もうすぐ春。3月、4月といえば、卒業式や入学式といったイベントのシーズンで、色々と準備が忙しい時期でもあります。しかし、ご自身の口元に目を向けたことはありますか?黄色い歯は、お顔全体の印象にも悪影響を与えてしまいがちです。では黄色くなった歯をすぐに白くする方法はあるのでしょうか。
黄色い変色は、主に着色汚れ
真っ白な歯は清潔感にあふれ、笑顔を引き立ててくれます。反対に、黄色い歯や茶色い歯は口元はもちろん、お顔全体の印象も下がってしまいがちです。目の前に2人いたとして、ひとりは白い歯、もうひとりは黄ばんだ歯の持ち主だった場合、どちらに良い印象を持つでしょうか?
黄色く変色した歯の原因は、主に着色です。毎日の飲食で、知らないうちに着色による汚れが付き、気が付けば歯の色が黄色っぽく変色していることは珍しくありません。水のように、色素を含まないものだけを口にしていると、着色はほぼありませんが、一般的に様々な食べ物や飲み物を口にしながら過ごすでしょう。
中でもコーヒーや紅茶、カレー、ミートソース、赤ワインなど着色しやすいものを好む方は、歯の色に影響を受けやすいと言えます。加えてタバコを吸う習慣がある方は、ヤニなど茶色い汚れが付着し、さらに歯の色をトーンダウンさせてしまいがちです。
このように、日常の飲食や嗜好品により、歯の色は知らず知らずトーンダウンしてしまうのです。
黄色い歯、すぐに白くする方法ってあるの?
「歯の色が汚くて気になる。でも春のイベントはもうすぐだからどうしよう」と心配になる方もいらっしゃることでしょう、では着色が目立つ歯をすぐに白くする方法はあるのでしょうか。
・歯のクリーニング
歯のクリーニングは、歯の表面に付いた着色を落とし、歯本来の色を取り戻す方法です。専用のペーストやブラシ、ラバーカップなどを用いて歯の表面の汚れを落とすことで、本来の歯の色がよみがえります。歯のクリーニングは年齢を問わないため、小さなお子さんからお年寄りまでどの年齢でも対応が可能です。施術も1日でできるので、歯医者で予約が空いていればその日で歯の色を復活させることが出来お勧めの方法です。
ただ、元々のご自身の歯の色以上に白くすることはできません。
・ホワイトニング
クリーニングだけでは物足らない、もっと白くしたい、という方は、歯のホワイトニングがお勧めです。ホワイトニング薬剤を使って歯を白くするため、ご自身の歯の色よりも白くすることが可能です。特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングは即効性があるため、一度の施術で一気にトーンアップも期待できます。
ただホワイトニングは全ての方ができるわけではありません。小さなお子さんや、成人でもお口の中の状態によってはホワイトニングができないこともあります。また被せものに対してはホワイトニングで白くすることは難しいというデメリットもあります。
なお黄色く変色した被せものを白くするには、セラミッククラウンなど被せものの再治療が必要になります。クリーニングやホワイトニングのように短期間で白くすることが難しいため、被せものの変色が気になる方は、余裕を持って歯科医師に相談しましょう。ご自身に合った方法とイベントに合わせ、白く清潔な歯で記念の日を迎えて下さいね。