ホワイトニングができない歯を白くするラミネートべニアとは?

歯を真っ白にするホワイトニングですが、歯の状態によってはホワイトニングができないことがあります。ホワイトニングができない場合、いくつかの方法で気になる歯の色をカバーすることができますが、そのうちのひとつである、ラミネートべニアについてお話をいたします。

ホワイトニングで白くできない歯とは?

歯を白くする方法で代表的なものは、やはりホワイトニングでしょう。口元の審美志向が上昇している今、ホワイトニングで歯を真っ白にしたい方はとても多いのではないでしょうか。

しかし、ホワイトニングは全ての人にとって適応できるわけではありません。歯のトラブルやお体の状態によってはホワイトニングができないこともあります。ではホワイトニングができない状態とは、いったいどういったものがあるのでしょうか。

・被せものが入っている歯

・知覚過敏がひどい

・抗生物質で変色した歯

・歯にヒビが入っている

・無カタラーゼ症の方

・18歳未満、妊娠中・授乳中の方

その他にも、医師が診断をしてホワイトニングができないと判断された場合、別の方法で審美回復治療を行うことになります。

ラミネートべニアとは?セラミッククラウンとどう違うの?

ホワイトニングができない場合の審美回復治療には、ラミネートべニアとセラミッククラウンが候補となります。

ではラミネートべニアとはどんな治療法なのでしょうか。

セラミッククラウンは、保険の被せもの同様、型どりをして出来上がった被せものを歯に被せる方法です。セラミックでできた被せものは保険のものと違い、審美性、耐久性ともに優れています。しかし、歯をたくさん削らなければならないというデメリットがあるため、将来的な歯の健康を考えると、積極的にお勧めできるかどうかは微妙なところです。既に被せものが入っている歯の審美回復治療と異なり、健康な歯をたくさん削ることは大きなリスクを背負うことになるのです。

一方のラミネートべニアは、セラミック製の薄いネイルチップのようなものを歯に貼り付けて審美性を向上させる方法です。セラミッククラウンと違い、歯を削る量はごく少量で、ダメージを最小限にとどめます。この方法は、ホワイトニングでは白くできない歯を、ダメージをできるだけ抑えながら歯を白く美しく仕上げることができます。また歯の形状も整えることができるため、理想的なスマイルラインも期待できるでしょう。

ただし噛み合わせの状態によってはやや欠けやすい、といったデメリットがあります。

ご自身に合った方法で歯を白く美しく

歯を白くすることで、笑顔に自信を持つことができます。歯を削る必要がないホワイトニングで白くできるのが理想的ですが、できないケースもあります。ラミネートべニアなら、歯を削る量はごくわずかなため、ホワイトニングができない方の選択肢となるでしょう。ホワイトニングでは白くできない方、気になる方はラミネートべニアについてかかりつけ医に相談してみてください。

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保険適用の白いレジン、どのくらい持ちますか?

歯科治療で使われる白いレジンは、歯科治療にとって最も使用頻度の高い素材です。歯の色と馴染みやすいのですが、このレジンはいったいどのくらい持つものなのでしょうか。今回は、歯科用レジンについてお話いたします。

使用頻度が多い、歯科用コンポレットレジン

歯科用レジンは、文字通り歯科治療で使われる樹脂であり、虫歯治療など最も多い頻度で使われます。コンポレットレジンとも呼ばれ、略してCRと呼ばれています。保険適用のため、安価で治療ができること、いくつかの色味がありご自身の歯と近い色味を選択することができるため、自然な仕上がりが期待できることが最大の特徴です。

以前は虫歯治療といえば、アマルガムという素材が使われていましたが、アマルガムは水銀を含むため毒性が強いことが懸念点でした。それ以降コンポジットレジンが普及し、アマルガムではなくコンポジットレジンによる修復が主流となっています。

レジンでできることは、虫歯部分を削った部分を詰める、少し欠けた部分やすき間の部分を補うなど、色々な症例で使われます。根管治療など大掛かりな処置でない限り、レジンで対応できることが多いでしょう。

歯科用レジン、耐久性はどのくらい?

日常の歯科治療で使われないことはないくらい、使用頻度の高いレジン。治療後は自分の歯のように自然に馴染んでおり、その仕上がりに満足される方がほとんどだと思います。

ではこのコンポレットレジンですが、どのくらい持つのでしょうか。

レジンは樹脂のため、色素や細菌が付きやすいといったデメリットがあります。そのため毎日の飲食により、少しずつ劣化が起こります。特にコーヒーや紅茶、赤ワインなどを好んで摂取される方は、色素がレジンに取り込まれてしまって変色しやすくなります。治療後何年か経ってふと「あれ?こんなに茶色かったっけ?」とびっくりすることもあるかもしれません。

また虫歯治療でレジンを使った場合、自分の歯とレジンの境目から虫歯菌が入り込んで、内部で少しずつ虫歯が広がってしまうことがあります。その際、レジンで詰めた部分が取れてしまうこともあります。

こういったことから、歯科用レジンの耐久性はそれほど長くなく、寿命は2~3年くらいが平均だと思われます。ただ口腔内の状況によって、もっと長持ちする方もあれば、平均寿命よりも短くなる方もいらっしゃいます。

再治療も保険のレジンでいいの?

変色・劣化したコンポレットレジンは、再治療で審美性や機能を取り戻すことができます。保険適用のレジンは安価で治療ができますが、数年後にまた同じようなことが起こる可能性が高いでしょう。小さな詰め物は保険適用のレジンでも十分対応できますが、前歯の被せものの場合は思い切ってセラミッククラウンに変えると、耐久性がかなりアップします。

保険適用のレジンは数年後に劣化が起こります。そういったことを見越して治療法を相談されてみると良いでしょう。

 

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被せものが取れたら、次はセラミックにしたほうがいいの?

詰め物や被せものといった補綴物が取れてしまった場合、再治療が必要になりますが、状態によっては再度詰め物や被せものを作製する必要があります。その際、自費治療のセラミックにしたほうがいいのでしょうか。今回は、再治療におけるセラミック素材についてお話をいたします。

詰めものや被せものが取れてしまう理由とは?

いきなり詰めものや被せものが取れてしまった、あるいはもう取れそう、という状態になると、食事もままならないですよね。速やかに歯科医院を受診する必要がありますが、補綴物が取れてしまうのにはいくつか原因がありますが、いちばん多いのは、「二次カリエス」つまり虫歯の再発です。

保健適用の補綴物は素材の特徴上、歯と密着しにくく、ほんのわずかなすき間が生じてしまいます。そこから虫歯菌が唾液とともに入り込み、内部で虫歯が再発してしまう可能性が高まります。

内部で虫歯が広がってしまうと、補綴物が合わなくなり浮き上がってしまいます。そして何かの拍子にポロっと歯から外れてしまいます。

接着不良ということも考えられますが、それよりも保険適用の補綴物の素材はプラークが付きやすいため、どうしても二次カリエスのリスクが高まってしまうのです。

そして二次カリエスのために捕れてしまった補綴物のほとんどは、再接着することが難しく、再治療になることがほとんどです。

二次カリエスに強いセラミック

再治療は、虫歯治療あるいは再根管治療が行われます。虫歯治療を終えた後、再度型どりをして詰めものや被せものを作製しますが、その際に再度保険素材を選ぶのか、審美性の高いセラミックなどの自費素材を選ぶのか、ということになります。

お財布に優しいのは、もちろん保険素材です。しかし、上記のとおり保険素材は金属やレジンしか適用にならず、審美性とともに耐久性に問題が生じます。二次カリエスを繰り返していると、そのたび歯を削らなければいけないため、将来的に歯を失ってしまう可能性も否めません。

その点、オールセラミックなどの自費素材は、プラークが付きにくく、歯との密着性にも優れた素材です。セラミック素材は見た目ばかりがクローズアップされますが、耐久性にも優れています。保険適用素材と比べると、二次カリエスのリスクはグッと低くなります。虫歯になりやすい方、何度も再治療は嫌だという方には、耐久性に優れたセラミック素材のほうがお勧めと言えます。

一時的に高額な費用が必要になりますが、何度も再治療を繰り返していると、結局かかった費用はそれほど大差なくなります。それ以上に、何度も再治療を繰り返すほうがストレスになるかもしれません。

セラミックでも、口腔内管理はしっかりと

二次カリエスのリスクが低く、再治療の可能性も保険素材と比べると抑えられるセラミック素材ですが、一生持つかというと、必ずしもそうとは限りません。高い費用を出したセラミックを長持ちさせるためには、しっかりとした口腔内管理が当然必要です。虫歯菌はいちどお口の中に入り込むと、一生棲みついてしまいます。少しでも虫歯リスクを下げるためにも、定期検診は必ず受け、口腔内管理を怠らないようにすることが、セラミックを長持ちさせる秘訣です。

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ワイヤー矯正中に気を付けたい食べ物とは?

ワイヤー矯正はしっかり歯が動き、マウスピース矯正よりも症例の幅が広いため、矯正治療の選択肢として考えられる方は多いと思います。しかしワイヤー矯正は固定式のため、食材によってはトラブルが起きやすい装置でもあります。では、ワイヤー矯正中に気を付けたい食べ物とはいったいどんなものでしょうか。

ワイヤー矯正のブラケットが取れやすい食材とは?

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを付けてそこへワイヤーを通し、少しずつ歯を動かしていきます。歯の表面にブラケットを付ける方法は医院によって違います。このブラケットですが、動的治療を終えたあとは当然ブラケットを取り除くため、永久的に付いているということではありません。したがって、とても頑丈に歯にくっつけているわけではないのです。

そのため、食材によってはブラケットが外れてしまうことがあります。ブラケットが取れやすい食材としては、固いものや歯につきやすいものが挙げられます。例としては

・アーモンド、ナッツなど

・固めのブロッコリーや肉など

・お餅やキャラメルなど粘着性の強いもの

といったものがブラケットが取れてしまいやすい食材と考えられます。ワイヤー矯正の間は、こういった食材のものは控えたほうが無難かもしれませんね。

もしブラケットが取れたら?

固いものや粘着性の強いものを食べていてブラケットが取れてしまったら、とても焦ってしまうのではないでしょうか。もしブラケットが取れそう、あるいは取れてしまったら、まずは速やかにかかりつけ医に相談をしてください。医院によっては、矯正用ワックスで一時的に応急処置を指示することもあるかもしれません。

ここで絶対に行ってはいけないのは、市販の接着剤を使ってブラケットを歯に接着することです。これはトラブルの原因になるため、絶対に行ってはいけません。

まずは速やかに医院に相談をするようにしてください。

ワイヤー矯正中は食事にも気を付けて

ワイヤー矯正は動的治療を終えるまでお口の中に固定したままのため、飲食に不自由を感じてしまうことと思います。また前述したように、ナッツ類や固めの野菜や肉類、お餅などはブラケットが取れてしまう可能性が高まります。大好きな食材が制限されるのは辛いかもしれませんが、ワイヤー矯正の場合、ブラケットが取れるリスクはどうしても付き物ですので、食材には十分注意して過ごしてください。

マウスピース矯正の場合、食材に制限はありません。もしマウスピース矯正が適応される歯並びだった場合、マウスピース矯正を選択するのもひとつの方法です。

矯正装置を考える場合、日常生活における影響も考慮しながら選択すると良いでしょう。

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矯正治療は噛み合わせが大事!

歯並びをきれいにするための矯正治療ですが、目的は歯並びを整えることだけではありません。噛み合わせを正しく整えることが矯正治療の大きな目的です。しかし、噛み合わせを無視すると、色々な不快症状があらわ最悪噛めなくなってしまうことがあります。今回は、噛み合わせの重要性についてお話いたします。

噛み合わせを重要視しない矯正をすると・・・

歯並びが悪いと、どうしても歯をきれいに整えることだけを考えてしまいがちになるのではないでしょうか。とにかく見える部分だけでもきれいにしたい!噛み合わせは合っていると思う!と噛み合わせを無視してしまうと、後から様々なトラブルに見舞われ、後悔する結果になってしまう恐れがあります。では噛み合わせを考えない、歯列だけを整えた矯正治療後はどのようなリスクがあるのでしょうか。

・噛み辛い、または噛めなくなる

・唇が閉じれなくなる

・矯正前に比べて顎に違和感や痛みが出るようになった

・顎のズレや顔の歪み

・頭痛や肩凝りなどの不快症状

このように、噛み合わせを重視せず、見た目だけを考えた矯正治療後には様々な不快症状やトラブルが起こりやすくなります。

噛み合わせを考えないのは、どうして?

歯列矯正は虫歯治療などと違い、時間もお金もかかります。そのため、少しでも安く、費用を抑えて矯正治療をしたいとお考えになるのも無理はありません。とにかく歯がきれいに並べばOK!と考える方も多いのではないかと思います。

このようなことから、普段の噛み合わせが合っていないのに、それに慣れてしまっていることが考えられます。噛めているから大丈夫、と思っていても、実はその噛み合わせは合っていないということは決して少なくありません。それにもかかわらず、やはり費用面などの問題で早く安く済ませたい、歯だけをきれいに並べたい、と思ってしまうのではないでしょうか。

噛み合わせを正しく整えることで得られるメリットとは?

歯並びに比べるとどうしても重要視されず、後回しにされがちな噛み合わせ。しかし矯正治療を提供する歯科医師側としては、やはり噛み合わせを正しく改善することを目的としています。ただ単に歯を並べるだけではなく、正しい噛み合わせで得られるメリットはやはり、お口の中の健康に深く関わります。

・お口の健康寿命が延びる

・歯周病のリスクが減る

噛み合わせを正しくすることで噛むバランスが良くなり、しっかりと噛むことができます。しっかり噛めることができると、脳の活性化につながり、将来的な認知症の予防にも役立ちます。また歯を失う原因である歯周病リスクも押されることができます。歯周病は噛み合わせが悪いことで症状を悪化させてしまうことがあるため、噛み合わせを正しくすることで、歯周病のリスクを減らせることが可能になります。

矯正治療は、噛み合わせまでしっかりと考えましょう

噛み合わせを重要視しない矯正治療が与える影響についてお話いたしました。ただ単に歯並びを治すだけでは、お口や体の機能に悪影響を与えてしまいます。矯正治療を考えるときは、噛み合わせのこともしっかりと考慮してくれる医師のもとで相談することが大切です。

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セラミッククラウン、寿命はあるの?どのくらい持つ?

銀歯や劣化した被せもので口元の審美面を大きく下げてしまうお悩みを解消するのは、セラミックを用いたセラミッククラウンです。セラミックは美しさだけでなく耐久性にも優れていますが、セラミッククラウンには寿命があるのでしょうか?今回は、セラミッククラウンの寿命についてお話をいたします。

劣化しやすい保険適用素材

一般的に歯科治療は、保険適用で治すことができます。また詰めものや被せものが必要になった際も、保険が適用となり、安価で機能を回復させることができます。

ただ、保険適用素材には審美性を下げる、劣化しやすく短い期間で再治療が必要になるケースが多いというデメリットがあります。

保険適用の前歯の被せものはレジンと金銀パラジウム合金が使われており、数年経つとレジンが変色し、さらに歯周病の影響などで歯ぐきが下がると金属の部分が見えてしまい、審美面を大きく下げてしまいます。

また奥歯は強度を必要とするため銀歯になることが多いですが、こちらは歯磨きがしにくい部位になると、二次カリエスになって再治療を余儀なくされてしまいます。見た目もですが、どちらかといえば劣化しやすく二次カリエスのリスクが高まるほうが懸念点と言えるでしょう。

銀歯をはじめとした保険適用素材の寿命は、口内環境にもよりますが平均3~5年くらいと言われており、再治療を迎える日は意外と短いと言えます。

このようなことから、保険適用素材は劣化しやすく耐久性もあまり良くない、ということがお分かりいただけると思います。

セラミックの寿命は?

それではセラミッククラウンはどうでしょうか。セラミックは白くなめらかな素材で、同じ白い素材でもレジンと比べると、審美性・耐久性ともにとても優れています。保険適用素材よりも長持ちしやすく、口元の美しさとお口の健康維持にとっても、保険素材にはない良さを持ち合わせています。

では肝心の寿命はどうでしょうか。残念なことに、セラミッククラウンは一生涯持つという保証はありません。優れた素材といえども、やはり人工の歯はどうしても破損するリスクがあるため、「絶対に一生持ちますよ!」とは言えないのです。

セラミッククラウンの平均寿命はだいた10年くらいと言われています。しかしこちらも口内環境によって寿命は大きく変わります。平均を下回る、あるいはすぐに破損してしまうのにはいくつか原因があります。その原因とは、以下のようなことが考えられます。

・歯ぎしり、食いしばり

・口内環境が不潔

・噛み合わせに問題がある

 

せっかく入れたセラミッククラウンが平均寿命よりも早く劣化してしまうのは、このようなことが主な原因として考えられます。

セラミッククラウンを長持ちさせるためには?

審美性や耐久性に優れているセラミッククラウンですが、口内環境によっては思っていたよりも早く劣化が起こることがあります。セラミッククラウンのデメリットは費用が高いことです。せっかく高い費用を出してセラミッククラウンに変えたならば、できるだけ長持ちさせたいと思われるでしょう。

まずはしっかりとメンテナンスに通いましょう。二次カリエスリスクは低いですが、被せものの周りに汚れが残っていると、歯ぐきが腫れる原因になってしまいます。

また噛み合わせが悪くないかどうか、歯ぎしりや食いしばりは行っていないかどうかもチェックしてもらいましょう。噛み合わせの悪さは咬合調整、食いしばりは歯ぎしり用マウスピースを作製するなど、症状に適した対処法で改善が見込めます。

セラミッククラウンで気になることがあれば、担当医とよく相談して下さい。

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前歯が大きい!削って小さくすることはできますか?

上の前歯は笑ったときに最も目立つ部分です。この前歯が大きくて、もうちょっと小さくしたい、というお悩みを目にすることがあります。大きな歯を小さくするために、歯を削りたい!と考えてしまうことはありませんか?確かに歯を削ることで前歯のサイズを小さくすることはできます。しかし歯を削ることが本当に最善策なのでしょうか。今回は、前歯の大きさをバランスよく整える方法についてお話いたします。

前歯の平均的な大きさは?

前歯には名称がありますが、普段その名称で呼ぶことはまずありません。わたしたちが普段呼ぶ「前歯」は、上顎の正面に見える左右の歯であり、正式名称は「中切歯(ちゅうせっし)」です。

この中切歯の平均的な大きさは、男性で8.6ミリ、女性で8.5ミリ前後とされています。9ミリを超えるとやや大きいと判断されますが、ほとんどの方は平均的な大きさであると考えられるでしょう。

前歯が大きく見えるのはなぜ?

一般的に、中切歯は大きく見えるものであり、先ほど述べた平均の範囲内であれば、それほど気になるものではないでしょう。しかし鏡を見て自分の笑った口元を見たとき「前歯が大きくて目立っていやだ」と感じる方も少なくはありません。では前歯が大きく見えるのはどうしてなのでしょうか。

平均値より歯が大きい

中切歯の平均値を超えていると、どうしても歯が大きく見えてしまいます。サイズ的な問題になるでしょう。

中切歯の横の歯が小さめ

中切歯の隣の歯を「側切歯」と言いますが、側切歯が小さめですと、どうしても中切歯は大きく見えてしまいがちになります。

出っ歯や歯の向き、位置の問題

出っ歯も中切歯が大きく見える原因になります。自分では気にならない、あるいは気づいていないくらいの出っ歯の場合、医師に言われて初めて気づくこともあります。

また歯の向きや歯の位置によっては、視覚的に中切歯が大きく見えてしまうこともあります。

前歯の大きさはどうすれば小さくなる?

気になる前歯の大きさですが、歯を削って小さくしたい!と考えてしまうのも致し方ありません。歯を削ってしまえば当然、サイズを小さくすることは可能です。削るだけなので受診したその日でも改善しようと思えばできます。

しかし虫歯でない限り、安易に歯を削ることはあまりお勧めできません。歯を削ることで神経を抜かなければいけない、というリスクがあるからです。健康な歯の神経を抜き、将来的な歯の寿命を短くすることは得策ではありません。また歯を削ってセラミッククラウンを被せる方法もありますが、こちらも健康な歯をたくさん削るリスクを抱えてしまいます。

ではどのような方法が最善策というと、それは歯列矯正です。前歯の歯列を整えることで中切歯と側切歯の見え方が変わることがあります。前歯の歯列を改善するだけで、歯を削らずに前歯のバランスが良くなることも十分考えられます。インビザラインなどのマウスピース矯正なら事前にシミュレーションできますので、どのような変化が起きるのか試してみるのも良いかもしれません。部分矯正でも改善できるかもしれませんので、矯正の担当医に相談してみることをお勧めします。

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神経を取った歯の変色はどうやって改善する?

進行した虫歯や歯を折るアクシデントなどで神経を取り除く治療を行った場合、やがて根元がグレーっぽく変色してきます。特に前歯の場合、他の歯と比べると変色が目立ってしまい、気にする方も多いのではないかと思います。では神経を取った歯の変色は、どのようにして改善することができるのでしょうか。

ホワイトニングでは改善できない失活歯の変色

神経を取った歯のことを「失活歯」と呼び、神経がある歯と区別をしています。この失活歯はすぐに起こるのではなく、治療後数年経ってから変色が起きてくることが多く、審美面を下げてしまう要因のひとつでもあります。

歯を白くきれいにするという施術の代表は、ホワイトニングです。しかし失活歯はホワイトニングで白くすることは効果がほとんど期待できません。ホワイトニングのメカニズムは失活歯の変色には有効ではないのです。ホワイトニングは神経のある歯を白くする施術ですので、失活歯の変色の改善は、別の方法が必要になります。

失活歯の変色を改善させる方法は2つ

では神経を取り除いた歯の変色は、どのような改善法があるのでしょうか。考えられる方法は2つです。

ウォーキングブリーチ

失活歯の変色を改善する方法の一つ目は、ウォーキングブリーチという方法です。ウォーキングブリーチとは、神経を取った根管の中に漂白成分のある薬剤を入れて白くする方法です。2,3回繰り返すことで歯の変色が改善されてきます。納得のいく白さになれば、歯に蓋をして終了します。

歯の裏側から歯を削って穴を開け、そこへ薬剤を詰めます。歯を大きく削ることはなく、最低限削るだけで済みます。

なお神経が残っている歯にはウォーキングブリーチを行うことはできません。

ラミネートべニアあるいはセラミッククラウンを被せる

ウィーキングブリーチで納得のいく白さが得られなかったり、一気に歯を白くしたい場合はラミネートべニアやセラミッククラウンといったセラミック治療を行うことで、失活歯の変色を改善することができます。

ウォーキングブリーチと異なり、人工の素材を使って歯に貼り付けたり被せたりするので、審美性の改善は確実になります。ただ周りの歯と色調を合わせないと、セラミック治療を行った歯だけが妙に白くなり不自然な仕上がりになるため、周りの歯に馴染む、自然な色調を選ぶことが大切です。

またウォーキングブリーチと違い、歯を削る必要があることも理解しておく必要があります。

失活歯の変色に悩んだら、まず相談しましょう

神経を取った歯の変色の改善法についてお話しました。奥歯ならそれほど気にならないかもしれませんが、前歯の変色はとても気になると思います。神経を取った歯の変色も、ご紹介した方法できれいにすることができます。失活歯の変色に悩んだら、まずはかかりつけの医師に相談してみましょう。

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保険の被せものが劣化しやすいのはなぜ?

虫歯治療などで歯を削った際、削った部分を修復する必要がありますが、その選択肢として多いのは保険治療ではないかと思います。保険治療で修復できる被せものは安価であるというメリットがありますが、劣化しやすいということは案外知られていないのではないでしょうか。今回は保険の被せものが劣化しやすい原因についてお話いたします。

保険適用素材にはどんなものがある?

ひとことで歯科治療の被せものといっても、素材は色々ありますが、保険適用の場合、決められた素材しか使うことができません。そして患者さんは、その素材がどういったものなのか、その特徴をしっかりと理解しないまま治療へ進んでいる、ということも否めないのです。まずは保険適用素材にはどんなものがあるのか説明します。

・レジン

レジンとは樹脂のことで、虫歯治療に最もよく使われる素材です。虫歯や欠けてしまった部分をレジンで埋めて修復します。歯の色に近い白い色をしているため、自然に仕上がることが特徴です。

・金銀パラジウム合金

いわゆる「銀歯」と呼ばれる素材で、広く歯を削ったときや、神経を取り除いて土台を立てた歯に使われます。前者はインレーと呼ばれる詰めもの、後者はクラウンと呼ばれる大きな被せものになります。金銀パラジウム合金は丈夫ですが、かなり目立ち審美性を下げてしまいます。

・CAD/CAM冠

保険適用になった白い被せものです。レジンとセラミックを混ぜたもので、部位によっては銀歯ではなくこのCAD/CAM冠を用いることで審美性を大きく向上させることができます。

保険素材が劣化しやすいのはなぜ?

安価で治療ができる保険適用素材ですが、いずれも劣化しやすいという特徴があります。自費のセラミッククラウンなどと比べ、保険適用素材は「悪い部分の機能を修復するため」であり、審美性や耐久性などは考慮されていません。主な特徴としては次のようなことが挙げられます。

・レジンの変色

レジンは樹脂のため傷がつきやすく、そこへ飲食物の色素が付き、黄ばみや茶色といった変色が起きやすくなります。そのため、ご自身の歯とレジンの境目が分かりやすくなり、審美性が低下します。これはレジンが使われているCAD/CAM冠も同様です。

・銀歯が外れやすくなる

金銀パラジウム合金を使った詰めものや被せものは、歯と修復物の間のわずかなすき間から唾液が流れ込み、セメントが少しずつ流れ出してきます。。そのため詰め物が浮き上がってくることがあります。また虫歯の再発により詰めものが合わなくなり、外れてしまうこともあります。これは歯と銀歯の接着に問題があるからです。

劣化を抑えるならセラミックが最適

保険適用素材は費用を抑えららえる分、劣化しやすいという特徴があります。劣化すれば再治療をすればよいのですが、再治療をするたび歯を削る必要があるため、歯の寿命にも影響が出てしまいます。

こういったデメリットを払拭するのが、自費のセラミック素材です。セラミックはやや高額ですが、審美性だけでなく耐久性にも優れており、劣化しにくい素材です。

保険素材のほうがよいのか思い切って自費のセラミックにするのか、どちらがよいのか迷っている方はいちど歯科医師に相談をしてみましょう。

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被せものの周り、しっかり磨いていますか?

銀歯や自費の被せものなど、人工歯そのものは虫歯になりませんが、被せものの周りは比較的汚れが付きやすく、きちんと磨けていないと歯ぐきが腫れやすくなります。特にセラミッククラウンは油断をすると虫歯や歯周病といったトラブルを引き起こしてしまう可能性が高まります。今回は、被せものと歯ぐきの腫れに注目してお話をいたします。

被せものの周りが腫れやすいのはなぜ?

銀歯やセラミッククラウンなどの被せものの周りの歯ぐきは、天然歯と比べると汚れが付きやすいという特徴があります。特に銀歯の場合、歯と銀歯の境目にわずかな段差が生じてしまうため、どうしても段差部分にプラークが付きやすくなります。

また銀歯だけでなく、保険適用となったCAD/CAM冠も、セラミックと比べると表面がややザラザラしており、汚れやプラークが付きやすい素材です。

特に上の奥歯に被せものが入っていると非常に磨きにくく、歯ブラシの毛先が届きにくい部分にプラークや歯石が溜まり、歯ぐきが腫れる原因となります。

ではセラミッククラウンはどうでしょうか。セラミッククラウンは銀歯やCAD/CAMといった保険適用素材と比べると良質な素材で、比較的プラークが付きにくいというメリットを持っています。

しかし、セラミッククラウンだから歯ぐきが腫れることはない、ということはありません。プラークが付きにくくても、磨き残しがあると当然プラークは付着し、歯ぐきが腫れてしまいます。

特に加齢によって歯ぐきが少しずつ下がり始めると、歯と被せものとの境目が生じてくるため、その部分に汚れが付着して歯ぐきが腫れてしまいます。もちろんきちんと磨けていなければ、天然歯にもプラークは付きますが、被せものの周囲はよりプラークが付きやすいため、注意が必要です。

歯ぐきが腫れるとどうなる?

では歯ぐきが腫れるとどのようなトラブルが起きやすいのでしょうか。歯ぐきの腫れが引き起こす最も大きなトラブルは、歯周病です。歯周病は歯肉炎が進行したもので、年齢が進むとともにリスクも高くなります。

歯周病は虫歯と異なり、歯ぐきに炎症が起きるため虫歯のような鋭い痛みはあまり起こりません。

しかし痛みをそれほど感じない分、歯周病の進行に気づきにくいのです。歯周病が進むと歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯が揺れ動き始めて最終的に抜け落ちてしまいます。

歯周病で歯を失ってしまうと食事がし辛いだけでなく、体の健康にも影響を及ぼしてしまうため注意が必要です。

歯ぐきの腫れを引き起こさないためには?

歯ぐきの腫れは誰でもおこりますが、被せものが入っている方は特に念入りな歯磨きが必要になります。毎日の歯磨きでは歯ブラシだけでなく、ワンタフトブラシやフロスなどを使ってしっかりと磨くようにしましょう。

また上の奥歯などは非常に磨きづらいため、どうしても汚れが残ってしまいます。この部位に銀歯や自費の被せものが入っている方は多いと思いますが、被せものの周りの汚れをきれいに落とすためには、歯科医院でのクリーニングが欠かせません。これはセラミッククラウンでも同じです。年齢を重ねるにつれ、被せものは増える傾向にありますので、より歯周病のリスクが高まってしまうのです。

健康なお口を維持するためにも、被せものの周りの汚れもしっかりと落とすように心がけましょう。汚れの落とし方が分からないときは、かかりつけの医院で歯科衛生士に相談すると、磨き方のコツを教えてもらえるので積極的に尋ねてみましょう。

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