下の歯並びがガタガタになりやすい原因とは?

日本人は骨格的に顎が小さく、年々その傾向が強くなってきています。そのため下の歯並びが悪い、前よりもガタガタになってきたなど、下の歯の歯並びに悩む方が増えているのではないかと思います。

ではなぜ下の歯並びが悪くなりやすいのでしょうか。今回はその原因についてお話したいと思います。

下の歯並びが悪くなる原因とは?

下の歯並びに乱れにお悩みの方は非常に多くいらっしゃいます。下の歯は上の歯に比べてやや目立ちにくいですが、歯並びが乱れていることで様々な悪影響を受けてしまいます。では下の歯並びが悪くなる原因はいったい何が考えられるのでしょうか。

1.下の顎が狭く小さい

これは日本人によく見られますが、もともと骨格が狭く、顎が小さめであることが歯並びに影響してしまいます。顎が狭いと歯が並ぶスペースが不足し、どうしても歯列からはみ出てガタガタの歯並びになってしまいます。このように骨格や遺伝がまず原因として考えられます。

2.親知らずが生えてきた

親知らずは、永久歯の中でも最も遅く生える歯です。元々親知らずがない方や、虫歯などで親知らずを抜歯した方は問題ありませんが、親知らずが横向きに生えており、抜歯をせずにいた場合、隣の歯の根を押して歯並びを乱してしまうことがあります。これはどちらかといえば下顎によく見られます。親知らずは成人後に生えてくることが多いですが、もし年々歯並びが乱れてきたら親知らずが原因かもしれません。

3.歯が大きめ

歯の大きさには個人差がありますが、相対的に歯が大きめの方は、どうしても歯が並ぶスペースが足らずに窮屈になり、歯並びが乱れてしまいます。

下の歯並びがガタガタで起きやすいトラブルとは?

下の歯並びの乱れは比較的多くの人に見られます。下の歯並びが乱れていると、歯磨きがし辛くプラークが溜まりやすくなります。プラークが溜まると虫歯菌が活動しやすくなり、虫歯リスクが高まってしまいます。

さらに上顎に比べて唾液の流れがよいため、唾液の中に含まれる成分によってプラークが石灰化しやすくなります。このプラークが石灰化したものが歯石であり、主に歯周病を発症させやすくなります。

このように、下の歯並びの乱れはブラッシング不足になりやすく、汚れを落としにくいためプラークが溜まりやすくなるのです。

乱れた歯並びを矯正治療で整えて、歯の健康を維持しましょう

下の歯並びの乱れの原因を中心にお話いたしました。上の歯もそうですが、特に下の歯並びは乱れやすく、審美面とともに歯の健康を低下させてしまいます。

矯正治療で歯並びを整えることで見た目はもちろん、歯磨きがしやすくなり、お口の中の健康管理をしやすくなります。下の歯の歯並びでお悩みの方は、いちどかかりつけ医に相談してみましょう。

 

当院の矯正治療についてはこちら 桑名駅より徒歩5分 星野歯科医院

タバコを吸っていてもホワイトニングできる?

歯を真っ白に美しく仕上げるホワイトニングを希望する人が多くなっています。そんな中、タバコを吸う習慣のある方は歯につくヤニでお悩みなのではないでしょうか。タバコのヤニは歯の色を茶色く見せてしまうため、審美性を大きく下げてしまいます。

ではタバコを吸っていてもホワイトニングで歯を白くすることはできるのでしょうか。

ホワイトニングの前にまずクリーニングを

タバコを吸うと、ヤニが歯の表面に付着して歯を茶色くしてしまいます。そのためタバコを吸わない人と比べると、歯の審美性は大きく劣り、笑ったときの印象もタバコを吸う人と吸わない人では大きな差がついてしまいます。

ホワイトニングは薬剤を歯の表面に塗布して熱や光を加えて白くしますが、ヤニが付いたままの状態でホワイトニングを行っても十分な効果は得られません。

ヤニが付いた歯は、まずクリーニングでヤニをしっかりと落とします。ヤニを落としたあと、通常のホワイトニングを行うというフローが一般的です。

ホワイトニング後に注意すべき点について

タバコを吸う人も吸わない人も、ホワイトニング直後は色素が付きやすい飲食物は避けるようにして下さい。ホワイトニング直後は一時的に歯を覆っている幕が剥がれており、少しずつ再生されます。このときに色素の濃いものを口にすると、幕を再生するときに色素を巻き込んでしまう可能性があるからです。

特にコーヒーやカレー、赤ワインなどは色素を取り込みやすいうえ、タバコを吸ってしまうとせっかくホワイトニングで白くした歯が着色しやすくなってしまいます。

ホワイトニング後は少なくとも1時間は着色しやすい飲食物を控えるようにすることが大切です。もし喉を潤したい場合、水など色素の薄いものにしておきましょう。

タバコは歯の健康にもよくありません

タバコを吸っていても、クリーニングをしてホワイトニングを行うことで歯を白くすることができます。

しかしタバコは、体の健康はもちろん、歯の健康にとっても悪害しかありません。特に歯周病になった場合、歯周病になっていることに気づきにくいため知らない間に症状が進行し、歯がぐらぐらになってしまうことがあります。大切な歯を失わないためにも、少しずつタバコの本数を減らしながら禁煙してみましょう。

またニコチンの影響で歯ぐきが黒ずみ、審美面を低下させますが、これだけではありません。歯周病になると歯ぐきの腫れと出血が起きますが、タバコを吸っていると、歯ぐきの腫れや出血といった症状があまり起きません。そのため歯周病の発見が遅れてしまうことがあります。

タバコを減らしながら、白い歯を手に入れましょう

タバコを吸っている方のホワイトニングについてお話をいたしました。タバコを吸っていても歯を白くすることはできますが、やはりお口の中の健康を害するリスクが非常に高い喫煙習慣を改めるところから始めることが賢明です。

歯の白さとともに、お口の健康を考えて少しずつタバコを減らすようにしていくことが、口元の美しさと健康を保つ大きな秘訣です。

 

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