ホワイトニングはどのくらいの頻度で行うのが良いの?

歯を真っ白に仕上げ、清潔感溢れる口元を作りだすホワイトニングは、残念ながら永久的に続くものではありません。続けて施術を受けることで白さをキープする必要がありますが、ホワイトニングはどのくらいの頻度で受けるのが良いのでしょうか。

ホワイトニングに起こる「後戻り」とは?

ホワイトニングは、ホワイトニング成分が入った薬剤を歯に塗布し、熱や光を加えて歯を真っ白にします。しかしホワイトニングで白くした歯は、残念ながらずっと続くわけではありません。日常の飲食とともに少しずつ元の歯の色に戻る「後戻り」というのが起きてしまいます。これは避けることはできず、ホワイトニング後には必ず起きる現象と言えます。

ホワイトニングには歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と自宅で好きな時間に行う「ホームホワイトニング」があります。どちらも歯を白くする効果は同じで、後戻りも同じように起こってしまいます。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの後戻りは違うの?

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどちらも歯を白くすることができますが、それぞれに少しずつ特徴が異なります。オフィスホワイトニングは歯科医院で受ける施術で、歯に薬剤を塗布したあと光を加えて歯を漂白して白くします。オフィスホワイトニングは即効性があり、施術直後に白さを実感することができますが、後戻りも早く、2~3か月くらいで元の歯の色に戻ってしまいます。

いっぽうのホームホワイトニングは、専用のマウスピースに薬剤を流して歯に装着することで白くしていきます。即効性はありませんが、気が付くと歯が真っ白になっていることに気が付く方がほとんとです。効果を実感するのに少し時間がかかりますが、後戻りもオフィスホワイトニングと比べると緩やかで、ご自身での施術頻度にもよりますが4か月~半年くらいは効果があると言われています。

白さをキープするには決まった頻度で施術を受けることが最善

ホワイトニングは後戻りが起きてしまうため、いちどホワイトニングを受けた方はその白さを持続させたい、と思う方がほとんどでしょう。どうしても後戻りは起きてしまうため、決まった頻度で施術を受けることが最善策となります。

お勧めは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせた「デュアルホワイトニング」です。オフィスホワイトニングで一気に歯を白くしたあと、ホームホワイトニングで白さを持続させる、という方法が最も効果が高いでしょう。

また毎日の歯磨きに、ステインを落とす効果があるものを使うと着色汚れも抑えることができるため、ホワイトニングで白くした歯を持続しやすくなると思います。

目安としては、オフィスホワイトニングが3か月に一度、ホームホワイトニングが週に3回程度行うのが良いかもしれません。

注意したいのは、費用を抑えたいからといって歯科医院以外でのホワイトニングを受けることです。ホワイトニングは医療行為であり、歯科医師や歯科衛生士といった医療従事者の指導の下で受けないと、トラブルの原因となってしまいます。

いつまでも笑顔溢れる日常を送れるためにもそれぞれの後戻りの特徴を知っておくと、計画も立てやすいのではないかと思います。

 

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八重歯は部分矯正で改善できる?

可愛らしい印象を持つ八重歯は、実は口元の審美面を乱す不正咬合のひとつです。八重歯は矯正治療で治すことができますが、費用を抑えることができる部分矯正で治したいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。では部分矯正で八重歯を治すことはできるのでしょうか。

八重歯とは?

八重歯とは、本来の正しい位置に生えるべき犬歯が歯列の外側に生えてしまっている歯並びです。八重歯になる原因は、主に永久歯が並ぶためのスペース不足であり、顎の骨が小さい、前歯全体が大きい、犬歯がなかなか生えてこないためスペースが埋まってしまったことなどが挙げられます。犬歯は最後のほうに生えてくるので、顎が小さい方はどうしてもスペースからはみ出しやすくなり、本来の歯列とは異なった生え方をしてしまうのです。

八重歯は可愛い印象を与え、チャームポイントにもなるかもしれません。しかし八重歯があると歯磨きがし辛く、着色汚れやプラークが溜まりやすくなってしまいます。その結果、虫歯や歯肉炎、口臭などを引き起こしやすくなります。

また八重歯が唇に当たって痛いという方もいらっしゃいます。唇の粘膜に傷がつくと口内炎になり、食事が辛くなってしまうでしょう。

このように、八重歯は様々なお口のトラブルを引き起こす原因となってしまいます。

八重歯の治療法とは?

八重歯は様々なトラブルの原因となりやすいため、やはり矯正治療をすることが望ましいでしょう。八重歯の矯正治療の方法は、主に次のとおりです。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、最もオーソドックスな治療法です。抜歯を伴う重度の症例でもしっかりと歯を動かすことができるので、矯正治療の第一選択肢となるでしょう。八重歯の場合、歯の重なり具合や全体の歯列の乱れ方によっては抜歯を行ったうえでワイヤー矯正を行うことも考えらえます。特に2番目の歯が大きく後退して見えなくなってしまっている場合、ワイヤー矯正となる場合が多いでしょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正でも八重歯の治療は可能です。しかし犬歯がかなり上方から生えてきている、歯並び全体が重度の叢生の場合など、マウスピースでは対応できないケースもあります。

八重歯は部分矯正で治せない?

では八重歯は部分矯正で治すことができるのでしょうか。部分矯正は前歯に特化した矯正治療で、全体矯正と比べると費用と治療期間を抑えて前歯を改善することができます。

八重歯を部分矯正で治せるかというと、軽度の状態で奥歯を動かす必要がないケースでは対応ができることもあります。ただ犬歯を正しい位置に収めるためのスペースが必要なため、場合によっては歯を削るといった処置が必要になることもあります。また抜歯が必要なケースでは、部分矯正では対応が難しいと判断されるでしょう。

状態に合った治療を受けましょう

八重歯はお口のトラブルを引き起こしやすい歯並びです。八重歯は矯正治療で改善することができますが、八重歯や全体的な歯並び、骨格の状態によってできる治療法が限られてしまう場合があります。特に部分矯正は軽度の症例のみ対応できるため、八重歯の状態によっては部分矯正が難しい場合があります。

大切なのは、ご自身の歯並びに合った装置で治療を受けることです。まずは担当の先生に相談し、ご自身に合った治療法を選んで歯並びを改善させましょう。

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