ホワイトニングとクリーニングはどう違う?

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ホワイトニングと歯のクリーニングの違いをご存じでしょうか。同じ歯を白くする施術でも、ホワイトニングは歯をより白く仕上げ、クリーニングは歯本来の色を取り戻します。今回は、ホワイトニングとクリーニングの違いを中心にお話をしたいと思います。

ホワイトニングとクリーニングの違い

「ホワイトニング」と「歯のクリーニング」。歯をキレイにするという意味では両者は同じであると言えます。そのため患者さんによっては、どっちも同じじゃないの?どう違うの?と疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。ではまずホワイトニングとクリーニングの違いについて簡単にご説明します。

ホワイトニングは、歯を白くする薬剤を歯に塗布し、光や熱を加えることで色素を分解して、歯本来の色よりも白く仕上げます。歯が黄ばんで見えるのは、加齢とともに内部の象牙質の色が濃くなり、厚みが増してきます。そのためエナメル質から濃くなった象牙質が透けて見え、歯が黄ばんで見えてしまいます。ホワイトニングは内部の色素を分解して漂白するため、ご自身の本来の歯よりも白くすることができるのです。

いっぽう歯のクリーニングは、専用のブラシやカップ、ペーストを用いて歯の表面に付いた汚れを落とし、歯本来の色を取り戻します。またプラークを落としてむし歯や歯周病を予防することも目的としています。歯の色を取り戻すとともに、歯の健康維持を目的とするクリーニングは、予防治療として取り入れられていることがほとんどです。保険適用の場合、歯石除去とともに行われるため審美目的というおりは、歯周病治療の一環として捉えられます。

このように、同じ歯を白くする施術でも内容は大きく異なり、ホワイトニングは審美目的、クリーニングは予防目的であると言えます。

目的に応じた施術を受けましょう

同じ歯を白く仕上げる施術でも、ホワイトニングとクリーニングでは目的が異なります。歯を真っ白に美しく仕上げたい方はホワイトニングを定期的、または継続的に受けてみて下さい。そうすることで後戻りを予防すし、白さをキープすることができます。

歯周病が気になる方は、クリーニングをメインに受けられると良いと思います。歯周病は歯石が原因です。その歯石を作るのがプラークであり、クリーニングでは歯石除去と歯の表面を磨くことで、歯周病を予防しながら歯の着色を落とします。より美しい口元を求める方、歯の健康を維持したい方と目的は人それぞれ違います。目的に合った施術を受けて、キレイで健康的な口元を維持して下さい。

 

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