歯並びが気になるけど、いつから矯正治療を始めればいい?

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「ガタガタの歯並びや出っ歯が気になって人前に出るのが恥ずかしい、マスクが手放せないから矯正治療を始めたい!」でも矯正治療は子供や中学生からするものでは?大人になってからでは遅い?と躊躇する方もいらっしゃるでしょう。では矯正治療を始めるのに適した時期や年齢制限はあるのでしょうか?

始める時期は早いほどよい

自分のお子さんの歯並びが気になる場合なら、比較的早い時期、つまり乳歯の時期から矯正治療を受けることが可能です。乳歯や永久歯への生え変わりの時期の場合、顎の骨の成長を促す「床矯正」という矯正治療を行うことで永久歯が並ぶスペースを作ることができるため、比較的治療がスムーズに進みます。

また全て永久歯に生え変わってから歯列矯正を始めた場合でも、中学生や高校生といった年齢は骨がまだ柔らかく、歯も移動しやすいため、お子さんの歯並びが気になる方はできるだけ早めにかかりつけの歯科医院に歯並び相談をすることをお勧めします。

ある程度年齢を重ねたら、もう矯正治療は無理?

最近では歯やお口の健康を意識する方が増えており、歯磨きをより丁寧に行う方や予防治療に通う方も増えています。しかし、ある程度の年代の方の歯並びが悪い方は歯周病や虫歯になるリスクが高く、将来的に歯を失うリスクが高くなってしまいます。そのため大人の方の歯列矯正への意識が高まってきていますが、それと同時に「もうこの年齢では無理かも」と諦める方もいらっしゃることでしょう。

しかし、ある程度年齢を重ねても歯列矯正は可能です。ただ子どもや若い方と比べると歯の動きがやや遅いため、治療期間が長くなる傾向が強いかもしれません。歯の動きは一か月に数ミリです。毎日鏡を見ていても、歯が動いている実感はほとんど感じないかもしれません。しかし矯正治療を受けることで歯は動いていきます。年齢を重ねるにつれ、虫歯よりも歯周病のリスクが高くなり、お口の中や体の健康への影響が心配になってきます。矯正治療は確かに時間と費用はかかりますが、歯並びの悪さで歯周病になることを考えると、ある程度年齢を重ねてから歯列矯正を始めても決して遅くはありません。歯列矯正は歯並びを美しく整えることだけでなく、歯列と噛み合わせを整えることを目的としています。つまり歯並びを整えることは、お口と体の健康維持にとって大変重要なことなのです。

どのような方法で歯列矯正を行うのかは、患者さんによって異なります。ご自身に合った矯正治療法を選択することで最善の結果が得られることでしょう。

「年齢は気になるけど、歯列矯正を始めたい!」そう思ったときが始め時なのです。

 

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