歯周病とオーラルフレイルの関係とは?

プラークは歯のトラブルの元凶!

「最近、硬いものが噛みにくくなった」「食事中にむせることが増えた」「以前より滑舌が気になる」――このようなお口の小さな変化はありませんか?こうしたお口の機能のささいな衰えを「オーラルフレイル」といいます。オーラルフレイルは、噛む・飲み込む・話すといった機能が少しずつ低下していく状態で、早めに気づいて適切に対応することが大切です。今回は、オーラルフレイルと歯周病の関わりにも注目してみたいと思います。

年齢を重ねると罹患率が高まる「歯周病」

歯を失う大きな原因のひとつが、歯周病です。歯周病は、初期には痛みなどの自覚症状が少ないまま進行することがあり、気づいたときには歯を支える組織がダメージを受け、歯がグラグラするなど症状が進んでいる場合もあります。さらに進行すると、歯を失うことにもつながります。

また、歯周病は年齢を重ねるにつれて注意が必要になるため、症状がなくても日頃から予防を意識することが大切です

歯周病とオーラルフレイルにはどんな関係がある?

歯周病は、歯を支えている歯ぐきや骨などに炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が失われ、歯がぐらついたり、最終的には歯を失ったりすることがあります。

歯を失ったり、歯ぐきの状態が悪くなったりすると、「しっかり噛む」ことが難しくなる場合があります。その結果、硬いものを避けてやわらかい食品を選ぶようになるなど、食事の内容にも変化が生じることがあります。

日本歯科医師会でも、歯周病やむし歯などによって歯を失った場合には適切な処置を受けるとともに、定期的に歯や口の健康状態を確認することが重要としています。

つまり、歯周病を予防して自分の歯をできるだけ健康に保つことは、噛む機能を維持し、オーラルフレイルを防ぐためにも大切な取り組みの一つといえるでしょう。

オーラルフレイルは小さな変化から始まります

オーラルフレイルの特徴は、初期の変化が非常に小さく、本人も気づきにくいことです。

「食べこぼしが増えた」「硬いものが噛みにくい」「むせやすくなった」「口が乾きやすい」「言葉が以前よりはっきりしない」など、年齢のせいだと思って見過ごしてしまうような変化がサインになることがあります。

しかし、オーラルフレイルは早い段階で気づき、適切な対応を行うことで、機能の改善が期待できるとされています。だからこそ、「まだ困っていないから大丈夫」と考えず、お口の変化に目を向けることが重要です。

「歯」と「お口の機能」の両方を守りましょう

歯周病予防の基本は、毎日の丁寧な歯みがきや歯間ブラシ・デンタルフロスなどによるセルフケアと、歯科医院での定期的なチェックやクリーニングです。

そしてオーラルフレイルの予防には、健康な歯を保つことに加えて、よく噛んで食べる、会話を楽しむ、口や舌を動かすなど、日常生活の中でお口の機能を使うことも大切です。必要に応じて口腔体操などを取り入れる方法もあります。

歯周病もオーラルフレイルも、症状が進んでから対処するのではなく、日頃から予防を意識することが大切です。

いつまでも自分の歯でしっかり噛み、食事や会話を楽しむためにも、毎日のセルフケアと定期的な歯科受診を続けていきましょう。お口の小さな変化が気になったときには、早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。

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