学校歯科保健研修会に参加する為に、先週に引き続き津にきております。今日のテーマは「歯科から始める禁煙支援 そのために必要なこと」です。
喫煙による煙には4000種類以上の化学物質が含まれていますが、そのうち有害物質約250種類の中には約70種類の発がん性物質が含まれています。これらの発がん性物質は、ガン・循環器疾患・呼吸器疾患・消化器疾患・歯周病などの健康障害の原因になることが分かっています。
喫煙・受動喫煙の害をもっとよく知り、吸わない人の健康に大きく悪影響を与えることを防がなければいけません。喫煙の理由として「リラックスできる」「集中できる」「ストレス解消できる」などの喫煙効果を挙げる方が多くいますが、本当はまるっきり逆だとご存知でしょうか？「リラックスできなくなる」「集中できなくなる」「ストレスが増える」というのが本当の作用です。
ニコチン依存症の方を少しでも減らすために歯科の方からも積極的に働きかけていかなければならないと思いました。
ところで毎月２２日は「禁煙の日」だそうです。数字の２が白鳥（スワン）に似ていることから、２２（スワンスワン）吸わん吸わんの日…知っていましたか？皆さんも禁煙始めましょう！
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
薬剤誘発顎骨壊死の臨床病態と歯科における対応
今日は三重県歯科医師会主催の学術研究会の日で、「薬剤誘発顎骨壊死の臨床病態と歯科における対応」という話を聞いてきました。
近年悪性骨病変や骨粗しょう症の治療薬として、ビスフォスフォネート(BP)やデノスマブなどの骨修飾薬が使用されており、いずれも骨折予防効果や骨痛の緩和、あるいは腫瘍増殖抑制効果が高い薬ですが、長期投与の副作用として顎骨壊死が誘発されることが知られてきました。特に抜歯や不適合義歯などを原因として発症し、一般的な治療法では治りにくいということが大きな問題となっています。
骨の壊死がおこる可能性は極めて低いのですが、もし起こしてしまうと大変なので、そのような薬を注射していたり飲んでいたりする時は、必ず教えていただきたいと思います。
皆さんのご協力よろしくお願い致します。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
総会と祝賀会
今日は桑員歯科医師会で毎年恒例の総会が長嶋温泉ホテル花水木にて開催されました。総会の後には税務講習会・学校歯科研修会・医療管理研修会なども行われました。
その後はいつも新年会を行うのですが、今年は会員の蛭川先生が秋の叙勲式にて瑞宝双光章を受賞されたので、その祝賀会をさせていただきました。蛭川先生は私が勤務医時代にお世話になった恩師であり、今までいろいろとご指導いただいている方です。私が会長としてお祝いをさせて頂くことができ、とても光栄で嬉しく思っております。
会員の先生方もたくさん出席されて華やかで楽しい祝賀会にすることができました。蛭川先生誠におめでとうございました。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
高齢者の地域包括ケア
「桑名市地域包括ケアシステム推進協議会」という名の委員会が発足し、その第一回目の会議がくわなメディアライヴにて開催されたので、歯科医師会の代表として出席しました。
団塊の世代と呼ばれる方々が７５歳以上となる２０２５年を前に高齢者が年々と増加する今、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを構築するために協議を重ねています。
超高齢化社会を迎える我が国においてすこしでも健康豊かに暮らせるように歯科医師会としても他の職種の方と協力してお役にたてるように積極的に参加していきたいと思います。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の正月も例年のごとく、何をするでもなく家でのんびりと過ごしておりますが、実は事務的なことなど、昨年やり残したことが沢山あるため本当はその処理をしなければなりません。しかし正月はテレビ番組も豊富ですし、そういったのを見ているとどうしてもダラダラとしてしまい、なかなか進みません。
また昨年の途中から桑員歯科医師会の会長という大役をおおせつかったため、会務等考えなければならない事も多く、気持ちだけ焦っています。早くやる気スイッチをONにして、動かないといけませんね。
今年の干支のように「何事もウマくいく」ことを願うばかりです。皆さまもよい一年を過ごされることを願っております。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
歯の健康から日本一健康な市を目指して
今日は学校歯科保健先進地視察ということで、岐阜県は山県（やまがた）市にある富岡小学校に行ってきました。
山県市は岐阜県の北に位置し、人口３万人弱の小さな（面積は広い）町で、「歯の健康から日本一健康な市を目指して」をスローガンに掲げています。
ここでは行政・教育委員会・保護者・地元の歯科医師会が協力し、町をあげて子供たちのむし歯を減らそうと真剣に取り組んでいます。
そして市内にあるほとんど全ての幼稚園、小学校、中学校が学校内での昼食後のフッ化物洗口を取り入れた結果、他の市町に比べ子供たちのむし歯罹患率を非常に少なくすることに成功しました。
学校の養護の先生も歯のことをよく勉強されていて、保健室には歯科関係の展示や資料がいっぱい。まるで歯科コーナーの部屋じゃないかと思うようなレイアウトで驚きでした。
ジュースに含まれる砂糖の量を展示
歯磨きの力の強さを測る
保健室の歯科コーナー１
歯のキャラクター「ハピちゃん」
富岡小学校では１～６年生の生徒が大きなランチルームで一緒に昼食を食べ、その後教室に戻ると担任の先生も含めて皆で音楽に合わせて歯磨きタイムを取っています。
そして週に１回はフッ素で洗口。歯ブラシを保管する殺菌ボックスも各教室に備えられており、全員分の歯ブラシをその中に入れています。
歯ブラシのチェックもあり、毛先が広がっていると保護者まで新しいものと交換してもらうように通知をしているそうです。
みんなで歯みがき
みんなで歯みがき
歯ブラシの殺菌BOX
歯ブラシの殺菌BOX
山県市では１２歳児２７４名中２５７名がむし歯も治療を受けた歯もないという診察結果がでています。しかし、”むし歯がないから歯医者には行かないのか”というとそんな事もなく、年に２～３回の定期検診に行く子供が多いそうです。
我が桑員地区というとフッ素洗口を取り入れている教育機関は幼稚園・小学校・中学校を合わせても１つもありません。課題は山積みですね。
成功事例を見学することができて、今回も有意義でした。
喝！セミナー頑張ろう
３週続けてセミナー参加です。
本日は大阪の千里中央です。千里中央は年に３～４回は行きますが、大阪の勉強会に参加する時はいつも早朝に近鉄特急で出かけます。土曜日の夜は寝る時間が遅くなることが多いので、車内では眠くてしょうがありません。
セミナーはシリーズで受講している入れ歯関係の話ですが、毎回このセミナーには飛行機を使い遠方から参加される方が多くて感心します。私といえば徒歩５分と電車一本で大阪まで行けるのですから、その分しっかりと勉強しなくてはと、「眠たい」などと言っている自分に喝を入れました。
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非歯原性歯痛
三重県保険医協会主催のミニセミナー「非歯原性歯痛」を受講する為、津に行ってきました。
歯が原因ではないのに歯に強い痛みを訴えることがあり、そのような患者さんが受診した際,原因が特定まま、止むを得ず歯の神経を抜いたり、抜歯したりしてはいけないという話でした。
「非歯原性の歯痛」にはどのような病気があるのかという紹介があり、診断の上にとても参考になりましたが、口腔顔面痛学会の認定医がまだまだ少なくて、紹介できる病院がほとんどないということなので、そこのところが難しい課題です。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院
AED講習会
今日は桑員歯科医師会主催の救急蘇生とAEDの実技付講習会が桑名シティーホテルにて開催されました。
歯科治療時に万が一の事故等があった場合、心肺蘇生などのトレーニングを日頃から積んでいることがとても大切なので、スタッフ３人と共に参加してきました。
AEDにしても実際には今まで一度も使用したことがないので（できれば使わずに済めば良いが）、定期的に再確認することが必要になってきます。実技としては基本的な事が中心でしたが、いろいろな想定のもとで、その時その時にどのような対処をすれば良いのかということを、グループに分かれて話し合い、考え、実際行動するという練習を行ったので、実に有意義で為になったと思います。
お世話いただいた日本ACLS協会の三重トレーニングサイトの皆様有難うございました。
患者さんが満足する補綴臨床とは
今日はセミナー受講の為、名古屋の東別院に行きました。
セミナータイトルは「患者さんが満足する補綴臨床とは」で、患者さんにリピーターとして通院していただくには、クオリティーの高い補綴治療（かぶせもの、ブリッジ、入れ歯等）を提供することが大切で、そのためには何をすれば良いのかという内容の話でした。
「顧客満足度」を高めるということになるのですが、行き着くところ一つ一つの基本をきちんと守り、精度を上げるための努力をするということでした。
新しい気づきもあり、今一度スタッフにも周知徹底させることが医院に必要なことだと思いました。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院