自分に合った方法で、歯を白くしましょう

日常の飲食による歯の着色はホワイトニングで一掃!

鏡を見るたびに気になる歯の黄ばみ。「もっと白くしたい」「清潔感のある印象にしたい」と感じたことはありませんか?歯を白く見せる方法にはいくつか種類があり、自分に合った方法を選ぶことで、より満足のいく結果が得られます。今回は、代表的なホワイトニングとあわせて、“歯のクリーニング”の重要性にも触れながらご紹介します。

歯を白くする主な方法は4つ

気になる歯の色を白くする主な方法は、以下の4つが挙げられます。いずれも「自分の歯を白くする」方法です。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行う専門的なホワイトニングです。高濃度の薬剤と専用機器を使用し、短時間で効果を得られるのが特徴です。1回の施術でも白さを実感しやすいため、結婚式や就活前など、すぐに結果を出したい方におすすめです。ただし後戻りしやすいというデメリットがあります。

ホームホワイトニング

歯科医院で作製したマウスピースと薬剤を使い、自宅でじっくりケアする方法です。白くなるまでに数日~数週間かかりますが、効果が長続きしやすいのがメリットです。自分のペースで進めたい人に向いています。オフィスホワイトニングと比べ、後戻りしにくいという特徴があります。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。どちらのメリットも持ち合わせており、それぞれのデメリットをカバーできます。白く清潔な歯が長持ちがしますが、金額は高くなるのが一般的です。

歯のクリーニング(PMTC)

歯科医院で受けるプロのクリーニングも、実は“歯を白く見せる”うえでとても効果的です。コーヒーやタバコによる着色汚れや、日常の歯磨きでは落としきれない歯垢・歯石をしっかり除去します。歯本来の色を取り戻すだけでなく、むし歯や歯周病予防にもつながります。ただしホワイトニングのように、自分の歯の色以上に白くすることはできません。

どれが自分に合っている?選び方のポイント

ホワイトニングやクリーニング・・・いったいどれが自分にあっているのか分からない方は、まず「最優先の目的」を基準に選ぶと良いでしょう。

・とにかく早く白くしたい

とにかく早く歯を白くしたいという方は、オフィスホワイトニングがおすすめです。即効性があるため、施術直後にその効果を実感できます。

・自分のペースでじっくり続けて効果を出したい

歯科医院に通うのが面倒、自分のペースで続けたいという方は、 ホームホワイトニングが向いています。自己管理が必要です。

・歯の健康を維持しながら自然な白さにしたい

ホワイトニングも気になるけど、まずはクリーニングで口内環境を整えながら自然に白くしたい方におすすめです。むし歯・歯周病予防という観点でもおすすめです。

日常のケアも大切!

どの方法を選んでも、日常生活の工夫で白さを保つことができます。コーヒーや赤ワイン、カレーなど色素の強い食品を控える、禁煙する、着色しやすい飲み物はストローで飲むなどの工夫も、歯を白くするために効果的です。また定期的な歯科でのクリーニングを受けることで、着色汚れの定着を防げます。

歯を白くする方法は1つではなく、目的や予算、ライフスタイルに応じて選ぶことが大切です。そして、意外に見落とされがちですが、「歯のクリーニング」も白く美しい歯への第一歩です。まずは気軽に歯科医院で相談し、自分にぴったりの方法を見つけてみてください。

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お子さんの歯の変色、エナメル形成不全とは

お子さんの歯を見ていて、「白っぽいシミみたいなものがある」「歯がなんだか茶色い」「奥歯の表面がデコボコしている」などと感じたことはありませんか?これは、「エナメル形成不全(けいせいふぜん)」という状態かもしれません。エナメル形成不全は、見た目だけでなく歯の健康にも影響を受けてしまうことがあります。今回は、お子さんに見られやすいエナメル形成不全についてお話をいたします。

エナメル形成不全とは?

歯に関する用語で、エナメル質という言葉を耳にしたことがあると思います。エナメル質はとても固く、歯の内部の組織を守る役割があります。ところが、赤ちゃんのときやおなかの中にいるときに何らかの理由でうまく作られないと、このエナメル質が薄くなったり、穴があいたり、色が変わったりしてしまうことがあります。これが「エナメル形成不全」です。つまりエナメル形成不全は、歯の最も外側の層である「エナメル質」が、発育の過程でうまく形成されず、通常よりも薄くなったり、欠けたり、変色した状態を言います。

エナメル形成不全は、どのような特徴がある?

エナメル形成不全は、まず見た目にその特徴が現れます。お子さんの歯を見て、次のような見た目の歯はありませんか?

・白いシミ(白斑)

白っぽく不透明な部分が見える。ツヤがなく、マットな印象。

・黄褐色〜茶褐色の斑点や歯の変色

濃い色の変色。一部だけ茶色くなっていたり、中には全部の歯が茶褐色になっているケースもあります。

・灰色っぽく見えることも

重度の場合、歯全体がにごって見えることもあります。

またエナメル形成不全の特徴は、見た目が気になるだけでなく、エナメル質が脆いため虫歯になりやすい、冷たいものがしみる、欠けやすいという問題があります。

「うちの子、もしかして…?」と思ったときは

まずは歯科医院を受診してみてください。専門の検査をしなくても、見ただけである程度わかることが多いです。軽い場合は、フッ素を塗ったり、歯の溝をふさいで虫歯にならないようにしたりと、予防的なケアをすることもあります。

しかし症状が進んでいる場合には、レジン修復などプラスチックの材料で歯の形を整える処置や、もっと広い範囲には被せ物を使うこともあります。どちらも見た目を自然に整えることができるので、見た目が気になる子にも安心です。

子どもたちは歯の見た目にとても敏感です。友達に何か言われてしまった、笑うのが恥ずかしい、という思いをしている子もいます。だからこそ、早めに気づいて、できるだけ負担の少ない時期にケアしてあげることがとても大切です。

また、エナメル形成不全のある歯は、見た目が変わらなくても虫歯になりやすいので、いつも以上に丁寧な歯みがきや、定期的な歯科受診が必要になります。ご家庭では、子どもの歯に気になることを見つけたら、まずは歯科医院に相談してみてください。

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歯のホワイトニング、メリットとデメリットとは?

ライフスタイルに合ったホワイトニングで白い歯を!

口元を美しく見せてくれるホワイトニング。ホワイトニングはメリットが多いですが、デメリットもいくつかあります。今回は、ホワイトニングのメリットとデメリットについてお話いたします。

ホワイトニングについて

歯のホワイトニングの仕組みをまずお話いたします。歯のホワイトニングは、歯の表面や内部に沈着した汚れを取り除き、歯を白く、そして口元を美しく仕上げるための施術です。ホワイトニング用の薬剤を使い、熱や光を加えて歯の表面や内部の汚れを分解します。歯のクリーニングとは異なり、ホワイトニング薬剤の化学反応を利用し、歯を白く仕上げます。ホワイトニングには、歯科医院で行う、即効性のあるオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

ホワイトニングのメリットについて

では、ホワイトニングで得られるメリットについてご紹介します。

・見た目がとても良くなる

歯を真っ白に仕上げることで清潔感を得ることができるため、笑顔に自信を持てるようになります。第一印象が良くなるので、接客業や就活などに有利に働くことが期待できます。

・若々しく見える

年齢を重ねるにつれ、歯が黄ばむ傾向があります。歯が黄色いと、老けて見えがちですが、歯が白いと若々しい印象が持たれます。

・歯や健康に対する意識の向上

歯を白くすると、その効果を維持するための意識が向上する方が多いです。丁寧な歯磨きや、ヤニが付かないよう禁煙に取り組むなど、白さを維持することはもちろん、生活習慣の見直しにも繋がります。

ホワイトニングのデメリットとは?

メリットが多いホワイトニングですが、デメリットや注意すべき点もいくつかあります。ホワイトニングのデメリットとはどのようなことなのでしょうか。

・知覚過敏が起こることがある

ホワイトニングをすることにより、歯がしみる、痛いといった知覚過敏が起きることがあります。

・効果が永久的に続くわけではない

ホワイトニングで歯を真っ白に仕上げても、残念ながら「後戻り」が起こります。後戻りとは、ホワイトニングで白くなった歯が、だんだんもとの色に戻ってしまうことです。効果が永久に続くわけではないので、継続的に処置を受ける必要があります。

・保険適用外のため高額になる

ホワイトニングは保険適用ではありません。そのため費用が高額になってしまいます。また白さを維持するために定期的にメンテナンスを受けることで、費用が高くなります。

・差し歯などの人工歯は白くならない

ホワイトニングは、天然歯のみ白くできます。差し歯などの人工歯は、ホワイトニングでは白くできません。黄ばんで変色してしまった人工歯を白くする場合、差し歯そのものの再治療が選択肢となります。

このように、ホワイトニングにはメリットが多いですが、デメリットも存在します。目的や希望条件だけでなく、まずホワイトニングについてよく理解し、納得して処置を受けるようにしましょう。

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歯石は定期的に歯科医院で除去しましょう

歯にこびり付いた固い歯石は、そのままにしておくと歯周病が悪化してしまうため、きちんと取り除かなければいけません。しかし、歯石は自分で取ることができないため、歯科医院での除去が不可欠です。今回は、歯石を歯科医院で除去する重要性についてお話いたします。

歯石はどうやってつくられるの?

まず、歯石が作られるメカニズムを知っておきましょう。歯石が作られる原因などを分かっておくと、歯石除去の重要性がより理解できるからです。

歯石の原因は、プラークです。プラークは食べかすなどに含まれる糖分が口内の細菌と反応してつくられた、「細菌の塊」です。プラーク自体は白く柔らかい物質で、歯と歯ぐきの境目などに付着します。

このプラークが石灰化したものが、歯石です。唾液中に含まれるリンやカルシウムなどのミネラル成分の影響で、だんだんプラークが石灰化して固くなります。歯石は柔らかいプラークと違い、非常に固く、軽石のようにザラザラしています。石灰化が始まるのは1~2日くらいで、数日後には歯石として歯に蓄積されます。

これが、歯石が作られるメカニズムです。

歯石には2種類

歯石は、歯と歯ぐきの境目に着くことが多く、目で見える場所に作られます。しかし、歯石が作られるのは目で見える場所だけではありません。ではどこに作られるのでしょうか。

・歯肉縁上歯石

目で見える部分に付着した歯石を、「歯肉縁上歯石」と言います。歯ぐきより上に作られる白っぽい歯石で、下の前歯の裏側や、奥歯の外側によく作られます。

・歯肉縁下歯石

歯肉縁下歯石とは、歯ぐきの中、つまり歯の根っこの部分に付着した黒っぽい歯石です。歯周病と非常に関連が深く、歯周病の悪化につながる歯石です。歯ぐきの中で作られる歯石のため、自分で見つけることはほぼありません。

歯石は歯科医院でしか除去できません

歯石をそのままにしておくと、歯周病を引き起こしたり、歯周病の悪化を招きます。歯周病の予防には、歯石除去が欠かせません。プラークは丁寧な歯磨きで落とすことはできますが、歯石は固いため、歯科医院で超音波スケーラーという機械などを使わないと除去できないのです。特に歯肉縁下歯石は歯周病の悪化の原因になりますので、歯科医院で超音波スケーラーや専用の手動の器具を使って取り除く必要があります。

歯石は舌触りが悪いだけで、害はないと思われがちですが、歯石があると、その上にプラークが蓄積されやすくなり、口内環境の悪化の原因になります。そのため、定期的な歯石除去が欠かせません。特に縁下歯石が認められる方は、歯周病治療後の定期的な歯石除去が必要です。

歯周病から大切な歯を守るためにも、歯科医院で定期的な歯石除去やクリーニングを受けるように心がけましょう。

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歯ぎしりによるお口へのダメージと対処法は?

気が付くと、歯がすり減ってしまっている、また起きたときに歯や顎が痛い・・・こんな経験はありませんか?このような症状がある場合、歯ぎしりや食いしばりが疑われます。歯ぎしりや食いしばりは歯や顎に大きなダメージを与えてしまうため、適切な対処が必要です。今回は、歯ぎしりの怖さと対処法についてお話いたします。

自分では自覚がない、歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、自分では自覚がない悪癖です。歯ぎしりは主に寝ているときに起こり、自分では気づくことはほとんどありません。家族など近くで寝ている人に「歯ぎしりの音が凄かった」と言われて初めて歯ぎしりをしていることに気が付く方もいらっしゃると思います。

また食いしばりは日中にも起こりがちです。物事に集中しているときや、重いものを持ち上げるときなど、グッと歯を食いしばる瞬間があるのではないでしょうか。しかも、その瞬間は無意識なのです。歯ぎしりや食いしばりは、ご自身で全く自覚いない癖であり、その癖が、歯や顎の骨に大きなダメージを与えてしまうのです。

歯ぎしりや食いしばりによる口腔内へのダメージとは

無意識に行っている歯ぎしりの力はとても大きいため、歯や顎の骨にダメージを与えてしまいます。それでは歯ぎしりや食いしばりは、お口の中にどのような影響を与えてしまうのでしょうか。

・歯が割れる

歯ぎしりや食いしばりが歯に与える負荷は非常に大きいため、歯が割れることがあります。

・歯の根っこが割れる

強い力が加わり続けると、歯根破折と呼ばれる歯の根っこが割れることがあります。根っこが割れてしまうと歯が揺れ動くため、歯を残すことが難しくなります。そのため、歯根破折が認められると抜歯になってしまう可能性が高まります。

・顎の骨に負担がかかる

朝起きると顎がだるい、口が開けにくいといった症状が起こることがあります。これは歯ぎしりによって顎関節に負担がかかってしまうためで、将来的に顎関節症を引き起こしてしまう可能性もあります。

歯ぎしりの対処法とは?

歯ぎしりや食いしばりが与える口腔内へのダメージは非常に大きなものです。症状によっては、抜歯をしなければいけなくなったり、顎関節症を引き起こして口が開け辛くなるなど、日常生活にも影響が出てしまいます。

このようなトラブルから歯を守るためには、歯ぎしり用のマウスピースを作り、装着することが対処法となります。主に就寝時に就けることで、歯と歯の接触を防ぎます。なお歯ぎしり対策用のマウスピースは保険適用となりますので、「もしかして歯ぎしりがあるかも」と思うような症状がある方は、早めに歯科医院へ相談されることをお勧めします。

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ダイレクトボンディングの良さとは?

気になる歯のすき間は矯正治療?ダイレクトボンディング?

歯のちょっとしたすき間や欠けてしまった部分を補う方法のひとつとして、ダイレクトボンディングが挙げられます。ダイレクトボンディングは自費治療ですが、様々なメリットがあることで注目を集めています。今回は、ダイレクトボンディングの良さについてお話をいたします。

ダイレクトボンディングとは?保険とどう違う?

ダイレクトボンディングという名前を聞いても、どのような治療なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。ダイレクトボンディングとは「直接(ダイレクト)歯にボンディング(レジンを盛る)」ことです。

浅いむし歯や歯が欠けてしまった場合、白いレジンで補修し、歯の形態を戻します。これは保険治療でできる治療法です。ただ保険治療のレジンによる治療は、一般的なコンポジットレジンを使用します。そのため自費治療のダイレクトボンディングと比べて簡易的な治療となることから、周りの歯の色と比べて多少色調が合わなかったり、耐久性に劣ることがあります。また年数が経つと変色しやすく、歯と治療したレジンとの境目が分かりやすくなり、審美性が劣ってしまいます。

自費治療のダイレクトボンディング、どのような特徴があるの?

では自費治療のダイレクトボンディングは、保険治療とどう違うのでしょうか。ダイレクトボンディングで使用するレジンは、保険適用のレジンよりも高品質なハイブリッドレジンです。その分、治療後に差が出てくると言えます。

・見た目が美しく、天然歯のような仕上がり

・耐久性に優れている

・精密な治療過程で審美性と耐久性を実現

このように、自費のダイレクトボンディングは保険治療では実現できない、高度な仕上がりと耐久性が期待できる治療法です。治療直後は保険治療と自費治療の差はそれほど感じないかもしれませんが、年数が経つにつれ、その差が出てくるのが大きな違いです。

一般的なむし歯治療の他、歯と歯の間のわずかなすき間を埋めたり、少し歯の形態を整えるにも、ダイレクトボンディングは効果的です。特に前歯はとても目立つ部位のため、審美性に優れているダイレクトボンディングはお勧めです。

ただ保険治療と比べると、自費治療であるダイレクトボンディングはどうしても費用が高くなってしまうのがデメリットです。そのため「今はとにかく安価で最低限の治療ができればいい」とお考えの方には保険治療が適していると言えるでしょう。

何を優先するかによって、治療の選択肢は変わってきます。それぞれの特徴をよく理解し、納得のいく治療法を選ぶようにしましょう。

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歯周病でも歯列矯正はできるの?

ホワイトニングは本当に痛くない?ホワイトニングの痛みについて

歯並びの悪さを治したい、でも歯周病と言われて歯列矯正が出来るかどうか不安・・・こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃることと思います。歯周病は年齢を重ねるにつれ罹患率が高まりますが、今回は歯周病であっても歯列矯正ができるかどうかについて、お話いたします。

歯並びの悪さが歯周病に関係している・・・?

ガタガタの歯並びや出っ歯など、歯並びや噛み合わせの悪さは、見た目の問題がまず気になるところだと思います。しかしこの歯並びの悪さが、歯周病に関係している可能性があることをご存じでしょうか。叢生と呼ばれるガタガタの歯並びは、実は歯周病を引き起こす大きな要因でもあるのです。

歯と歯が重なっていると、歯磨きがし辛いことを自覚されると思いますが、この歯磨きのし辛さが、歯周病の原因となってしまいます。歯ブラシの毛先だけでは取りのぞけない汚れがプラークとなり、そこへ歯周病菌が棲みついて毒素を出し、歯ぐきや歯を支える歯槽骨などに炎症を引き起こします。歯周病は年齢を重ねるにつれ罹患率が高くなりますが、歯並びが良く、歯磨きがしやすい人と歯並びが悪く、歯磨きがし辛い方では、歯周病発症のリスクに違いが出てきます。もちろん歯並びが良くても歯周病になることはありますが、やはり歯並びの悪さは分が悪いと言えます。

このように、歯並びの悪さは歯周病と大きな関係があるのです。

歯周病でも歯列矯正はできる?

「歯周病と言われているけど歯並びの見た目も気になるし、歯列矯正をしたいけどできるのかしら」と疑問に思われるかもしれません。結論から言えば、歯周病であっても歯列矯正は可能です。熾烈矯正で歯並びをきれいに整えることで口腔内管理がしやすくなり、歯周病ケアも行いやすくなるというメリットがあります。

歯周病の方の場合、歯列矯正を行うにあたり、まずは歯周病の治療を行う必要があります。歯周病治療とは、歯石除去やクリーニングでお口の中の細菌を減らし、清潔な口腔内に整えることです。歯周病治療を終えたのち、歯列矯正のスタートとなります。もちろん、定期的なクリーニングは欠かせません。

ただ、歯周病の進行具合によっては歯列矯正が難しいと判断されることもあります。顎の骨の吸収が著しい方や、歯周病によって既に歯が揺れ動いている方などは、リスクが高いため希望に添えることができないかもしれないことをあらかじめ理解しておきましょう。

歯周病でも歯列矯正ができるかどうか、まずはかかりつけ医や矯正の専門医とよく相談し、メリットだけでなくデメリットやリスクなどもしっかりと把握しておきましょう。

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前歯のすき間を治すならどの方法がおすすめ?

矯正治療中は滑舌が悪くなる?

前歯のすき間は案外目立ちやすく、コンプレックスに感じる方も多いと思います。目立つ前歯のすき間を治すことでコンプレックスが解消され、笑顔にも自信を持つことができるでしょう。では気になる前歯のすき間を治すなら、どの方法がおすすめなのでしょうか。

歯のすき間の治療法について

前歯のすき間を埋めてきれいにする方法には、主に3つの方法があります。

・歯列矯正

歯列矯正は、矯正装置を使って力を加え、自分の歯を動かして歯並びを整える方法です。前歯のすき間、いわゆる「すきっ歯」の治療として、よく行われます。歯のすき間が広い場合やハの字に開いた前歯の場合、歯列矯正が適していると言えます。歯列矯正は全体の歯並びを整える全体矯正のほか、前歯に特化した部分矯正があります。歯並びの程度にもよりますが、すき間だけを治す場合、部分矯正で治せる可能性もあります。

歯列矯正の場合、治療期間が長くなることと、費用が高くなることがデメリットです。部分矯正は全体矯正と比べて3分の1程度の費用と治療期間で治すことができますが、それでも高額な費用になることを理解しておく必要があります。

・ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、歯科用レジンを使って歯のすき間を埋める方法です。むし歯治療で使われるレジンと同じような方法で行われますが、ダイレクトボンディングの場合、保険適用のレジン充填と比べてより高度な技術を必要とします。保険適用のレジンよりも、より接着力の高いボンディングや樹脂を使用したり、治療前の前処理を丁寧に行うなど、保険適用のレジンと区別されます。仕上がりもとても美しいこと、そして治療期間も短くて済むことがメリットです。

デメリットとしては、自費治療のためやや高額になること、樹脂とボンディングによる治療のため、接着した樹脂が取れてしまう可能性があることです。特に歯ぎしりの癖がある方は、ダイレクトボンディングが取れてしまう可能性が高くなります。また歯のすき間がかなり広い場合、ダイレクトボンディングではきれいに治せないこともあります。

・ラミネートべニア

ラミネートべニアは、セラミック製の薄いべニアを歯に貼り付けて修復する方法です。セラミック製のため丈夫で美しい仕上がりが期待できます。色調も選べるので、ご自身の歯の最も近い色を選ぶことで、自然な美しさを手に入れることができます。

ラミネートべニアのデメリットは、歯を削ることです。被せものに比べて歯を削る量は少ないですが、健康な歯を削ることに抵抗がある方は、この方法は向きません。

また歯のすき間が広いケースや歯周病の進行が見られる場合、慢性的な歯ぐきの炎症を引き起こしたり、最悪の場合、歯が動いてせっかくラミネートべニアを張り付けた歯の間にすき間ができることもあります。なお歯周病の進行によってすきっ歯になることもあります。以前はすき間がなかったのに、気が付けばすきっ歯になっていた、という方は歯周病が疑われますので、歯科医院で診てもらいましょう。

ご自身のすき間にあった方法を選んで

前歯のすき間の治療法似ついてお話いたしました。どの方法がおすすめなのかは、ご自身のご希望と、すき間の状態や原因によると言えます。それぞれの方法に一長一短がありますので、よく理解し、納得したうえで治療法を決めることが美しい口元への第一歩と言えるでしょう。

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イベント前なのに歯が黄色い!すぐに白くする方法ってあるの?

神経を取った歯の変色、どうやって治す?

もうすぐ春。3月、4月といえば、卒業式や入学式といったイベントのシーズンで、色々と準備が忙しい時期でもあります。しかし、ご自身の口元に目を向けたことはありますか?黄色い歯は、お顔全体の印象にも悪影響を与えてしまいがちです。では黄色くなった歯をすぐに白くする方法はあるのでしょうか。

黄色い変色は、主に着色汚れ

真っ白な歯は清潔感にあふれ、笑顔を引き立ててくれます。反対に、黄色い歯や茶色い歯は口元はもちろん、お顔全体の印象も下がってしまいがちです。目の前に2人いたとして、ひとりは白い歯、もうひとりは黄ばんだ歯の持ち主だった場合、どちらに良い印象を持つでしょうか?

黄色く変色した歯の原因は、主に着色です。毎日の飲食で、知らないうちに着色による汚れが付き、気が付けば歯の色が黄色っぽく変色していることは珍しくありません。水のように、色素を含まないものだけを口にしていると、着色はほぼありませんが、一般的に様々な食べ物や飲み物を口にしながら過ごすでしょう。

中でもコーヒーや紅茶、カレー、ミートソース、赤ワインなど着色しやすいものを好む方は、歯の色に影響を受けやすいと言えます。加えてタバコを吸う習慣がある方は、ヤニなど茶色い汚れが付着し、さらに歯の色をトーンダウンさせてしまいがちです。

このように、日常の飲食や嗜好品により、歯の色は知らず知らずトーンダウンしてしまうのです。

黄色い歯、すぐに白くする方法ってあるの?

「歯の色が汚くて気になる。でも春のイベントはもうすぐだからどうしよう」と心配になる方もいらっしゃることでしょう、では着色が目立つ歯をすぐに白くする方法はあるのでしょうか。

・歯のクリーニング

歯のクリーニングは、歯の表面に付いた着色を落とし、歯本来の色を取り戻す方法です。専用のペーストやブラシ、ラバーカップなどを用いて歯の表面の汚れを落とすことで、本来の歯の色がよみがえります。歯のクリーニングは年齢を問わないため、小さなお子さんからお年寄りまでどの年齢でも対応が可能です。施術も1日でできるので、歯医者で予約が空いていればその日で歯の色を復活させることが出来お勧めの方法です。

ただ、元々のご自身の歯の色以上に白くすることはできません。

・ホワイトニング

クリーニングだけでは物足らない、もっと白くしたい、という方は、歯のホワイトニングがお勧めです。ホワイトニング薬剤を使って歯を白くするため、ご自身の歯の色よりも白くすることが可能です。特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングは即効性があるため、一度の施術で一気にトーンアップも期待できます。

ただホワイトニングは全ての方ができるわけではありません。小さなお子さんや、成人でもお口の中の状態によってはホワイトニングができないこともあります。また被せものに対してはホワイトニングで白くすることは難しいというデメリットもあります。

なお黄色く変色した被せものを白くするには、セラミッククラウンなど被せものの再治療が必要になります。クリーニングやホワイトニングのように短期間で白くすることが難しいため、被せものの変色が気になる方は、余裕を持って歯科医師に相談しましょう。ご自身に合った方法とイベントに合わせ、白く清潔な歯で記念の日を迎えて下さいね。

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歯石除去とクリーニング、何が違うの?

歯の健康維持に欠かせない定期検診。ただひとことで定期検診と言っても、歯石除去やクリーニングなど歯科医院により内容は少し違うかもしれません。また歯石除去とクリーニングはどう違うのか、疑問に思う方もいらっしゃることと思います。今回は、歯石除去とクリーニングについてお話をいたします。

定期検診の目的は?

歯科医院での定期検診とは、むし歯や歯周病になっていないかどうかを確認することを目的としています、もしむし歯や歯周病になっていたとしても、定期検診によって早期に発見することで悪化を防ぐことも可能な場合もあります。

もし定期検診を受けずにいると、むし歯や歯周病になっていても気づかず、症状が進行してやっと気が付くことがほとんどです。また自覚症状があったときには既に症状が悪化していることがほとんどです。特に歯周病の場合、痛みをあまり感じないため気が付いたら歯が抜けてしまった、ということもしばしば見受けられます。

定期検診では、歯の健康維持とともに病気の早期発見を目的としているため、できるだけ受けていただくことをお勧めしている医院さんがほとんどです。

歯石除去とクリーニングの違いとは?

定期検診では、歯石除去を行ったりクリーニングを行ったり、あるいはどちらも行うなど様々です。では歯石除去とクリーニングはどのような違いがあるのでしょうか。

・歯石除去

歯石とは、プラークが石灰化したもので、軽石のように固い物質が歯にこびり付いているものを言います。歯石をそのままにしておくと歯肉炎や歯周病の原因となるため、超音波スケーラーという機械を使って取り除いていきます。歯石がついていると、そこに新たなプラークが蓄積されやすくなり、さらに症状が悪化する可能性が高まるため、しっかりと取り除く必要があります。

また既に歯周病の方は、必ずといっていいほど歯石除去が行われます。歯石が歯ぐきの内部にまで付着している場合、手動の器具を使って歯周ポケット奥深くまで取り除く治療が必要になることもあります。

・クリーニング

一般的にクリーニングは、歯の表面に付いた汚れや細菌、プラークを取り除くことを言います。専用のペーストやブラシなどを使い、歯やお口の中をきれいにして口内環境を清潔に保つことを目的としています。小さなお子さんなど、歯石がほとんどついていない方でもプラークは付着しています。プラークを取り除き、清潔なお口の中を維持することの基本はクリーニングであると考えられるでしょう。

定期検診で健康な歯とお口の中を維持しましょう

歯石除去とクリーニングの違いについてお話いたしました。どちらも歯の健康維持に欠かすことができません。歯石が付いている方や歯周病の方は歯石除去が必要になることがほとんどです。なお歯石除去をクリーニングと言うこともありますが、特に間違いというわけではありません。大事なことは、定期検診をきちんと受けて、歯の健康を維持することです。施術内容を知りたい方は、事前に歯科医師や歯科衛生士に質問してみると良いでしょう。

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