ホワイトニングでしみるのはどんなとき?

ホワイトニングは専用の薬剤を使って歯を白くしますが、稀にホワイトニングの最中やホワイトニング後にしみる症状を感じることがあります。

ホワイトニングにより歯がしみるということは、歯や歯ぐきに何らかのトラブルが起きているサインであり、不安に感じることと思います。ではホワイトニングで歯がしみるのはいったいどんなときなのでしょうか。

 

ホワイトニングで歯がしみる原因は?

ホワイトニングは、歯の表面に過酸化水素という薬剤が主成分のホワイトニング剤を使って行われますが、お口の中にトラブルがあると、この薬剤が刺激となってしみる症状が起きてしまいます。では薬剤がしみるのは何が原因なのでしょうか。

 

1.知覚過敏

知覚過敏とは、虫歯でないのに冷たいものや甘い物がしみる症状を言います。特に冷たい飲み物やアイスクリームなどを食べたときに「キーン」とした鋭い痛みを感じやすいと言われています。虫歯かどうか診察を受け、虫歯でないと言われた場合、知覚過敏と診断されることが多いと思います。

知覚過敏の原因のひとつとして、歯ブラシの圧が強く、歯ぐきが下がって歯の根元が露出してしまうことが考えられます。歯の根元はエナメル質が薄く、強すぎる歯磨きによって歯ぐきが下がり根元が露出するため、外からの刺激を受け痛みとなって感じるのです。

 

2.歯にヒビが入っている

歯には目で確認し辛い細かいヒビが入っており、そこへホワイトニングの薬剤が浸透することで刺激となって痛みを感じてしまうことがあります。歯の表面は硬いエナメル質で覆われているため、健康な歯なら痛みを感じることはまずありませんが、歯の表面にヒビが入っていると、そこから薬剤が入り込んで神経を刺激してしまいます。

 

3.長時間のホームホワイトニング

ホームホワイトニングはご自身でホワイトニングを行う方法です。専用のマウスピースにホワイトニングジェルを流し込んで装着しますが、装着時間が長すぎると歯や歯ぐき痛みを生じます。中にはついうっかりホワイトニングジェルを流したマウスピースをつけたまま朝まで寝てしまった、という方もおられるかもしれません。

 

薬剤が長時間歯に付いた状態で過ごすと強い痛みを感じてしまいます。またマウスピースからはみ出した薬剤が歯ぐきについたまま長時間過ごすと、歯ぐきがヒリヒリするような痛みに襲われることもあります。

 

マウスピースの装着時間は最大2時間とし、それ以上は装着しないように気を付けて下さい。

 

ホワイトニングの前に必ず医師の診察を受けましょう

ホワイトニングは薬剤を使った施術のため、歯や歯ぐきにトラブルがあるとホワイトニングが受けられないことがあります。また折角ホワイトニングを行っても染みる症状が起きると、次からホワイトニングが受けられないことがあります。

 

ホワイトニングの前は必ず医師の診察が必要です。診察を受けることにより、ホワイトニングができる状態か否かの診断を受けることができます。また根元が露出している場合、根元には薬剤を塗布しない、あらかじめしみ止めを塗っておくなどホワイトニング後のトラブルを防ぐための処置も受けることができます。

 

安全にホワイトニングを受けるためにも、ホワイトニングは必ず歯科医師がいる歯科医院で受けるようにして下さい。

 

当院のホワイトニングについてはこちら 桑名駅より徒歩5分 星野歯科医院

 

 

 

 

ハの字に開いた前歯は部分矯正で治せますか?

にっこりと笑ったときに最も目立つのは、前歯です。前歯で印象は大きく変わります。前歯のお悩みは色々ありますが、その中に「ハの字に開いた前歯」というお悩みをお持ちの方がおられるのではないでしょうか。ハの字に開いていると子供っぽく見えてしまうため、せめてこの部分だけでもなんとか治せないかと思われることでしょう。

気になる部分だけを治す方法として部分矯正がありますが、ハの字に開いた前歯を部分矯正で治すことができるのでしょうか。

 

前歯がハの字に開いているとどんな影響が出る?

どちらかといえば子供に多く見られるハの字に開いた前歯ですが、大人の方にも見られ、コンプレックスを抱えている方が多いと思います。お子さんの場合、前歯の隣の歯が生えてくることで改善されることが多いですが、そのまま成長して大人になってもハの字に開いたままという方も少なくはありません。

 

前歯がハの字に開いていることで抱えてしまうデメリットは、なんといっても審美面です。目立つ前歯の歯列が整っていると笑顔に自信を持つことができますが、ハの字に開いているとつい口元を手で覆ってしまう、思いっきり笑えないなど審美面で大きな問題が生じます。

 

特にハの字になっているだけでなく、すき間があると非常に恥ずかしい思いをしながら過ごしてしまうのではないかと思います。マスクで口元を隠せるとは言え、印象を大きく変える前歯は審美面に大きな影響を与えてしまいます。

 

また噛み合わせにも深く関わります。前歯の噛み合わせが悪いと、前歯で食べ物を噛み切ることが難しくなります。全体の噛み合わせにも影響が出てしまうため、噛み合わせのバランスが悪くなってしまいます。

 

よく噛めないと消化不良を起こし、胃腸に負担をかけてしまいます。噛み合わせが悪いと同じ側でばかり噛んでしまいますので、左右のお顔のバランスが悪くなってしまうことがあります。

 

このように、前歯の噛み合わせが悪くなることで全体の噛み合わせも悪くなり、左右のお顔のバランスが悪くなり、全身の歪みの原因にもなってしまうのです。

 

気になる前歯を治すことができる部分矯正

ではハの字に開いた前歯はどうやって治すことができるのでしょうか。お子さんの場合は歯が生えてくることで改善されることが期待できますが、大人になってからハの字を改善する方法は、部分的に矯正をする部分矯正が選択肢として挙げられます。

 

部分矯正は奥歯を動かさず、前歯だけを整える治療法で、全体矯正と比べて費用も期間も抑えることができます。

 

部分矯正で使われる装置はワイヤーかマウスピースで、医師と相談してどちらの装置を使うのか決めて治療を行います。

 

ただ部分矯正が適応されるのは奥歯の噛み合わせに問題がないと判断された場合であり、奥歯を動かす必要があると判断された場合は全体矯正となるでしょう。

 

コンプレックスを改善し、笑顔に自信を

前歯の歯並びひとつで印象は大きく変わります。部分矯正で気になるハの字を改善することができれば、笑顔に自信を持って毎日を過ごすことができるでしょう。前歯だけを治したい、とお考えの方はいちど部分矯正が可能かどうか専門医に相談することをお勧めします。

 

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ライフスタイルに合ったホワイトニングで白い歯を!

歯をより白く美しくすることで口元の審美性をグッと引き上げるホワイトニングが注目を集めています。しかしホワイトニングってどうすればいいの?ずっと通わなければいけない?面倒くさがりでもできる?など様々な疑問があると思います。

 

ホワイトニングには2種類のやり方があり、ライフスタイルに合った方法で行うことができます。今回は、ライフスタイルに合ったホワイトニングについてお話をいたします。

 

ホワイトニングはたくさんありそうだけど・・・

ひとことでホワイトニングと言っても、最近ではホワイトニングに関する情報がたくさんあり、なにが本当に良いのかわからなくなってくるのではないでしょうか。

 

ホワイトニング効果のある歯磨き剤、ホワイトニングサロン・・・など、ホワイトニングという文字がたくさん氾濫する中、本当の意味でのホワイトニングとはいったいどれなのでしょうか。それは、歯医者で受けるホワイトニングです。

 

ホワイトニングとは歯を白くする成分が含まれた薬剤を使って熱を加えて白くする施術です。歯を白くする成分が入った薬剤は、歯医者でしか扱うことができないため、本当の意味のホワイトニングの理由がここにあると考えられるのです。

 

歯医者で受けられるホワイトニングは2種類

歯医者で本格的なホワイトニングを受ける際、2つの方法が選択できます。歯医者で施術を受ける「オフィスホワイトニング」と、歯医者で専用のマウスピースを作製し、処方された薬剤を使って自宅で行う「ホームホワイトニング」があり、どちらも高い効果を得ることができる施術です。

即効性を求める方はオフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯医者で歯に薬剤を塗布し、熱を加えて歯を白く仕上げる施術で、大変即効性に優れています。施術後すぐからその白さを実感することができるため、継続してホワイトニングを受けたい!と思わせる効果があります。オフィスホワイトニングは歯医者で行う分、即効性に優れているため、マウスピースを付けるのが面倒な方や自己管理が苦手な方、定期的に通うことができる方はオフィスホワイトニングが向いています。

なお後戻りがやや早い分、定期的に施術を受けることをお勧めします。

 

自宅で好きな時間にできるホームホワイトニング

家庭で行うホームホワイトニングはなかなか歯医者でホワイトニングができない方にとても有効です。マウスピースにホワイトニングジェルを流し込んで装着することで徐々に薬液が浸透し、歯を白くしていきます。

オフィスホワイトニングのように即効性はありませんが、1週間に数回行うことで確実に白くなっていることが実感できます。また後戻りも遅いので、白さが持続しやすい方法でもあります。

ホームホワイトニングは定期的に通うことが難しい方、自己管理ができる方、自分のペースで行いたい方にピッタリです。

 

ライフスタイルに合った方法で、白い歯を手に入れましょう

ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあり、どちらも確実に歯を白く美しくすることができます。

「ホワイトニングに興味はあるけど忙しくて歯医者に行けない」「自己管理が面倒だけど歯を白くしたい」など、ライフスタイルによって施術を選ぶことができるホワイトニングで、白く輝く歯を手に入れてみませんか?

 

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ワイヤー矯正で気になることとは?

歯列矯正はワイヤー矯正とマウスピース矯正という2種類に分けられます。ワイヤー矯正は治療が終わるまでずっとお口の中に装着したまま長い期間過ごすため、日常生活において煩わしさをたびたび感じてしまうのではないかと思います。

ではワイヤー矯正で矯正治療を行っている間、どのようなことが気になってしまうのでしょうか。

 

ワイヤー矯正の特徴

 

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットという小さなボタンのようなものを取り付け、そこにワイヤーを通して調整をしながら歯を動かす方法で、最もオーソドックスな矯正治療法です。あらゆる症例に対応できるため、マウスピース矯正よりも幅広く選択できることが特徴です。

 

また矯正治療が終了するまで装置を付けたまま過ごすため、自分で管理する必要がなく、外したり付けたりといった煩わしさがありません。

 

確実に歯を動かすことができるため、マウスピース矯正よりも治療期間が短くなることも特徴の一つです。

 

しかしワイヤー矯正はマウスピース矯正に比べると気になる点もあるため、日常生活で不自由を感じることもあります。次に、ワイヤー矯正で気になる点についてご紹介しましょう。

 

ワイヤー矯正で気になることとは?

 

ワイヤー矯正で最も気になるのは、歯磨きのしにくさです。マウスピース矯正の場合、マウスピースを取り外して何もない状態で歯磨きをすることができるため、隅々までキレイに磨けること、フロスなども通せることから衛生管理がしやすい治療法です。

これに対しワイヤー矯正は、ワイヤーが通っているためフロスや歯間ブラシが通しにくく、歯の間に汚れが残りがちになります。またブラケット周囲にも汚れが溜まりやすいため、全体的に虫歯や歯肉炎、口臭のリスクが高まってしまいます。

食べ物がブラケット周囲に挟まりやすいのも、日常生活において過ごしにくさを感じるところでもあります。噛めないことはありませんが、えのきやもやしのひげ根などの細いものがブラケットに挟まりやすいようで、挟まったものを取らなければいけない煩わしさがあります。挟まったままや、それを取らなければいけないのは、人前ではなかなか恥ずかしいのではないでしょうか。

歯の表面が着色などで汚れやすいのも問題点のひとつです。ワイヤー矯正、特に表側矯正はホワイトニングができないため、だんだんと着色汚れが目立ってきてしまいます。

 

このように、ワイヤー矯正はマウスピース矯正に比べて管理がしにくい点が多い治療法だと言えるかもしれません。

 

お口の衛生管理をしっかりと行いましょう

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きな違いは、口腔内管理がしやすいかそうでないかです。ワイヤー矯正は歯をしっかりと動かすことができる反面、衛生管理が難しいため、虫歯や歯肉炎といったリスクを伴いやすい治療法です。

 

まずは自宅でより入念に歯磨きを行うことが大前提です。加えてマメに歯科医院でクリーニングを受けることで、リスクは随分低減します。歯科衛生士にブラッシングのコツや歯ブラシを選んでもらうのも良いでしょう。

 

綺麗な歯並びは口腔内管理から、ということを意識して過ごすようにして下さい。

 

 

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口呼吸は出っ歯になりやすいって本当?

お口の健康に影響を与えてしまう癖のひとつに、口呼吸があります。呼吸は本来、鼻で行いますが、無意識に口で呼吸をする口呼吸は、様々な悪影響を与えてしまいます。

その悪影響のひとつに、出っ歯になりやすいというのがあります。では口呼吸がなぜ出っ歯に繋がりやすいのでしょうか。

 

口呼吸になる原因

 

正しい呼吸は、「鼻から息を吸って吐く」です。口がしっかりと閉じられていると自然と鼻で呼吸が行えます。

 

ところが口がポカンと開いていると、鼻からではなく口から息を吸う口呼吸になり、虫歯やお口の乾燥による細菌の繁殖など、お口の中に悪影響を与えてしまいます。

 

ではなぜ口呼吸になるのでしょうか。考えられる第一の原因は、鼻づまりなどといった鼻の疾患です。慢性的な鼻づまりの場合、鼻で息を吸うことが辛く、つい口を開けて呼吸をしてしまいます。

 

アデノイドや扁桃腺肥大なども、口呼吸の原因になると言われています。

 

また口の周りの筋肉が低下していると、口を閉じるのが難しくなります。口周りの筋力が弱いと、口を閉じても次第に口が開き、気が付けば口で呼吸をしているのが特徴です。幼いお子さんは口周りの筋力が未発達でよく口が開いたままになっていますが、成長とともに口周りの筋力が鍛えられ、自然と口を閉じて鼻呼吸ができるようになります。ところが幼い時の、口を開けたままの癖が治らない場合、成人しても口呼吸が続いてしまいます。

 

そして出っ歯が原因で口が閉じれず、つい口呼吸になってしまうこともあります。

 

このように、口呼吸になってしまうのには色々な原因がありますが、逆に「口呼吸だから出っ歯になる」と言うケースもあるのです。それはなぜでしょうか。

 

口呼吸が出っ歯になりやすいのはなぜ?

 

口呼吸と出っ歯の関連性には、舌の位置が大きく関係します。

 

舌は本来、スポットポジションと呼ばれる、上顎に先端が触れる位置に収まっています。この位置にあることで舌の圧力と両頬の内側の圧力、唇の力などのバランスが取れ、噛む力や噛み合わせが整います。

 

またスポットポジションに舌が収まっていると外側へ力がかかり、上顎の成長を促すという役割を持っています。つまり歯列が整いやすい環境へと導くことができるのです。

 

ところが口が常に開いたままの状態が続くと、舌の位置が下がってしまいます。その結果上顎の成長を妨げ、歯列が狭くなって歯並びが乱れ、出っ歯になりやすくなるのです。

 

口呼吸は幼いころの口呼吸の癖が改善されずに成長すると、虫歯だけでなく歯並びの乱れや出っ歯になるリスクが高まってしまいます。

 

もしお子さんの口が開いている状態が続く時は、口を閉じるよう意識させてあげてください。もし慢性鼻炎など鼻の疾患が原因の場合は、原因となる疾患を治療しながら口呼吸を改善する必要があります。

 

また既に出っ歯になってしまっている方は、歯列矯正で正しい歯列へと改善させてあげると、鼻呼吸へと改善ができることでしょう。

 

正しい歯列とお口の健康のためにも、まず口呼吸の悪影響を知っておきましょう。

 

 

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お口のトラブルを招きやすい歯並びの悪さについて

 

お口の中に起きるトラブルと言えば虫歯と歯周病で、どちらも歯を失う可能性がある怖い病気です。虫歯も歯周病も、細菌による感染症で、細菌が棲みつきやすい環境が整ってしまうことで、さらに発症や悪化のリスクが高くなってしまます。

その口内環境を作り出す原因のひとつに、歯並びの悪さがあります。では歯並びが悪いことで、なぜトラブルが起きやすくなってしまうのでしょうか。

虫歯や歯周病を引き起こす元凶はプラーク

 

プラークとは、虫歯や歯周病を引き起こしてしまう最も大きな原因です。プラークは細菌が作り出す物質で、いわば細菌の塊です。お口の中には非常に多くの細菌が住んでおり、口内環境が悪いことでプラークが作られ、トラブルが起きてしまいます。

 

プラークは主に歯と歯の境目に付着します。白っぽくネバネバとした物質のプラークは、うがいをしただけでは取れません。そこへ虫歯菌や歯周病菌が棲みつくことで、虫歯や歯周病を引き起こしてしまうのです。

 

なおプラークはご自身の歯だけでなく、入れ歯や舌にも付着します。

 

プラーク付着の原因

 

細菌の塊であるプラークが作られるのは、主にブラッシング不足が原因です。歯磨きが十分に行われていないと食べかすが歯と歯の間などに残り、プラークが形成される環境が整ってしまいます。

 

そして頑張って歯磨きをしていても、完璧に汚れを落とすことは困難で、ほとんどの方が3か月くらいで新たなプラークが作られてしまいます。

 

またプラークが作られやすいもうひとつの原因として、歯並びの悪さが挙げられます。その中でも歯と歯が重なって生えている「叢生」は、歯磨きが非常にし辛く、歯並びに問題がない人に比べてそのリスクは格段に上昇してしまうのです。

 

歯と歯が重なった歯並びは、上の前歯や下の前歯によく見られます。ガタガタの歯並びは歯ブラシの毛先が届きにくく、フロスを使っても汚れが落ちにくいため、歯並びが良い人と比べてプラークの形成が早く、その分リスクも高くなるのです。

 

歯列矯正はリスク改善の大きなポイント

 

歯並びが悪いと、プラークが付着しやすい分虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。このリスクを少しでも低減させるには、歯列矯正が最も有効です。歯並びを改善することでブラッシングがしやすくなり、その分プラークも形成されにくくなります。

 

歯列矯正は見た目の改善だけが目的と思いがちですが、歯並びを良くすることでお口の中の環境を保ちやすくするという、非常に重要な役割を持っています。

 

このように歯並びの悪さは虫歯や歯周病といったトラブルを招きやすく、時には深刻な症状を引き起こしてしまいます。歯並びが悪いと自覚のある方は、これからのお口の健康維持についても考えてみられることをお勧めします。

 

 

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20歳を過ぎてからでは矯正治療は遅い?

歯並びや噛み合わせを整える矯正治療は、できるだけ早く開始する方が効果が表れやすいと言われています。しかし何らかの理由で小さいころに矯正治療に至らなかった方もおられることと思います。

では20歳を過ぎてから矯正治療を始めるのは遅いのでしょうか。

 

早期に治療を開始したほうが良いことは確か

歯並びや噛み合わせの乱れは、比較的早い時期から見られます。特に受け口やオープンバイトといった不正咬合は、乳歯の時代から兆候が出始めます。

 

またガタガタの歯並びや出っ歯など、審美面が気になる歯並びも、永久歯へ生え変わったころから見られるようになり、成長するにつれてだんだん歯並びが酷くなってきた、というケースも少なくありません。

 

これは顎の骨と歯の大きさのバランスが取れていないため、永久歯列がはみ出してしまうのです。

 

子どものほうが歯が動きやすい?

 

では歯列矯正は何歳くらいから始めると良いのでしょうか。

その答えは、「早いほど良い」ということになります。と言うもの、矯正治療によって歯を動かすには、顎の骨が柔らかいほうが適しているからです。

 

例えば乳歯と永久歯が混在した時期に始める床矯正は、歯並びそのものを整えるのではなく、永久歯が正しい位置に並ぶためのスペースづくりを目的としています。

 

小さなお子さんや成長途中のお子さんはまだ顎の骨も柔らかく発達段階にあり、顎の骨が広がりやすい状態です。そのため理想とする歯並びを導きやすく、治療計画通り進めやすいと言えます。

 

成人の歯の動きとは?

 

いっぽう成長期を終えた成人の歯の動きは、子どもと比べてやや遅いと言われています。背が伸びるのが止まるように、顎の骨の成長もほぼ終わりを迎えます。

 

ではもう矯正治療を受けても歯並びが変わらないのかと言えば、そうではありません。歯は動く性質があり、矯正装置によって歯に力を加えることで歯並びを改善することは十分可能です。矯正治療を始めるのに年齢制限はありません。中には50代を迎えてから矯正治療を始めた方もいらっしゃいます。

 

ただ子どもに比べて成長期を終えた成人の顎の骨は固く、歯の動きは緩やかな傾向にあります。また気を付けなければいけないのは歯周病です。

 

小さなお子さんや思春期のお子さんは歯肉炎で済んでいたのが、成人になると少しずつ歯周病リスクが高まってきます。歯周病が進行すると顎の骨が吸収されてしまうので、歯周病が進行し、骨吸収が見られる状態では矯正治療は難しいと判断されるでしょう。

 

矯正治療に年齢制限はありません。むしろ大人になってから歯並びを改善することは、見た目だけでなくお口の健康維持に大きく繋がります。ガタガタの歯並びはブラッシング不足を招き、虫歯や歯周病リスクを高める原因になるのです。

 

「もう成人してるから矯正治療は無理かな」と思っている方は、いちどかかりつけや専門の医師に相談してみましょう。

 

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定期的なクリーニングでお口の健康維持を

ホワイトニングと歯のクリーニングの違いを知っていますか?どちらも歯を白くすることができますが、ホワイトニングはご自身の歯をより白く仕上げ、審美性を向上させるための施術です。

これに対し歯のクリーニングは、歯に付いた着色を取り除いて自然な白さを取り戻し、プラークや歯石を除去して虫歯などからお口の健康を守るための施術です。定期的なクリーニングは歯の健康維持に欠かすことができません。今回は、歯のクリーニングの必要性に注目したいと思います。

 

なぜ歯のクリーニングが重要なのでしょうか?

皆さんが歯医者に通う理由はどういったときでしょうか。虫歯をはじめとした、歯にトラブルが起きたときはもちろん歯医者を受診しますよね。

 

では定期的にクリーニングへ通っていますか?定期的なクリーニングとは、痛みなどのトラブルがなくても歯医者へ通い、歯に付いた汚れなどを取り除くことを言います。

 

でも歯が痛くないからわざわざ通うのは面倒、と思っていませんか?治療を終えた後のお口の健康維持のためには、定期的なクリーニングが欠かせません。

 

予防意識が高まってきているとはいえ、治療を終えたら歯医者通いはハイ終わり!また調子が悪くなったら受診する、という方はまだまだ多いと思います。お口の中は細菌がたくさん潜んでおり、新たな虫歯ができたり、治療後の歯が再び虫歯になってしまう可能性が高いことから、虫歯にならないようなお口の環境を整えることが非常に重要なのです。

 

プラークは3か月くらいで作られます

虫歯や歯周病のもととなるのが、プラークです。プラークは細菌の塊で、歯磨きで落としきれない食べかすや汚れから作られます。プラークが付いていると虫歯や歯肉炎、歯周炎などの原因になります。

プラークは柔らかい汚れで、丁寧なブラッシングで取り除くことができますが、奥歯の後ろのほうや歯と歯の間など、部位によっては取り除きにくいかもしれません。見やすい部位や歯ブラシが届きやすい部位はプラークはあまり溜まりませんが、歯ブラシが届きにくい場所や歯磨きがきちんとできていないと、プラークは溜まりますくなります。

 

またどれだけ頑張って歯磨きをしていても、お口の中の細菌をゼロにすることはまず不可能です。お口の中の細菌がプラークを作るのには2,3か月と言われています。3か月ごとのクリーニングが推奨されるのは、このためです。

 

なお歯石はプラークが石灰化したもので、歯周病の原因となります。クリーニングとともに定期的に歯石除去を行い、歯周病を予防しましょう。

 

定期的なクリーニングこそ、お口の健康寿命に影響します

歯のクリーニングは、日常の飲食による着色をきれいに落とすことだけが目的ではありません。定期的なクリーニングの本当の目的は、付着したプラークを取り除いて虫歯や歯周病を予防することです。

 

およそ3か月でプラークは作られてしまいます。歯科医院で行うクリーニングは日常の歯磨きでは落としきれない汚れを落としきるため、お口の健康維持に欠かすことができないのです。

 

日常の汚れを落とし、自然な白さと歯や歯ぐきの健康を持続させるため、定期的なクリーニングは是非受けるように心がけましょう。

 

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お子さんの歯並びは、早めに治してあげましょう

お子さんの歯の健康は、親御さんにとって体の健康と同じくらい心配なことと思います。お子さんのお口の中のトラブルでいちばん気になるのは虫歯だと思いますが、それと同じくらい、親御さんの心配事のひとつに歯並びがあります。

特にご両親が出っ歯やガタガタの歯並びだった場合、よりその心配は強くなるでしょう。今回はお子さんの歯並びの心配についてお話をいたします。

 

お子さんによく見られる歯並びの乱れとは?

 

お子さんの歯並びや噛み合わせの乱れは、わりと幼いうちからその兆候が出やすいのが特徴です。それはご両親の遺伝要素が強く影響することがあるからです。特に出っ歯や受け口は骨格が影響していることが多いため、早いうちから気になるかもしれません。まずはお子さんによく見られる代表的な歯並びの乱れをご紹介します。

・叢生(そうせい)・・・お子さんに最も良く見られる歯並びの乱れです。永久歯が生えてきたときにスペースが足らず、正しい歯列からはみ出して歯が並んでしまいます。

・出っ歯・・・これもお子さんによく見られます。歯だけが前に出ているものと、骨格的に上顎全体が前へ出ているものがあります。

・受け口・・・下の歯が上の歯よりも前方へ出ているため、顎が突き出して見える不正咬合です。骨格によるものがほとんどで、見た目を大きく乱します。

・オープンバイト・・・奥歯で噛んだときに上下の前歯にすき間ができる不正咬合です。これも遺伝が強く影響します。

 

他にも歯の隙間など、お子さんの歯並びについての心配事は色々おありのこと思います。

 

早期に治療を開始することによるメリットとは?

「歯並びが心配で・・・」「学校の歯科検診で歯並びについてチェックされた」など、歯並びに関するトラブルは、まず早めにかかりつけ医や矯正専門医に相談することが大切です。と言うのも、お子さんの矯正治療は早めに始めることで色々なメリットがあるからです。

早期に治療を開始することで得るメリットは、まず骨が柔らかいため歯のスペースを確保しやすいことです。成人に比べ小児はまだ骨が柔らかく、歯や骨格をコントロールしやすいのが特徴です。

特に乳歯と永久歯の混合歯列期は、拡大床という顎の骨を広げる装置を使うことで歯列を確保することが可能となります。この治療を第一期治療と呼んでいますが、第一期治療では抜歯をすることもほとんどなく、お子さんに負担をかけずに歯並びや噛み合わせを整えていくことができるのは、早期に治療を開始する最も大きなメリットです。

 

また拡大床を使った治療を終えたあとの第二期治療と呼ばれる治療において治療期間が短く済むことも、メリットのひとつです。拡大床である程度正しい位置に歯を並べたあと、より精密に歯を並べるための第二期治療は、拡大床を使っていない場合と比べると治療期間が大きく異なります。

 

永久歯が全部生え揃ってからブラケットやマウスピースを使った矯正治療を行う場合、小臼歯の抜歯が必要になるケースもあり、治療期間が長くなることが予測されます。しかし早期の治療、つまり第一期治療から治療を行うと、比較的スムーズに矯正治療を進めることができるのも、早期に治療を開始するメリットだと言えます。

 

特に受け口の治療は年齢が高くなるほど大変になってきます。お子さんの歯並びや噛み合わせが気になる方は、できるだけ早めにかかりつけ医や専門医に相談してあげましょう。

 

 

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矯正後は保定装置をきちんと付けましょう

矯正治療は治療期間が長く、モチベーションも下がりがちになってしまいます。だからこそ、矯正治療を終えて装置を外したときは、歯並びがキレイになった喜びと同時に、やっと矯正装置から解放された!と安堵する気持ちも大きいと思います。

 

しかし矯正治療が終わったからといって安心はできません。矯正治療後は歯が後戻りしないための「保定期間」に入りますが、この保定期間がとても大切なのです。

 

歯は元に戻ろうとする性質がある

 

歯並びや噛み合わせの改善のために矯正治療を行う際、矯正装置を歯に装着して歯に力を加え、少しずつ歯を動かします。矯正装置には固定式のワイヤー矯正と取り外し式のマウスピース矯正がありますが、どちらも持続的に歯に弱い力を加えることにより、少しずつ歯が動いていきます。

 

固定式のワイヤー矯正は矯正治療を終えるまで装置を付けたままなので常に歯に力を加えていますが、取り外し式のマウスピース矯正の場合、最低でも1日20時間以上の装着が推奨されており、食事と歯磨き時以外は装着したままにしておく必要があります。

 

しかし歯には元に戻る性質があるため、ついうっかり長時間装着し忘れると、はめた時に痛みを感じることがあります。これは、歯が元に戻ろうとしてるためであり、生理的な現象です。

 

そのため長時間装置を付けなければ付けないほど、歯は元の位置に戻ろうとします。これを「後戻り」といい、長期間装置を付けなかったときや、矯正治療後に起きやすい現象です。

 

矯正治療後に最も気を付けるべき「保定期間」

矯正治療を終えた後の歯は、もとにもどろうとする力が強く働きます。煩わしい装置とお別れしても、これで終わりではありません。その後は後戻りが起きないようにする「保定期間」に入ります。

 

この保定期間は、歯にリテーナーという装置を付けて歯並びが後戻りしないようにする時間を言います。リテーナーは矯正装置のように20時間以上付けておく必要はありませんが、できる限り長時間リテーナーを付けておくことで後戻りを防ぐことができます。

 

もし保定期間に支持されたようにリテーナーを付けずに過ごした場合、後戻りが起きて歯並びが再び乱れてしまうことがあります。また抜歯をした方が良いケースで無理に抜歯なしで歯並びを整えた場合でも後戻りは起きやすくなります。

 

また保定期間は矯正治療期間と同じくらいの期間は必要と言われており、寝ている間はもちろん、これから先ずっとリテーナーを付けておくように、と指導される先生もおられるくらい、保定期間はとても大切な時間なのです。

 

このように、保定期間は矯正治療と同じ、いやそれ以上に大切な期間です。せっかくキレイに並べた歯並びをずっと維持するためにも、保定期間は必ず医師の指示に従い、リテーナーを装着するようにしましょう。

 

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