その口臭、もしかして銀歯のせいかも?

口臭はエチケットマナーの中でも、最も気になるのではないでしょうか。口臭の原因はいくつかありますが、その中のひとつに銀歯などの被せものの可能性が考えられます。ではなぜ、銀歯が口臭の原因になるのでしょうか。

気になる口臭の原因は?

人前で話す機会がある方、人と会う機会が多い方などは、相手に自分の息が匂わないかどうか気になりませんか?どんなに念入りに歯磨きをしても、口臭は気になってしまうことと思います。

口臭のほとんどは、生理的なもので、自分が気にするほどのことではないと言われています。

それでもやはり、いくつか「口臭」と呼ばれる原因は存在しています。では口臭の原因は何が考えられるのでしょうか。

1.ニオイの強いものを食べたとき

2.むし歯、歯周病などお口の中のトラブル

3.歯磨き不足による口内環境の悪さ

4.胃腸の調子の悪さ

5.銀歯などの被せもの

ニンニク料理やお酒など、ニオイの強いものを食べたり飲んだりしたあとは、特有の臭いがするため、それが「口臭」と思われがちです。

むし歯や歯周病は、細菌が原因です。特に歯周病が進行すると、かなり強烈な悪臭がするため口臭を指摘されてしまうかもしれません。

胃腸の調子が悪いときも、口臭となって現れるときがあります。お口の中に原因がない場合、胃腸の調子の悪さが原因かもしれません。

では、銀歯などの被せものはなぜ口臭の原因となってしまうのでしょうか。

細菌が付きやすい銀歯

むし歯になった場合、歯を削り、削った部分を修復しなければいけません。浅いむし歯なら、白いレジンを詰めて修復しますが、むし歯がやや深かったり、神経まで到達していた場合、レジンではなく、インレーやクラウンといった詰め物や被せものによる修復が必要となります。

その際、保険適用の素材は金属が使われたもので、いわゆる銀歯と呼ばれるものです。前歯など目立つ部分は白いレジンですが、中や裏側は金属でできています。

銀歯は保険が適用となるため安価で修復物をつくることができます。しかし、金属が目立ってしまうこと、そして金属は細菌が付きやすいというデメリットがあります。

金属はザラザラしているため、細菌やプラークなどが付きやすいため、ニオイの原因となってしまうのです。

お口の中に銀歯がある方は、その部分に通したデンタルフロスの臭いを嗅いでみたことはありますか?何とも言えない悪臭があり、それが口臭の原因になってしまうことがあるのです。また銀歯が取れてしまった場合、銀歯の中でむし歯が再発していることも多く、それも口臭の原因の一つだと考えられるのです。

銀歯をセラミックに交換することで、気になるニオイを低減させることができます

銀歯は見た目だけでなく、細菌が付きやすいので口臭の原因となってしまいますが、この銀歯をセラミッククラウンなどセラミック素材のものに変えるという方法が改善策として挙げられます。

セラミックは滑らかな素材で、比較的汚れや細菌が付きにくく、耐久性にも優れています。費用は高くなりますが、審美面や機能面、そしてエチケット面を考慮すると、気分的にも前向きになれることと思います。

ただセラミックだからといって、絶対に細菌が付かないというわけではありません。口臭の原因となる歯磨き不足は、必然的にお口の中の環境を悪くしてしまいます。きちんと口腔ケアを行いながら、清潔な環境を保つことで口臭の原因は取り除けるでしょう。

当院のセラミック治療についてはこちら 桑名駅より徒歩5分 星野歯科医院

 

 

 

前歯がむし歯に・・・どのような治療法があるの?

前歯は、口元の中でも最も印象に残る部分ですので、前歯にむし歯ができてしまうととても目立ってしまいます。前歯のむし歯を修復するためには、いくつか方法がありますが、どのような治療法があるのでしょうか。

前歯を治すための治療とは?

一般的に、むし歯を治すには保険適用を選ぶ方がほとんどです。健康保険を使うことで、治療費が抑えられるため、保険治療が第一選択肢となることが多いです。

ただ保険治療は審美性は重視されていません。あくまでも機能を修復するということを目的としているので、審美性を第一に求める方にとっては、保険治療ではなく自費治療がお勧めとなります。

1.保険治療

前歯に多いむし歯は、歯と歯の間や歯補歯ぐきの境目です。このような軽度のむし歯の場合、コンポジットレジンという樹脂を使った治療が行われます。歯の色は一人一人違いますが、保険適用のレジンにはいくつか種類があり、歯の色に最も近い色味を使って修復しますので、自然な仕上がりが期待できます。

ただ保険適用のレジンは強度が弱く、固いものを噛んだ際にレジン部分が取れてしまうことがあります。また色素や汚れを吸収しやすく、数年経つとレジンで修復した部分が変色し、見た目で治療した部分が分かるようになってしまいます。そのため、数年単位で再治療が必要となります。

2.自費治療

自費治療は、機能修復を目的とした保険適用と比べ、審美性も重視した治療となります。美しさを求めるのなら、審美性の高い自費治療がお勧めです。

・ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、レジンにセラミックの微粒子を混ぜた素材です。セラミック微粒子が配合されていることで、保険適用のレジンに比べると審美性が向上します。また強度も保険適用のものと比べると強さがありますので、審美性、機能性ともに改善できる素材です。

・セラミッククラウン

セラミッククラウンとは、セラミックでできた被せもので、強度、審美性ともに申し分ない素材です。美しさ、強度ともにダイレクトボンディングよりも上回るので、より美しさを求めるのであれば、セラミッククラウンがお勧めです。

ただセラミッククラウンを被せる場合、歯を大きく削る処置が必要になります。そのため神経を取っていない歯の場合、歯の神経を取ることもあります。既に神経を取った歯で、古い被せものをセラミックに変えるのはお勧めですが、レジンで修復できる歯の神経を取るのはリスクがありますので、納得をしたうえで治療を行いましょう。

前歯のむし歯治療は早めに行いましょう

前歯のむし歯の治療法についてお話いたしました。前歯のむし歯はとても目立ってしまいます。また前歯は意外にもむし歯になりやすい部分でもあります。前歯がむし歯になってしまった場合、早期治療なら保険適用のレジンか自費治療のダイレクトボンディングがお勧めです。

そのままにしておくと、むし歯が広がり神経を取らなくてはいけなくなることもありますので、前歯のむし歯は早めに治療をしましょう。

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