なぜリテーナーを付けておくことが大切なの?

矯正治療が終了し、歯を動かすための装置を外したら解放感でいっぱいになると思います。しかしその後は保定期間に入り、再びリテーナーを付ける必要があります。せっかく矯正装置から解放されたのに、リテーナーを付けて過ごさなければいけない日が続くことに少々うんざりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしリテーナーは矯正治療後に欠かすことができません。今回は、リテーナーの重要性についてお話いたします。

リテーナーとは?

リテーナーとは、保定装置のことを言い、矯正治療後に並んだ歯が元に戻らないようにするための装置です。矯正治療後の歯は新しい組織ができるまで、元の位置に戻ろうとする後戻りの性質があります。リテーナーとは、装置を使って後戻りしないようにする大切な装置なのです。

例えばガタガタの歯並びをワイヤーやマウスピースを使ってきれいに治したあと、リテーナーを付けずに過ごしていると再度ガタガタの歯並びに戻ってしまいます。出っ歯など他の症例でもリテーナーを付けずにいると、後戻りが起きてせっかくの矯正治療が台無しになってしまうことがあります。

リテーナーを付けて過ごすことで、綺麗に並べた歯並びや正しい噛み合わせをキープすることができるのです。

リテーナーの種類について

矯正治療後の後戻りを防ぐリテーナーの主な種類は次のとおりです。

ワイヤー固定

フィックスタイプと呼ばれる細いワイヤータイプのリテーナーで、6~8本の歯を固定します。ワイヤー周囲にプラークが付きやすいので、丁寧な歯磨きが必要です。

マウスピース式

透明なマウスピースをはめるタイプのリテーナーです。取り外し式のため食事や歯磨きがしやすいですが、長期間付けることになりますので、徐々に汚れたり破れてしまうことがあります。

床矯正タイプ

小児矯正で使用するような、ピンクのプラスチックの装置を付けるタイプです。歯の見える部分にワイヤーが通るので目立ちやすくなってしまいます。また衝撃に弱いため、落とすと破損する恐れがあります。

リテーナーを装着する期間は?

ではリテーナーはどのくらい装着すればよいのでしょうか。これは医院の方針によって異なりますが、後戻りを防ぐためには一般的な保定期間として1~3年間を要します。特に取り外し式のリテーナーの場合、マウスピース矯正と同じように食後や歯磨きのあとにすぐリテーナーを装着しなければいけません。その後医師の指示に従い、就寝中、そして週に数回など徐々に回数を減らしていくことが多いです。

ただ保定期間後数年経ってから後戻りが起きるというケースも少なくありません。中には一生リテーナーをつけておくよう指示する先生もいらっしゃいます。医師の指示を守り、保定期間中は勝手にリテーナーを外してしまわないようにしましょう。

リテーナーは矯正治療で綺麗に整えた歯並びを保つために欠かせません。面倒だと思うかもしれませんが、せっかく治療を終えた歯並びが後戻りしてしまったら元も子もありません。医師の指示に従い、リテーナーはきちんと付けておくようにしましょう。

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正中線がズレてるってどういうこと?

正中線という言葉をご存じでしょうか。正中線とは、上下の前歯の真ん中の線のことを言います。しかし、この正中線がズレている方は意外と多いのではないかと思います。ではこの正中線がズレているのはどういうことでしょうか。またそれに伴う影響についてもお話いたします。

正中線のズレって何?

正中線とは、前歯の間にある線のことです。上下の前歯の間にある線が一直線であると、正中線がズレていないことになります。正常な噛み合わせの場合、この正中線が真っすぐで左右対称の歯並びということになります。奥歯で噛んで「イー」というお口の形をしたときに正中線がズレていないかどうか確認してみましょう。

正中線がズレている状態を正中不一致と言います。一見すると歯並びが揃っているように見えても正中不一致が見られる場合、次のような原因が考えられます。

1.噛み合わせが悪い

歯並びそのものは悪くなくても、噛み合わせがズレているとそれに伴って上下の正中線もズレてしまいます。噛み合わせが悪いままにしておくと、顎や顎関節に負担がかかり、痛みを感じるようになる可能性があり、将来的に顎関節症のリスクを背負ってしまいます。

2.歯の大きさが違う

噛み合わせは正常であっても、左右で歯の大きさが違う場合、若干の正中のズレが生じてしまうことがあります。左右の歯の非対称は多くの方にみられるため、このケースによる正中不一致はご本人がコンプレックスと感じない限り、そのままにしておいても問題はありません。

3.顎の骨のズレ

顎の骨が左右でズレている場合、正中線もズレてしまいます。顎の骨が左右でズレて正中線がズレる場合、体全体のバランスが崩れて見た目だけでなく肩凝りや頭痛といった症状に繋がることがあります。

4.歯並びが悪い

ガタガタの歯並びや出っ歯などの不正咬合、先天的に永久歯が足らないケース、抜歯したままのケースでは当然正中の不一致が生じてしまいます。また親知らずがある場合、生えている本数によって正中線がズレてしまいます。

正中線のズレは治したほうがいいでしょうか?

正中線がズレると、口もとや顔全体が歪んで見えてしまうためコンプレックスを感じるのではないかと思いますが、歯並びと噛み合わせに問題がないのなら、そのままにしておいても大丈夫でしょう。なかなか完全なる左右対称というのは難しいため、歯の大きさが左右で違う場合、それほど深刻に捉えなくても大丈夫ではないかと思います。

しかし正中線のズレの原因が歯並びや噛み合わせの場合、機能的な問題やお口の健康に問題が生じてしまいます。顎の骨のズレが原因でない限り、基本的に矯正治療で改善することが可能です。

しかし顎の骨が左右でズレている骨格が原因の場合、外科的な治療が必要になることもあります。まずは正中線のズレの原因が何なのかを把握することが大切です。正中線がズレて気になる場合、いちど専門家の診断を受けてみることをお勧めします。

 

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金属アレルギーがあってもワイヤー矯正はできる?

歯並びを治したい方の中には、もしかすると金属アレルギーをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。金属アレルギーがある方は歯科治療に対しても不安をお持ちではないかと思います。ワイヤー矯正の場合、スタンダードな治療法として金属の装置を使ったメタルブラケット矯正ですが、金属アレルギーが心配という方の場合、ワイヤー矯正は不可能なのでしょうか。

歯科治療における金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、指輪やネックレス、ピアスなどの貴金属を身に着けた際に起こる皮膚の炎症です。金属が触れた部分の皮膚が赤くなったり痒くなったりすると、金属アレルギーが疑われます。

この金属アレルギーは、貴金属だけでなく歯科治療においても症状が出ることがあります。銀歯がその代表的なケースで、お口の中に銀歯が入っていると、舌や歯ぐきが赤くなる、口内炎ができるといった口腔内での症状に加え、皮膚に炎症が起きることもあります。

金属アレルギーと矯正治療の関連性

歯並びや噛み合わせを改善するための矯正治療の選択肢は、ブラケットとワイヤーを使ったワイヤー矯正と、透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正です。マウスピース矯正のマウスピースは金属を一切使っていないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して歯並びを治すことができます。

いっぽうワイヤー矯正の場合、金属を使ったメタルブラケット装置を使った治療法がよく知られており、医院によってはメタルブラケット矯正のみ行っているところも少なくありません。メタルブラケットによるワイヤー矯正は全て金属でできている装置のため、メタルブラケットによるワイヤー矯正歯科行っていない医院では、金属アレルギーをお持ちの方の治療の選択肢がぐっと狭くなってしまいます。

ではマウスピース矯正にすれば安心で何も問題がないのでは?とお考えになるかもしれません。しかしマウスピース矯正では対応が難しい歯並びがあり、理想とする歯並びまで治療ができない可能性があります。また取り外し式が面倒で、途中から付けなくなることが想定できる方も、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正のほうが適していると考えられます。

審美ブラケットを使った装置なら金属アレルギーでも対応できます

マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正で治療をしたい方、マウスピース矯正では改善が難しい方の場合、ブラケットを金属ではなく半透明のものにすることで選択肢が広がります。審美ブラケットと呼ばれる半透明のブラケットは主に金属の装置が目立つことへの対応策として用意されていますが、金属アレルギーの方への対応策として推奨できます。またブラケットに通すワイヤーも、白くコーティングすることができるため、よりメリットが強くなります。

ただ審美ブラケットやホワイトワイヤーはメタルブラケットと比べて費用が少し高くなります。しかし審美ブラケットにすることで金属アレルギーの方でも治療が可能となるため、金属アレルギーの方、金属アレルギーが心配な方は、矯正を行っている医院で相談してみてくださいね。

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歯と歯が重なっている部分のリスクについて

歯並びのお悩みで最も多いのは、歯と歯が重なったガタガタの歯並びではないかと思います。少しだけ重なっている軽度のケース、全体的にひどく乱れているケースなど程度は様々ですが、歯と歯が重なっている部分には見た目だけでなく、お口の健康にとって大きなリスクがあります。今回は、歯が重なった部分に起きやすいリスクについてお話いたします。

歯並びが悪いことで起こりうるリスクとは?

歯並びの悪さで気になるのはまず見た目でしょう。ガタガタの歯並びや八重歯などは審美性を低下させるため、見た目の問題が大きくなります、しかし歯並びの悪さは見た目だけではなく、お口の健康にも悪影響を与えかねません。では歯と歯が重なった部分に起きやすいリスクとはどういったものなのでしょうか。

1.虫歯

ガタガタの歯並びで起こりやすいリスクのトップは、歯と歯の間にできる虫歯です。重なった歯の部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れを落とし切ることが困難です。歯の重なり具合によってはフロスも通しにくいため、どうしても食べかすなどが残ります。その結果落としきれない汚れがプラークとなり、虫歯菌が寄り付いて酸を出し、歯を溶かして虫歯を作り出してしまいます。

2.歯肉炎、歯周病

虫歯に次いで多いのが、歯肉炎および歯周病です。歯周病は正しくは歯周炎と言いますが、ここでは分かりやすく歯周病と表記します。

歯肉炎は比較的若い世代に起こる歯ぐきの炎症で、小さなお子さんにも起こります。歯並びの悪さのために歯磨きがしにくいため、プラークが作られて歯ぐきが腫れてしまいます。成人の方は歯周病菌により、炎症が歯ぐきだけでなく、歯を支える歯槽骨に吸収が起こり、歯が動くようになってしまいます。

歯肉炎や歯周病は特に八重歯がある方に起こりがちです。八重歯があること前歯の隣である2番目の歯が隠れて磨きづらいこと、犬歯が歯ぐきの上方から生えていることで犬歯と歯ぐきの境目が磨きにくいために起こりやすい傾向があります。

歯肉炎はまだ軽度ですが、歯周病に進行すると歯を失うリスクが高まります。

3.口臭

自分の臭いが周りを不快にさせているかもしれないナンバーワンのお悩みといってよいのが、口臭です。口臭の原因は様々ですが、歯並びが悪いことも原因のひとつです。もちろん虫歯や歯周病なども口臭の原因ですが、歯並びが悪いことも口臭を引き起こしてしまいます。

歯並びの悪さを矯正治療で解消し、お口の健康づくりを

歯と歯が重なることで起きやすいお口のトラブルをご紹介しました。矯正治療は見た目だけを治すことが目的と思われがちですが、矯正治療を行うことでお口の中の環境を改善し、健康なお口へと導くきっかけを作ることができます。

歯並びを改善し、見た目とともにお口の健康を維持しやすい環境を手に入れませんか?

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矯正治療を始める年齢が遅くても大丈夫?

歯並びを治したくても、様々な事情により歯列矯正が行えずに月日が経ってしまい、矯正を諦めている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

矯正は小さなお子さんが行うものと思われるかもしれませんが、矯正治療を始める年齢が遅くても治療は可能です。今回は、成人の矯正と年齢の関係を中心にお話をいたします。

多様化する矯正治療

「これまで矯正に興味がなかったけどやっぱりきれいな歯並びに憧れる」「今更ながら矯正治療をしたいけど、矯正は小さいころにしないと意味がないのでは?」など年齢を重ねた方の矯正治療に対する思いは様々なのではないでしょうか。

昔は今ほど口元の審美志向が高くなく、矯正治療法も金属の装置を使ったものが主流でした。また金属の装置がギラギラとお口の中で目立ち、周りから矯正治療をしていることが分かることが嫌で、矯正治療そのものに抵抗を感じる方も少なからずいらっしゃったのではないかと思います。このような背景から、金属のワイヤー矯正一択だった時代のころは、歯並びにコンプレックスを抱えたまま月日が過ぎてしまった・・・という感じではないかと思います。

しかし今では金属の装置だけでなく、セラミックブラケットやホワイトワイヤーなどを使った目立ちにくいワイヤー矯正や取り外し式のマウスピース矯正、気になる前歯だけを治す部分矯正など多様化を見せており、それに比例するように歯並びのコンプレックスを改善したいと矯正治療を望まれる方がとても増えています。

これは口元の審美志向の向上と、矯正治療の多様化における相乗効果と考えられます。

矯正治療に年齢制限はあるのでしょうか?

多様化を見せる矯正治療ですが、成人になってから歯並びを整えたいとお考えの方も当然いらっしゃいます。むしろ、治療の選択肢が増えたことで幼いころから抱えてきたコンプレックスを解消する機会が増えたとも言えますが、気になるのは矯正治療を始める年齢ではないでしょうか。

矯正治療を始めるのに年齢制限はありません。成人矯正を希望される方の中には、50代60代といった年齢層の方もいらっしゃいます。

ただ年齢を重ねている方の多くは歯周病の進行が見られます。30代になるとほとんどの方が歯周病の兆候が見られますが、50代以降になると歯周病がかなり進行しているケースが多く、矯正治療を行うには大きなリスクを伴ってしまうことが考えられます。

矯正治療は装置を使って歯を動かすため、歯槽骨の状態に問題がないことが重要になります。若い方の場合歯周病になっていても、歯槽骨の吸収まではほとんどみられません。ところが中高年層になると歯周病が進んで歯槽骨の吸収も起きやすくなってしまいます。そのため歯槽骨が薄くなり、歯を支えることが難しいところまで症状が進んでしまっていることも考えられます。

矯正治療を始める前に必ずレントゲン撮影が行われるため、歯周病によって顎の骨の状態に問題がないかとうかを確認し、矯正治療が可能かどうかを判断します。もし歯周病になっている場合、歯周病治療を先に行いますので、医師の指示を仰ぎましょう。

歯並びを整えてお口の健康を維持しましょう

基本的に、矯正治療を始める年齢制限というものはありません。むしろ歯と歯ぐきの健康を維持するために歯並びを改善することはとてもよいことです。

若い方は虫歯リスクが心配ですが、年齢を重ねた方にとっては歯周病が脅威です。歯並びを整え、歯磨きが行いやすくなることでお口の健康を維持しやすくなります。「こんな年齢でも矯正治療はできる?」と不安な方は、まず気軽に担当医に相談してみましょう。

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オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いについて

白く輝く歯は、笑顔をより一層引き立ててくれます。そんな白い歯を作り出してくれるのは、ホワイトニングです。ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがありますが、どのような違いがあるのか今一つ分からないという方もおられるのではないかと思います。

今回は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いを比較してお話をいたします。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、どう違うの?

ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあり、どちらも歯の汚れを分解し、白く仕上げてくれます。芸能人やモデルの口元のように白く輝く歯は清潔感に溢れ、あんな口元になりたい!とホワイトニングに興味を持つ方が増えています。

ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニング、そして2つを併用するデュアルホワイトニングがあり、ホワイトニングを取り扱っている歯科医院で受けることができます。まずはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いを見てみましょう。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で受けるホワイトニングです。歯にホワイトニング用の薬剤を塗り、光を当てて内部の黄ばみを分解し漂白することで、歯本来の色よりも白く仕上げることができます。

オフィスホワイトニングは即効性があるため、施術後すぐにその白さを実感することができます。オフィスホワイトニングを行ったあとの口元を見たとき、「真っ白になった!すごい!」と感動されることと思います。

即効性が最大の特徴であるオフィスホワイトニングですが、後戻りが早く、2~3か月後にはほぼ元の色味に戻ってしまいます。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースを作製し、そこへホワイトニングジェルを流し込んで30分~2時間ほど装着し、歯を白くしていく方法です。自宅で好きな時間に行えるため、わざわざ予約を取って歯科医院に行く必要がありません。

使用するホワイトニングジェルはメーカーや濃度の差はありますが、オフィスホワイトニングで使用するものよりも濃度が低いものがほとんどです。

ホームホワイトニングは、1週間に4~5回ほど装着して歯を白くしていきます。オフィスホワイトニングと違い即効性がないため、白さを実感しにくいかもしれません。

しかしホームホワイトニングの大きなメリットは、後戻りが起きにくいことです。オフィスホワイトニングと比べると即効性はないですが、オフィスホワイトニングのように短い周期で後戻りすることは、ほぼありません。

またコストにも優れており、オフィスホワイトニングと比べると、費用を抑えることができます。歯科医院で作製したマウスピースも長く使うことができますので、長期間にわたって歯を白くし、白さを維持できることがホームホワイトニングの大きな特徴です。

ホワイトニングは必ず歯科医院で受けましょう

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは、どちらも歯を白く美しく仕上げることができます。どちらの方法が良いのかは、ライフスタイルなどによってちがってくるため、用途によって使い分けるといいかもしれません。またオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したデュアルホワイトニングなら、なお白さを維持しやすいでしょう。

大切なことは、ホワイトニングは必ず歯科医院で受けることです。歯科医師が在籍しないホワイトニングバーやエステサロンでのホワイトニングは、何かトラブルが起きたときに適切な処置ができない場合があるからです。

安心、安全に白くホワイトニングを行うためにも、必ず歯科医院で受けるようにしましょう。

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ホワイトニングには年齢制限はありますか?

歯を白く美しく仕上げるホワイトニングに憧れを抱く方は多いと思います。特に若い方は芸能人やモデルの可愛さや美しさに惹かれ、自分も歯を真っ白にしてみたい!と思われるのではないでしょうか。

そんな歯を真っ白に仕上げるホワイトニングには、年齢制限はあるのでしょうか。

歯が白いことで得られるメリットとは?

笑顔はその人の魅力を最大限に引き出す最大の武器です。そして素敵な笑顔を作り出すのは、なんといっても清潔な口元です。口元の印象はその人の印象の大部分を引き出すため、口元の清潔感というのは非常に重要です。

では同じ笑顔でも、真っ白の歯と黄ばんだ歯ではどちらが清潔感を感じるでしょうか。これは言うまでもなく、白い歯ですよね。

黄ばんだ歯やヤニなどで茶色くなった歯だった場合、笑顔に自信を持つことはできますか?口元に自信を持つためには、まず歯が白く清潔であることがいちばんの条件です。白い歯で清潔感に溢れた笑顔は、相手に好意的な印象を与えることができます。

このように、白く輝く歯は素敵な笑顔を引き出すことに最大のメリットがあるのです。

ホワイトニング、年齢制限は?

ホワイトニングは、汚れを落とすだけでなく、薬剤を使って歯全体を白くトーンアップさせることができます。ご自身の本来の歯の色よりも白くなるため、初めてホワイトニングを受けた方はその白さにびっくりし、感動されることと思います。

しかしホワイトニングは何歳でもできるわけではありません。ホワイトニングの年齢制限は明確にされておらず、医院によって基準が異なりますが、一般的にまだ乳歯しか生えていないお子さん、永久歯に生え変わって間もないお子さんはホワイトニングすることはできません。

乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が弱いため、ホワイトニングの薬剤の影響によって歯にダメージを受けてしまう可能性があります。

ただ一般的に18歳以下の方はホワイトニングをしないほうがよいと言われていますが、医院によっては15歳以上なら施術できるところもあるようです。未成年の方がホワイトニングを希望される場合、医院に確認をしてみましょう。またホワイトニングができる年齢の上限は特にありません。

ホワイトニングを受ける場合、歯と歯ぐきが健康であること

歯科医院で受けるホワイトニングは安全性が確立されていますので、お口の中の状態に問題がなければホワイトニングを受けることができます。もし虫歯や歯周病と診断された場合、まず治療を行ってお口の中の環境が整えばホワイトニングを受けることが可能となります。ただ知覚過敏のある方はホワイトニング後に強い痛みが出る恐れがあるため、ホワイトニングは難しいでしょう。

ホワイトニングを受ける際は、ホワイトニングができる年齢かどうかを確認すること、そしてホワイトニングができる状態であるかどうかをきちんと診断してもらうためにも、必ず歯科医院で受けるようにして下さい。

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開咬を放置してはいけない理由について

悪い噛み合わせと聞くとすぐ思い浮かぶのは、出っ歯や受け口ではないかと思いますが、実は開咬という噛み合わせがいちばん問題があることをご存じでしょうか。開咬とは、奥歯で噛んだ時に前歯にすき間が生じ、前歯で噛むことができない噛み合わせです。

開咬は「オープンバイト」とも言われますが、そのまま放置しておくと非常に危険だと言われています。では開咬をそのままにしておくとなぜ危険なのでしょうか。

開咬について

開咬とは、奥歯で噛んだ時に上下の前歯の間にすき間がある噛み合わせであり、不正咬合の一種です。

奥歯で噛んだ際に上の前歯が下の歯を2~3ミリ覆っている状態が正しい噛み合わせです。ところが開咬の場合、奥歯で噛んだ時に上の前歯が下の前歯を覆わず、すき間が空いてしまいます。

前歯が噛み合っていないため前歯で食べ物を噛みちぎることはできません。そのため前歯を使って食べることができず、食事の際に食べづらさを感じます。

また話した時に空気が漏れやすく、発音が不明瞭に感じやすくなります。

開咬を放置することで起きるリスクとは?

開咬は一見すると不正咬合に見えないことがあります。特に開咬であるにもかかわらず、歯並びが乱れていないケースでは、噛み合わせに問題があることを見逃してしまう可能性があります。そのため本当ならすぐに治療すべき噛み合わせであるにもかかわらず、そのまま放置されてしまう危険性があります。

では開咬をそのまま放置すると、どのようなリスクが起きるのでしょうか。そのリスクとは、前歯が噛み合わないことにより、奥歯に過度な負担がかかることです。そのため虫歯や歯周病のリスクを引き起こしやすいと言われています。その結果歯を失い、入れ歯などになる可能性が高くなってしまいます。

また奥歯に過度な負担がかかりすぎているため、奥歯に痛みを感じることがあります。またそれだけでなく、将来的に顎関節症にもなる可能性があります。

このようなことから開咬は、不正咬合の中でも最も危険な噛み合わせであると考えられます。

奥歯を削ってはいけない開咬

奥歯が強く当たるのであれば、奥歯を削ればいいのでは?と思うかもしれません。しかし奥歯を削ることでますます開咬が悪化することがあるため、開咬の治療法として奥歯を削ることはありません。歯の当たりを軽くするために奥歯の治療を行うと再治療を繰り返すことになり、最終的に歯を失う可能性があるからです。

開咬は矯正治療で改善が期待できます

開咬を治すためには奥歯を削るのではなく、矯正治療が最も有効です。矯正治療はガタガタの歯並びを治すだけでなく、噛み合わせを整えることを真の目的としています。

開咬を矯正治療で改善するには、主にワイヤー矯正が治療の選択肢となります。またマウスピース矯正でも治療することは可能ですが、重度の開咬のケースではワイヤー矯正で治療を進めるのが一般的です。

矯正治療で開咬を改善することにより、奥歯への負担が軽減されること、また奥歯を削ることなく、歯の寿命を延ばすことができることが期待できます。

開咬は歯並びが悪くなければ気づきにくい症状です。奥歯が痛い、顎関節が痛いといった症状が出ることで初めて気が付くことがありますので、前歯で噛めないという症状がある場合、放置せずに早急に歯科医院に相談してください。

 

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タバコを吸っていてもホワイトニングはできるもの?

タバコを吸う習慣のある方は、ご自身の歯の色が気になるものではないでしょうか。「歯を白くするためにホワイトニングをしたいけれど、タバコを吸ってると無理なんじゃないか?」そう思う方もきっといらっしゃるのではないかと思います。ではタバコを吸っているとホワイトニングの意味はなくなってしまうのでしょうか。また喫煙者の方は、お口の中の健康や美に対し、何に気を付けるべきなのかについてお話をいたします。

タバコを吸っていてもホワイトニングはできるのか?

喫煙習慣のある方の歯や歯ぐきは、喫煙特有の色になっています。その特徴として、歯にヤニがべったりとついて茶色い歯になっていること、歯ぐきが黒っぽく変色し、頑なっていることが挙げられます。これらの特徴は、口元の審美性を大きく下げてしまうことになります。

ではホワイトニングで喫煙の影響で汚れた歯を白く綺麗にすることはできるのでしょうか。

答えとしては、喫煙で茶色くなった歯でも白く綺麗に仕上げることはできます。ただいくらホワイトニングをしても、タバコを吸うことですぐに歯が汚れてしまいます。特にホワイトニング後1時間は飲食を控えるのと同じように、タバコも控える必要があります。ホワイトニング後にすぐ一服すると、歯を覆う膜が再生されるときにヤニ汚れも一緒に取り込んでしまい、せっかく白く綺麗にしたことが無意味になってしまいます。

ホワイトニング後1時間はタバコを吸わないこと、またタバコを吸ったあとは口をゆすぐことも、長持ちをさせる秘訣でもあります。

喫煙の最大の影響は歯周病

タバコを吸っていてもホワイトニングを行うことはできますが、喫煙習慣がお口の健康に対し、悪影響を与えてしまうことでホワイトニングにも影響が及んでしまうことがあります。

喫煙は百害あって一利なし、と言われるように、決して良いものではありません。タバコの害=肺がんや食道がんなどが思い浮かぶと思いますが、タバコはお口の健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。それが歯周病です。

歯周病は年齢を重ねるごとにそのリスクが増していきます。歯周病かも?と気づくのは、歯ぐきの腫れと出血です。この自覚症状により歯周病と分かるのですが、タバコを吸っているとこのような症状が出にくく、歯周病と気づくきっかけを逃してしまいます。その結果、歯周病が進行し、歯がグラグラになって抜け落ちてしまいます。

このように、喫煙習慣による悪影響は、お口の健康を害する歯周病なのです。

タバコを吸っていてはホワイトニングはできない?

タバコにより茶色くなった歯をきれいにするには、ホワイトニングでももちろん可能です。しかし虫歯や歯周病がある方は、まず優先的に治療を行う必要があります。特に歯周病は自分でも気づきにくいため、ある程度歯周病が進んでしまう可能性があります。ホワイトニングを行う前に、まずは虫歯や歯周病の治療を行うことが基本です。

ホワイトニングを希望する方はまず、お口の中の状態をしっかりとチェックし、虫歯ホワイトニングができる状態かどうかの判断が必要になります。

そのためにも、気軽にできるホワイトニングバーやサロンなどを避け、歯科医師がいる医院での受診をするようにしましょう。またお口の健康と美のためにも禁煙に向けて努力をすることも必要です。

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妊娠中や授乳中でもホワイトニングはできる?

女性の人生の中でも最大のイベントとされる妊娠・出産。新たな家族を迎える楽しみとともに、体調管理やお口の中の状態も整えておきたいものです。

また妊娠中や授乳中でも綺麗な姿をキープしたいとお考えの方の中に、ホワイトニングで歯を白くしたい、という方もおられるのではないでしょうか。今回は妊娠中や授乳中でもホワイトニングができるかどうかについてお話をいたします。

妊娠中や授乳中は胎児への影響が心配されます

妊娠中や授乳中は、胎盤や母乳などを通じて赤ちゃんに様々な影響を与えやすい時期です。特に妊娠初期は赤ちゃんの器官形成のためのとても重要な時期であり、レントゲンや投薬なとは基本的に控えられます。

また授乳中も母乳を通じて赤ちゃんに影響を与えやすい時期でもあります。

医院側もこの時期は、痛み止めや抗生物質などリスクを抱えることはできるだけ避けた治療を行います。

ホワイトニングは赤ちゃんに影響しない?

ホワイトニングは、薬剤を使って歯に付いた色素を分解し、歯本来の色よりも白く仕上げます。審美性を重視した施術で、モデルや芸能人のように白く輝く歯に憧れを持つ女性は少なくないでしょう。

しかし妊娠中や授乳中にホワイトニングをしても大丈夫かというと、その安全性は厳密には伝えられおらず、はっきりとした確証がない以上、絶対に赤ちゃんに影響がないとは言えません。

考えられることは、ホワイトニングの薬剤が分解されて体内に取り込まれてしまう「かも」しれないということです。はっきりとわかってない以上、敢えてリスクを冒してまでも妊娠中や授乳中にホワイトニングをしないほうがよいと考えられるのです。

このような安全面を考慮し、ほとんどの医院では妊娠中や授乳中の方のホワイトニングは行っていません。

結婚式などを控えている場合は?

妊娠・授乳中はホワイトニングを控えたほうがいいですが、結婚式などのイベントを控えており、その日に合わせて歯を白くしたい場合はどうすればよいでしょうか。

歯のクリーニングを受ける

結婚式を控えている最中に妊娠がわかったり、授乳中に結婚式を挙げる方も当然いらっしゃると思います。晴れの日に真っ白で美しい歯で記念すべき日を迎えることは、一生の思い出になることでしょう。

そんな晴れの日に向けて歯を白くしたい場合、まずは歯のクリーニングを受けられることをお勧めします。歯のクリーニングは着色汚れを落とし、歯本来の白さを取り戻すことができるうえ、お腹の中の赤ちゃんや授乳中の赤ちゃんにも影響はまずありません。お口の健康維持にも大きな役割を持っており、一石二鳥でもあります。

歯のマニキュアを使う

市販の歯のマニキュアを使って歯の表面を白くコーティングする方法があります。手軽に使用できるうえ、安全性も特に問題はないと言われており、結婚式などのイベントに合わせて手軽に白い歯を手に入れることができます。

ホワイトニングは授乳を離れてからがベスト

妊娠・授乳中のホワイトニングについてお話を致しました。安全面を考慮し、妊娠中や授乳中はホワイトニングを控えておきましょう。授乳を離れてからご自身へのご褒美としてホワイトニングを行うと、お口の中の美しさを維持することができますので、できる時期が来るまで待っておきましょう。

 

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