歯並びをきれいにするための矯正治療ですが、目的は歯並びを整えることだけではありません。噛み合わせを正しく整えることが矯正治療の大きな目的です。しかし、噛み合わせを無視すると、色々な不快症状があらわ最悪噛めなくなってしまうことがあります。今回は、噛み合わせの重要性についてお話いたします。
噛み合わせを重要視しない矯正をすると・・・
歯並びが悪いと、どうしても歯をきれいに整えることだけを考えてしまいがちになるのではないでしょうか。とにかく見える部分だけでもきれいにしたい!噛み合わせは合っていると思う!と噛み合わせを無視してしまうと、後から様々なトラブルに見舞われ、後悔する結果になってしまう恐れがあります。では噛み合わせを考えない、歯列だけを整えた矯正治療後はどのようなリスクがあるのでしょうか。
・噛み辛い、または噛めなくなる
・唇が閉じれなくなる
・矯正前に比べて顎に違和感や痛みが出るようになった
・顎のズレや顔の歪み
・頭痛や肩凝りなどの不快症状
このように、噛み合わせを重視せず、見た目だけを考えた矯正治療後には様々な不快症状やトラブルが起こりやすくなります。
噛み合わせを考えないのは、どうして?
歯列矯正は虫歯治療などと違い、時間もお金もかかります。そのため、少しでも安く、費用を抑えて矯正治療をしたいとお考えになるのも無理はありません。とにかく歯がきれいに並べばOK!と考える方も多いのではないかと思います。
このようなことから、普段の噛み合わせが合っていないのに、それに慣れてしまっていることが考えられます。噛めているから大丈夫、と思っていても、実はその噛み合わせは合っていないということは決して少なくありません。それにもかかわらず、やはり費用面などの問題で早く安く済ませたい、歯だけをきれいに並べたい、と思ってしまうのではないでしょうか。
噛み合わせを正しく整えることで得られるメリットとは?
歯並びに比べるとどうしても重要視されず、後回しにされがちな噛み合わせ。しかし矯正治療を提供する歯科医師側としては、やはり噛み合わせを正しく改善することを目的としています。ただ単に歯を並べるだけではなく、正しい噛み合わせで得られるメリットはやはり、お口の中の健康に深く関わります。
・お口の健康寿命が延びる
・歯周病のリスクが減る
噛み合わせを正しくすることで噛むバランスが良くなり、しっかりと噛むことができます。しっかり噛めることができると、脳の活性化につながり、将来的な認知症の予防にも役立ちます。また歯を失う原因である歯周病リスクも押されることができます。歯周病は噛み合わせが悪いことで症状を悪化させてしまうことがあるため、噛み合わせを正しくすることで、歯周病のリスクを減らせることが可能になります。
矯正治療は、噛み合わせまでしっかりと考えましょう
噛み合わせを重要視しない矯正治療が与える影響についてお話いたしました。ただ単に歯並びを治すだけでは、お口や体の機能に悪影響を与えてしまいます。矯正治療を考えるときは、噛み合わせのこともしっかりと考慮してくれる医師のもとで相談することが大切です。
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