もうすぐ12月になりますね。12月になると、何かと気ぜわしい毎日となり、時間が経つのが早く感じます。お家の中のお掃除はもちろんですが、お口の中の状態は大丈夫ですか?歯の痛みはなくても、歯の汚れを放置しているとどんどん着色が進み、口元の審美面が低下してしまいます。
着色はどうしても付くものです
歯が汚れていると、それだけで口元の審美面が低くなり、周りに与える印象も悪くなってしまいます。歯の汚れとは、毎日の飲食によるステインが原因で、毎日飲食を行っている以上、どうしても付着してきます。
その結果、少しずつ歯の色がくすんだり、黄ばみや汚れとなってしまいます。
またタバコを吸う人はヤニが付き、コーヒーなどのステインと一緒になって非常に汚い印象を与えてしまいがちです。
歯の色が汚れていると、お顔全体の印象がかなり変わります。健康的な白い歯と、茶色く変色した歯では、どちらがどのような印象を与えるか、容易に想像がつくことでしょう。
日常的な汚れを取るならクリーニング
毎日の飲食によるステインは、毎日歯磨きをしていても付いてしまうものです。ステインを落とす効果が高い歯磨き剤を使っても完璧に落とすことは不可能と言われています。
日常的な汚れを落とし、歯本来の色を蘇らせるには歯科医院でのクリーニングが最も有効です。ご家庭では使うことがない、専用のペーストやブラシなどを使い、細かな汚れを落として着色を落とします。
またクリーニングは、食べかすから作られたプラークを一掃し、歯の表面をツルツルに磨き上げて細菌が付きにくい状態へ導きます。
プラークは細菌の塊で、虫歯や歯周病の元となる物質です。プラークは歯ブラシで落とせないことはありませんが、そのままにしておくと石灰化して歯石となってしまうため、定期的にクリーニングを受けることで、歯の着色と汚れを落とし、お口の健康を維持することができます。
より白くしたいなら、ホワイトニング
同じ歯を白くする施術でも、クリーニングとホワイトニングは施術方法が異なります。どちらも歯を白くしますが、クリーニングはご自身の本来の歯の色を取り戻し、プラークも除去してお口の健康を維持することを目的としています。
いっぽうホワイトニングは、歯の健康維持よりも審美目的が高く、より歯を真っ白にしたいという方におすすめです。
歯のクリーニングとホワイトニングは似て異なるものです。着色が気になる場合はクリーニングを、より真っ白にしたい場合はホワイトニングと、上手に使い分けるとよいでしょう。
歯のくすみや汚れが気になる方は、お口の健康チェックも兼ねて、クリーニングから受診してみてはどうでしょうか。