。白濁している部分を薄く削り、そこへ歯にいちばん近いレジンを埋めて修復する方法です。歯になじむ自然な色調で治療回数も最短1回で済みます。ただ経年とともにボンディングした部分と天然歯の境目が目立つようになることがあります。

・ラミネートべニア

ラミネートべニアとは、セラミックで出来た薄い付け爪のようなものを歯に貼り付ける方法です。歯をとても美しく見せてくれる治療法で、ホワイトスポットもきれいにカバーできます。

欠点としては、ホワイトスポットだけでなく歯全体を薄く削る必要があること、また費用もダイレクトボンディングに比べて高くなります。

なお医院によってホワイトスポット治療のための薬剤などが異なるため、ご紹介した方法にも治療法があるかもしれません。どの治療法がいちばん適しているのか、よく相談のうえ決めていきましょう。

ホワイトスポットはきれいに改善できます

長年ホワイトスポットに悩まされてきた方は、この記事を読んでいただいて治療できることがお分かりいただけたかと思います。ホワイトスポットを治療することでコンプレックスを解消し、笑顔に自信を持つことができることでしょう。まずはかかりつけの先生に相談してみて下さい。

 

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矯正治療中は歯肉炎にも注意が必要

矯正治療中に起こりやすいトラブルと言えば、虫歯を思い浮かべる方が大半ではないかと思います。しかし矯正治療中のトラブルは虫歯だけではありません。歯ぐきが赤く腫れる「歯肉炎」にも要注意です。今回は、矯正治療と歯肉炎についてお話をいたします。

磨き残しで起こる歯肉炎

歯肉炎とは、歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨとした状態を言います。健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっていますが、歯肉炎になっている歯ぐきは赤く、指で触るとブヨブヨとした感触が伝わってきます。また赤く腫れた歯ぐきは歯ブラシの毛先が触れるだけでも出血してしまいます。歯ブラシが血で真っ赤になってびっくりしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

これは磨き残しによりプラークが歯と歯ぐきの境目に付着したことによる炎症です。プラークは細菌の塊で、毒素を放出します。そのまま放置すると歯ぐき全体が腫れてしまいます。

また歯肉炎は比較的若い世代に起こり、矯正治療中にもよく見られます。特に小児矯正や中高生といった思春期と呼ばれる時期は、ホルモンバランスの影響で歯ぐきが腫れやすくなっており、矯正治療中に起こるトラブルの一つとも言えます。

ワイヤー矯正、マウスピース矯正に関係なく正しいブラッシングを心がけること

歯磨きのしにくさと言えばワイヤー矯正が思い浮かびますが、マウスピース矯正でも虫歯リスクがあることに変わりはありません。要は、「きちんと歯磨きができているかどうか」ということになります。

ガタガタの歯並びなどはどうしても歯磨きがし辛くなりますが、正しいブラッシングを行うことで歯と歯ぐきの境目の汚れはきちんと落とすことができます。

中高生など若い世代の歯肉炎は歯周炎(歯周病)に進行することはあまりありませんが、成人以降の歯肉炎は歯を支える歯槽骨が吸収される歯周炎へと進行しやすくなります。特に矯正治療中はどうしても歯磨きがしにくいため汚れが溜まったままになり、歯ぐき全体が腫れて歯周炎へと悪化してしまう可能性が高くなります。

矯正専門医院やかかりつけの歯科医院でブラッシング指導をしてもらえます。ワイヤー矯正の場合、歯ブラシだけでは汚れが落としにくいので歯間ブラシやフロスを使って装置周りの汚れを落とさなければいけません。分かりにくい場合や上手くいかないなど、矯正中のブラッシングの仕方に困ったときは歯科医院で教えてもらうことをお勧めします。マウスピース矯正も同じで、きちんと磨くことを意識して過ごす必要があります。

虫歯や歯肉炎などといった矯正治療中のトラブルを避けるためにも、正しいブラッシングを心がけましょう。

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歯周病でも矯正治療はできる?

大人の矯正治療が注目を集めています。矯正治療というと、小さい子どもさんのイメージが強いかもしれませんが、決してそうではありません。成人してからでも矯正治療によって長年のコンプレックスだった歯並びを改善することは可能です。ただ大人になって気を付けたいのは歯周病です。歯周病になると歯がグラグラしてきますが、このような状態でも矯正治療を行っても大丈夫なのでしょうか。

歯周病の方が矯正治療を行うことのメリットとは?

実は歯周病の方が矯正治療を行って歯並びを整えることにはメリットが多いのです。矯正治療によって歯並びをきれいにすると、歯磨きがしやすくなり汚れが溜まりにくくなります。歯周病は歯と歯が重なった部分に溜まるプラークが原因になるため、その原因となる歯並びを改善することでプラークが溜まりにくくなり、口腔内の環境を維持しやすくなるのが大きなメリットとなるのです。噛み合わせも改善されるため、歯周病の進行の抑制にもなり見た目と健康を維持することができることは、今後の生活面においても非常に有益なものとなるでしょう。

まずは歯周病の治療を優先

歯並びを治したいけれど、歯周病と診断されてしまった・・・という方でも、実は矯正治療は可能です。そのためにはまず、歯周病の治療を優先する必要があります。

歯周病治療の基本は歯石除去とPMTCです。PMTCとは歯のクリーニングのことで、専用の薬剤などを使ってプラークをきれいに取り除き、口腔環境を清潔なものにする大切な処置です。歯石が歯肉縁下に付いている場合、手動の器具を使って取り除くなど歯周病治療を行います。歯周病によって残すことができない歯がある場合、抜歯をしなくてはいけないこともあります。歯周病の進行具合によっては矯正治療が難しいこともありますので、まずはどの程度歯周病が進行しているのかをよく相談しながら歯周病治療、そして矯正治療へと進めていくこととなります。

矯正を始める前に必ず歯周病のコントロールを行うこと

歯周病の方が歯周病治療を行う前に装置を付けていきなり歯を動かすと歯周病が悪化するリスクがあると報告されています。矯正治療をお考えの方はまず矯正相談に行かれると思いますが、ご自身が歯周病になっているという自覚がない方もいらっしゃるのではないでしょうか。矯正相談をした際に「歯周病になっている」と診断されてびっくりすることと思います。

もし歯周病と診断されても気を落とさず、しっかりと歯周病治療を行いましょう。きちんと治療をすれば矯正治療も可能です。逆に、矯正治療を行うことでプラークコントロールがしやすくなり、歯周病の進行を抑制できる可能性が高まります。まずはかかりつけの医院でよく相談をしてみて下さいね。

 

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